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楽天トラベル不正アクセス、カードは危ない?260万件と86万件の中身

公開この記事は2026年10月27日時点の公表をもとにしています読む時間 約7分

文:プラスチックパレット株式会社 編集部

この記事でわかること

何が起きたの?楽天グループは2026年10月26日、楽天トラベルの「海外ホテル予約サイトの一部」と「多言語予約サイト」に、外の人による不正アクセスがあったと発表しました。2つは別々の事件です。海外ホテルの件は9月10日〜14日に入られ、2021年11月8日以降にそのページにログインした人が対象です(通知メール)。 カードは危ないの?漏れた可能性があるのは、カード番号の最初の部分と下4桁・名義・有効期限などです。番号の全部とセキュリティコードは含まれず、楽天は「この情報だけでは買い物やキャッシングはできない」としています。 今やることは?楽天からの個別の連絡を待ち、楽天を名乗るメールのリンクは開かない。カードの明細を一度見ておく。この2つで十分です。 次に見るところは?楽天トラベルのお知らせに続報が出るかどうかです。
海外ホテル予約の一部ページにログインした人の情報最大約260万件楽天グループの発表(2026年10月26日)・氏名・メールアドレス・電話番号など
数字のまとめ4つ
  • 最大約260万件 海外ホテル予約の一部ページにログインした人の氏名・メールアドレス・電話番号など
  • 最大約4万件 そのページから予約した人の予約情報など。うち最大約3万6千件はカード情報の一部も
  • 最大約86万件 多言語予約サイトにログインした人のメールアドレスと社内用の番号
  • 最大約3万6千件 予約した人のうち、カード会社を見分ける番号と下4桁、名義、有効期限、ブランドが対象

4つの数字はどれも楽天グループの発表(2026年10月26日)です。同じ人が重なっている可能性があり、足しても人数にはなりません。

楽天トラベルの「海外ホテル予約サイトの一部」と「多言語予約サイト」に、別々の不正アクセスがありました。漏れた可能性があるのは氏名・メールアドレス・電話番号などで、カード番号の全部とセキュリティコードは含まれていません。何が漏れて何が漏れていないか、今やることは何かを、楽天グループの発表と当社に届いた通知メールをもとに整理しました。

第1章

何が起きたの?

答え:楽天トラベルでは、9月と10月に別々の不正アクセスが見つかりました。どちらもシステムはもう直してあり、楽天は対象の人に順番に連絡するとしています。

「不正アクセス」とは、入ってはいけない人が、システムにこっそり入りこむことです。楽天グループの発表によると、今回は次の2つでした。

事件①事件②
場所海外ホテル予約サイトのうち、子会社のRakuten Travel Xchangeが動かしている一部のページ楽天トラベルの多言語予約サイト(英語・韓国語・中国語など)
見つけた日2026年9月10日(異常を検知)2026年10月20日(不正アクセスの可能性を検知)
直した日9月15日に原因を特定、9月16日にシステムを改修10月20日に原因を特定、10月21日にシステムを改修
対象:ログインした人最大約260万件最大約86万件
対象:予約した人最大約4万件―
対象:宿の従業員―最大約4万件

楽天は、セキュリティの専門チームが見張った結果、この2つのサイト以外では同じことは確認されていないとしています。また、この件が原因と考えられる二次被害(漏れた情報を使った悪用)も、発表の時点では確認されていないとしています。

いつ入られて、いつログインした人が対象か

楽天トラベルから届いた個別の通知メール(当社あて、10月26日17時34分)には、公式サイトのお知らせにない日付が書かれていました。

項目通知メールに書かれていたこと
不正アクセスがあった期間2026年9月10日〜9月14日
対象になる人2021年11月8日〜2026年9月14日の間に、当該ページにログインした人
メールが送られた人当該ページで検索・閲覧などをした人
当社あてのメールに書かれた項目氏名、メールアドレス、社内用の識別番号(パスワード、クレジットカード情報、住所などは含まれない)
個人情報保護委員会報告済み
問い合わせ通知メールへの返信で受け付ける

公式サイトのお知らせでは、ログインした人(最大約260万件)の項目に電話番号も入っています(公式発表)。通知メールには、届いた人ごとに対象の項目が書かれていると考えられるので(当社の見方)、自分あてのメールの一覧を見て確かめます。

つまり、約5年のあいだに一度でもこのページにログインした人が対象になりえます。何年も前に海外ホテルを予約しただけの人でも、メールが届くことがあります(当社の見方)。

海外ホテルの件は、行き先によって対象が分かれる

事件①の対象は、ヨーロッパ、アメリカ・カナダ、アジア・オセアニアの一部の国・地域のホテルです(公式発表)。韓国、台湾、香港、シンガポール、マカオは対象から外れています。タイ、ベトナム、フィリピン、インドネシア、米国(ハワイ、グアム、ロサンゼルス他)は、一部の地域が外れています。

楽天トラベルで国内の宿だけを予約している人は、今回の発表に出てくるサイトとは別のサイトを使っています(当社の見方)。それでも心配なときは、楽天からの個別の連絡があるかどうかで確かめます。

第2章

何が漏れて、何が漏れていないの?

答え:名前・メールアドレス・電話番号などは漏れた可能性があります。カード番号の全部、セキュリティコード、パスワード、パスポート、住所は含まれていません。

漏れた可能性がある
  • 氏名、メールアドレス、電話番号
  • 住んでいる国、社内用の番号
  • 予約したホテル名、予約金額(予約した人)
  • 一緒に泊まる人の氏名と住んでいる国(予約した人)
  • カードの一部:カード会社を見分ける番号と下4桁、名義、有効期限、ブランド(最大約3万6千件)
含まれていない
  • カード番号の全部
  • セキュリティコード(カード裏の3〜4桁)
  • パスワード
  • パスポートなどの身分証明書の情報
  • 住所

出典:楽天トラベル「海外ホテル予約サイトの一部ページならびに多言語予約サイトに関するお詫びとお知らせ」(2026年10月26日)。事件②は、ログインした人のメールアドレスと社内用の番号、宿の従業員のアカウント名・メールアドレス・社内用の番号です。

「カード下4桁」で何ができて、何ができないか

ネットで買い物をするには、ふつうカード番号の全部と、裏のセキュリティコードが要ります。今回はその2つが含まれていません。楽天も、対象の支払情報だけでは、買い物・旅行の予約・キャッシングなどの不正利用はできないとしています。

気をつけたいのは、別の使われ方です。下4桁や有効期限は、本物の会社からの連絡っぽく見せる材料になります(当社の見方)。たとえば「カード末尾1234のお客様へ」とメールに書かれていると、本物だと思ってしまいがちです。下4桁が合っていても、本物の証明にはなりません。

第3章

今やることは?

答え:①連絡はリンクではなく公式アプリで確かめる ②カードの明細を一度見る ③パスワードの使い回しをやめる。この3つです。

  1. 楽天からの連絡は、公式アプリやブックマークから確かめる
    楽天は、対象の人に順番に個別の連絡と注意のよびかけをするとしています。「お詫び」「補償」「確認してください」というメールやSMSが来ても、中のリンクは押さず、自分で開いた楽天トラベルのアプリやブックマークで同じお知らせがあるかを見ます。警察庁も、メールやSMSのリンクは見た目で本物かどうか見分けにくいとして、ブックマークや公式アプリから開くよう呼びかけています(公式発表)。当社に届いた楽天トラベルの通知メールには、ログインやカード番号の入力を求める案内はなく、楽天グループを装った不審な電話・メール・SMSに注意するよう書かれていました。
  2. カードの明細を一度見ておく
    今回の情報だけでは買い物できないとされていますが、念のため、利用明細に覚えのない利用がないかを見ておくと安心です(当社の見方)。あやしい利用があれば、カードの裏に書いてあるカード会社の番号に電話します。
  3. 同じパスワードを、ほかで使っていないか見直す
    今回、パスワードは対象に含まれていません(公式発表)。それでも、楽天IDと同じパスワードをほかのサービスでも使っているなら、別々のものに変えておくと安心です。IPAは、サービスごとに違うパスワードを使うようすすめています。

楽天トラベルの専用の問い合わせ先は、事件①がメール(travel-support@faq.rakuten.co.jp)、事件②が多言語サイトの問い合わせフォームです(公式発表)。この連絡先も、楽天トラベルのお知らせのページを自分で開いて確かめてから使います。

第4章

楽天会員1億件の話と同じなの?

答え:10月初めに報じられた「楽天会員1億100万件」は投稿者の主張で、漏えいは確認されていませんでした。今回の楽天トラベルの件は、楽天が自分で発表した不正アクセスです。

10月4日ごろ、楽天の会員情報だとする約1億100万件のデータを売るという投稿が見つかったと報じられました。このとき楽天グループは、取材に対して漏えいの事実は確認されていないと答えていました(報道)。

今回の楽天トラベルの件は、楽天グループが公式サイトで発表した、別の不正アクセスです。発表の中で、1億件の投稿との関係には触れていません。2つを同じ事件として扱わないのが当社の見方です。

家でできること

  • 楽天からの連絡は、公式アプリやブックマークから確かめる
  • カードの明細を一度見ておく
  • 同じパスワードを、ほかで使っていないか見直す

よくある質問

楽天トラベルで国内の宿を予約しました。対象ですか

楽天は、不正アクセスがあったのは海外ホテル予約サイトの一部のページと多言語予約サイトで、それ以外のサイトでは同じことは確認されていないとしています(2026年10月26日の発表)。対象の人には楽天から順に個別の連絡があります。

楽天トラベルから「不正アクセス」のメールが届きました。本物ですか

当社に届いた通知メールは、2021年11月8日から2026年9月14日の間に海外ホテル予約の当該ページにログインした人が対象で、問い合わせはメールへの返信で受け付けるとしていました。ログインやカード番号の入力を求める内容はありませんでした。リンクを押して入力させようとするメールは、本物かどうかを公式アプリやブックマークで確かめます。

クレジットカードは止めたほうがいいですか

楽天は、対象の支払情報はカード会社を見分ける番号と下4桁・名義・有効期限・ブランドで、番号の全部とセキュリティコードは含まれず、この情報だけでは買い物やキャッシングはできないとしています。止めるかどうかは、明細に覚えのない利用がないかを見て、心配ならカード会社に相談して決めます。

パスワードは変えたほうがいいですか

楽天の発表では、パスワードは対象の情報に含まれていません。ただ、同じパスワードを他のサービスでも使っているなら、別々のものに変えておくと安心です。変えるときは、メールのリンクではなく公式アプリやブックマークから開きます。

260万件と86万件と4万件を足すと何人ですか

人数は出せません。どの数字も「最大」で、同じ人が重なっている可能性があり、重なりは公表されていません。単純に足すと約350万件になりますが、それは人数ではありません。

10月に報じられた楽天会員1億件の話と同じですか

別の話です。1億件はデータを売ろうとする投稿者の主張で、楽天グループは漏えいの事実は確認されていないと答えていました(報道)。今回の楽天トラベルの件は、楽天が自分で発表した不正アクセスです。

なぜプラスチックパレット株式会社がこの記事を書いているのですか。

当社はプラスチックパレットなどの物流資材を扱う会社です。今回は当社にも楽天トラベルから通知メールが届きました。同じメールを受け取った方が、何が漏れて何をすればよいかを落ち着いて確かめられるよう、楽天グループの発表と届いたメールをもとに整理しています。

この記事の作り方 生成AIを使って公式発表や公的機関の資料を集めて下書きし、数字や引用を出典と照らし合わせたうえで、当社の責任で公開しています。

この記事に出てきた言葉4語
不正アクセス
入ってはいけない人が、システムにこっそり入りこむことです。
二次被害
漏れた情報を使った悪用のことです。楽天は、発表の時点では確認されていないとしています。
セキュリティコード
カード裏の3〜4桁の数字です。ネットで買い物をするときにふつう必要になり、今回は含まれていません。
多言語予約サイト
英語・韓国語・中国語などで予約できる、楽天トラベルのサイトです。
出典・エビデンス一覧5件(公的機関2・報道や企業3)

各社と公的機関の資料

  1. 公式楽天トラベル「海外ホテル予約サイトの一部ページならびに多言語予約サイトに関するお詫びとお知らせ」(2026年10月26日)|2つの事件の日付、対象件数、対象の情報と含まれない情報、対象エリア、不正利用はできないこと、個別連絡、問い合わせ先。
  2. 公式楽天トラベル カスタマーサポートから当社に届いた個別の通知メール(2026年10月26日17時34分、送信元 www@mail.travel.rakuten.co.jp)|不正アクセス期間(9月10日〜14日)、対象者(2021年11月8日〜2026年9月14日にログイン)、当社あての項目、個人情報保護委員会への報告、返信での問い合わせ。リンクは公式のお知らせのページです。
  3. 公式警察庁「フィッシング対策」|リンクは見た目で見分けにくい、ブックマークや公式アプリから開く。
  4. 公式IPA(情報処理推進機構)「チョコっとプラスパスワード」|サービスごとに違うパスワードを使う。

報道

  1. 報道INTERNET Watch「楽天トラベルで2件の不正アクセス、海外ホテル予約サイト・多言語予約サイトで合計最大約350万件の個人情報が対象に」(2026年10月26日)|発表内容の報道。単純に足すと約354万件になるという整理。
  • ※件数・項目は楽天グループの発表(2026年10月26日)にもとづきます。調査が進むと変わる可能性があります。
  • ※「当社の見方」と書いた部分は、公表資料をもとにした当社の整理です。
  • ※被害が疑われるときは、楽天トラベルの窓口、カード会社、警察、消費生活センター(188)に相談してください。
  • ※本記事は情報提供を目的としたもので、特定の判断を推奨するものではありません。

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