2026年の調達ガイド / 食品・日用品

食品や日用品はどう変わった? 値上げを中身と容器の4つの型で整理|カルビー・花王・ホルムズ海峡

同じ「値上げ」でも、理由は品目ごとに違います。牛乳は飼料と紙パック、洗剤は中身も容器もナフサ由来、紙おむつはパルプと包装材です。この違いが分かると、次に何が上がりそうかも見えてきます。本記事は4つの型の要点と時系列・一覧、2026年8月〜9月の動きを短くまとめ、詳しい内容は個別記事46本へご案内します。

初版公開 最終更新 収録記事 46本 対象の分野 6 次回更新目安 2026年10月中旬
3分でわかる要点
  • 2026年7月に値上げされた食品は2,566品目で、そのうち中東情勢を理由とするものは24.7%、およそ4品目に1品目でした。残る4分の3は、物流費・人件費・原材料の相場など別の理由で動いています。
  • 値上げの理由は品目ごとに違います。本記事では、中身と容器のどちらが主な理由かで品目を4つの型に分けます。型が分かれば、見るべき指標が穀物の相場か、樹脂の相場か、パルプの価格かが決まります。
  • 9月の食品値上げは4,923品目で、前年9月の約3倍でした(帝国データバンク、8月31日公表)。カルビーのポテトチップス・じゃがりこや、包装資材の値上がりを理由にした日清食品冷凍の冷凍食品も、9月1日納品分納品分・出荷分価格改定がいつの分から適用されるかの基準です。納品分は取引先に届いた日、出荷分は工場を出た日を基準にします。基準の違いで、すでに発注した分が新価格になるかどうかが変わります。から改定されています。
  • 8月の消費者物価(総務省、9月18日公表)では、生鮮食品を除く食料が前年同月比+2.7%と7月の+3.0%より伸びが小さくなる一方、洗濯用洗剤は+10.9%でした。9月にはナフサナフサ原油を精製して得られる粗製ガソリンです。ポリエチレン・ポリプロピレン・ポリスチレン・PETなど、容器包装に使う樹脂の出発原料にあたります。国の備蓄制度の対象外です。のスポットが前月比+17.22%と再び上がり、円は7月31日の協調介入以降、高い方向に振れています。
  • 容器は値段だけでなく、供給の問題にもなりました。牛乳・調味料・菓子・アイス・食品包装・洗剤・紙おむつ・手袋・ギフトの詳しい内容は個別記事46本にあります。下の「このまとめの記事を探す」から、気になる品目の記事を探して読めます。

こんな方へ ── まず読むところ

24
収録記事本数
(専門版+やさしく解説版)
2,566
食品の値上げ品目数
(2026年7月)
24.7%
「中東情勢」を要因とする
値上げの割合(2026年7月)
4型
中身と容器による
品目の分類数

CHAPTER 01中東情勢が食卓と日用品に届く3つの道すじ

2026年の値上げは「食品値上げ」とひとまとめに報じられますが、家計や仕入れで役に立つのは、その値上げがどの道すじから来たのかを見分けることです。7月の食品値上げ2,566品目のうち中東情勢を理由とするものは24.7%で、残る4分の3は物流費・人件費・原材料そのものの相場で動いています。すべてを中東情勢のせいにすると、実際の姿を見誤ります。

  • 容器・包装材の道すじ:いちばん直接的な道すじです。食品トレー、PETボトル、詰め替えパウチ、外装フィルムはナフサ(原油からつくる石油化学の原料)由来の樹脂でできていて、牛乳の紙パックも内側のコーティングにナフサ由来の素材が使われています
  • 中身そのものの道すじ:洗剤・シャンプーの界面活性剤界面活性剤水と油をなじませる働きを持つ物質です。洗剤・シャンプーの洗う力を担う主な成分で、原料の酸化エチレンはナフサ由来です。(汚れを落とす成分)や、ニトリル手袋の合成ゴムは、原料がナフサ由来です。食品では少なく、生活用品で中心になります
  • エネルギー・輸送の道すじ:製造の燃料費、冷蔵・冷凍の電気代、配送の燃料です。どの品目にも効きますが、国内の物流事情や人件費と重なるため、切り分けにくい道すじです

本記事が扱うのは加工食品と生活用品(菓子・アイス、調味料、牛乳・乳製品・卵、食品包装、洗剤・シャンプー、紙おむつ、衛生用品、ギフト)で、つくる段階ではなく加工と包装の段階に目を向けています。コメ・食肉・野菜・果物は、肥料と飼料の面も含めて農業・肥料まとめ2026、コメや野菜の値段がなぜ上がるのかを4つの経路で|JA全農・尿素で扱っています。

CHAPTER 02原油が店頭の値段になるまで、6つの段階と2〜6ヶ月のずれ

上流の値動きが店頭の値段に表れるまでには、いくつかの段階と時間のずれがあります。

段階内容
1. 原油の調達・海上輸送ホルムズ海峡ホルムズ海峡ペルシャ湾とオマーン湾を結ぶ海峡です。世界の海上の原油輸送の大切な通り道で、通れるかどうかが原油とナフサの調達に直結します。の通航状況が原油の調達のしやすさを左右します。2026年2月28日の事実上の封鎖、7月12日の再閉鎖がこの段階にあたります。
2. 精製・ナフサ生産原油を精製してナフサを取り出します。ナフサは国の備蓄制度の対象外のため、民間の在庫の量が供給の余力を決めます。
3. エチレン・樹脂・化学品の製造ナフサクラッカーナフサクラッカーナフサを高温で分解し、エチレン・プロピレンなどを取り出す設備です。石油化学コンビナートの中心で、動き具合が下流の樹脂と化学品の供給を左右します。(ナフサを熱で分解する設備)でエチレンなどを取り出し、ポリエチレン・ポリプロピレン・ポリスチレンポリスチレン食品トレーや卵パックの主な原料になる樹脂です。発泡させた発泡ポリスチレン(PSP)と、透明性の高いものに大きく分かれます。・PETといった樹脂や、界面活性剤の原料になる酸化エチレンがつくられます。
4. 容器・包装材・中身の製造樹脂から食品トレー、ボトル、フィルムが成形されます。同時に、化学品から界面活性剤などがつくられます。ここで容器と中身の道すじが分かれます。
5. 食品・日用品メーカーでの製造中身をつくり、容器に詰めます。ここで両方のコストが合わさります。メーカーの価格改定は、この段階のコストをもとに決まります。
6. 流通・店頭卸を通って小売の棚に並びます。メーカーの希望小売価格希望小売価格メーカーが目安として決める小売価格です。実際の店頭価格は小売各社が決めるため、改定率がそのまま店頭に反映されるとは限りません。が改定されても、実際の店頭価格は小売各社が決めるため、改定率がそのまま反映されるとは限りません。

原油の調達から店頭に製品が並ぶまで、ふつう2〜6ヶ月かかります。上流の指標がよくなっても下流の値段がすぐに下がらないのも、上流で新しい値動きが起きたときに店頭に届くのが数ヶ月後になるのも、この時間のずれのためです。

CHAPTER 032026年2月〜9月、食品・生活用品の出来事(時系列)

加工食品と生活用品の値段や供給にかかわった出来事を、日付順に並べました。国際情勢そのものの全体像は、上位のまとめ記事イラン情勢まとめ2026、なぜガソリンや食品の値段に響くのかを時系列で整理|米国・湾岸4カ国をご覧ください。

時期出来事関係する経路
2026-02-28 ホルムズ海峡が事実上封鎖 全経路の起点
2026-04-01 日本触媒が界面活性剤の原料となる酸化エチレンの値上げを出荷分から実施/大王製紙が家庭用・業務用紙製品の一部を10%以上改定 中身・紙製品
2026-04-17 三菱ケミカルグループが酸化エチレンなどの値上げを発表(5月1日納入分から、1kgあたり130円以上) 中身(洗剤・シャンプー)
2026-05-01 ミツカンが納豆19品の価格改定を発表。同日、ナフサ供給不安による容器・包装資材の調達困難で4商品の一時販売休止一時販売休止供給の事情で、製品の出荷を一時的にやめることです。価格改定と違って予算では対応できず、在庫や代わりの商品の確保が必要になります。を公表 容器(供給制約)
2026-05-12 日本製紙が飲料用紙パック飲料用紙パック牛乳・ジュースなどに使う紙の容器です。紙だけではなく、内側に水を防ぎ品質を保つためのコーティングをした複合材で、その素材はナフサ由来です。を7月1日納入分から10%以上値上げすると発表 容器(牛乳・飲料)
2026-05-15 花王が取引先の小売企業などに価格見直しの意向を伝え始めたと報道 中身+容器(洗剤)
2026-05-20 食品トレー業界5社が20〜30%の価格改定を実施 容器(食品全般)
2026-05 ユニ・チャームが紙おむつ・生理用品を中心に主力商品を7月以降順次数%値上げする方針を公表 衛生用品
2026-06-01 食品・建材・タイヤ・医薬品など主要30品目で価格改定 複合
2026-06-01 キッコーマン食品が醤油・つゆ類など291品の価格改定を発表(9月1日納品分から) 中身+容器(調味料)
2026-06 アイス大手6社のカルテル疑惑の報道。便乗値上げの可能性も議論に 菓子・アイス
2026-07 食品の値上げが2,566品目に。うち中東情勢が理由のものが24.7% 複合
2026-07-12 ホルムズ海峡が再閉鎖 全経路の起点
2026-07-31 日米が協調介入を実施。為替は円高の方向へ 輸入原料・輸入資材の円建てコスト
2026-08-03 ドル円が155.22円 輸入原料・輸入資材の円建てコスト
2026-08-05 花王が決算説明資料で、第3四半期以降に表れる原材料価格の上昇に価格転嫁価格転嫁原材料などのコストの上昇分を、製品の販売価格に上乗せすることです。第4章の花王の決算資料で使われている言葉です。でも対応する方針を示す 中身+容器(洗剤)
2026-08-31 帝国データバンクが9月の食品値上げは4,923品目(前年9月の約3倍)、10月は3,033品目の見通しと公表 複合
2026-09-01 カルビー(ポテトチップス7品・じゃがりこ18品)、日清食品冷凍(冷凍食品の一部を約5〜21%)の改定が納品分から始まる 中身(菓子)/容器(冷凍食品)
2026-09-08 サウジアラビアの石油施設が攻撃を受け73人が負傷 全経路の起点
2026-09-10 ブレントが109.09ドル。ナフサのスポットが871.17ドル/トン(前月比+17.22%) 容器・包装材/中身(ナフサ由来)
2026-09-11 日本銀行が8月の企業物価指数を公表。化学製品が前年比+13.9%、石油石炭製品が同+14.7% 容器・包装材/製造工程の燃料費
2026-09-13週 税関長公示レートが158.81円。8月2日週の163.16円から4.35円の円高(当社計算) 輸入原料・輸入資材の円建てコスト
2026-09-18 総務省が8月の消費者物価を公表。生鮮食品を除く食料が前年同月比+2.7%、洗濯用洗剤が+10.9% 複合

4月から5月にかけて上流(酸化エチレン、紙パック、食品トレー)の改定が集中し、6月以降に最終製品(調味料、洗剤、紙おむつ)の改定が続きました。上流から下流へ、1〜3ヶ月の間隔で伝わっていることが分かります。8月〜9月の動きは第4章に、原油・ナフサと為替が反対の方向に動いた局面の型ごとの効き方は第6章にまとめています。

CHAPTER 042026年8月〜9月の動き

7月12日の再閉鎖のあと、8月から9月28日までに公表された資料のうち、食品と日用品の値段にかかわるものを、2026年9月29日に当社が読んだ範囲でまとめました。値上げの調査、会社の発表、物価の統計は種類の違う資料なので、分けて書いています。

9月の食品値上げは4,923品目、今年いちばん多い月に

帝国データバンクの「食品主要195社」価格改定動向調査(8月31日公表)の数字です。

項目内容
9月の値上げ品目数4,923品目(前年9月は1,467品目で、約3倍)
平均値上げ率値上げ1回あたり月平均11%
9月の分野別調味料1,959品目、加工食品1,848品目(冷凍食品・チルド食品・すり身製品など)、酒類・飲料466品目、乳製品278品目(前年同月から倍増)、菓子272品目
10月の見通し3,033品目
2026年の合計1〜11月の判明分で19,083品目
値上げの理由(複数回答)原材料高90.7%、エネルギー65.1%、中東情勢27.8%

同じ調査は「中東情勢の悪化に伴う原油供給の混乱で、インクや食品フィルム、トレー類など石油由来の資材高が始まった」と書いています。値上げの理由の「中東情勢」27.8%が、第1章などで使っている7月の24.7%と同じ範囲の集計かどうかは当社では確認できていないため、2つを並べて比べることはしていません。

10月の食品値上げは3,153品目、9月に次いで今年2番目に多い月に

帝国データバンクの「食品主要195社」価格改定動向調査(2026年9月30日公表)の数字です。

項目内容
10月の値上げ品目数3,153品目(9月の4,965品目に次いで、2026年で2番目に多い月)
平均値上げ率値上げ1回あたり月平均10%
10月の分野別酒類・飲料1,399品目(いちばん多い分野)、調味料820品目
11月の判明分1,469品目(9月30日公表の時点)
2026年の合計1〜12月の判明分で20,187品目

9月の品目数は、8月31日公表の調査では4,923品目でしたが、9月30日公表の調査では4,965品目と書かれています。上の表は9月30日公表の数字です。帝国データバンクは、単月で2か月続けて3,000品目を超えたのは2023年6〜7月以来だとしています。

9月1日から始まった主な改定と、会社が挙げた理由

会社始まり内容会社が挙げた理由
カルビー2026年9月1日納品分から順次(一部は10月5日から)ポテトチップス7品(店頭の想定改定率5〜10%程度)・じゃがりこ18品(同3〜10%程度)。ポテトチップス3品は内容量を変更「原材料価格の上昇等」(5月14日発表)
日清食品冷凍2026年9月1日納品分から冷凍のラーメン・パスタ・和風麺・焼そば・米飯・惣菜の一部を約5〜21%「製品に使用する包装資材の価格高騰に加え、エネルギー費や物流費も上昇」(6月8日発表)
キッコーマン食品2026年9月1日納品分から醤油・つゆ類など291品物流費、人件費、製造設備費、原材料費、包装材料費の上昇(6月1日発表)

カルビーのお知らせは理由を「原材料価格の上昇等」とし、包装やナフサには触れていません。一方、日清食品冷凍は包装資材の値上がりを最初に挙げています。同じ9月の値上げでも、会社が挙げる理由は分かれます。

花王:原材料の値上がりは「2〜3か月遅れ」で効く

花王は8月5日の決算説明資料で、「調達価格は、2〜3か月遅れで損益に影響」するとし、第3四半期(7〜9月)以降に表れる原材料価格の上昇に、高付加価値化やコスト削減の取り組み(TCR)に加えて価格転嫁で対応する方針を示しました。どの品目を、いつ、何%改定するかは、当社が確認した範囲(同じ資料と、同社通販サイト My Kao Mall の7月1日のお知らせ)には書かれていません。

8月の消費者物価:食料の伸びは小さくなり、洗剤は+10%台

総務省の消費者物価指数消費者物価指数(CPI)家計が買うモノやサービスの値段の動きを表す、総務省の統計です。第4章の数字は2025年を100とする基準で、前年の同じ月と比べた上がり方を示しています。(全国、2026年8月分、2025年基準、9月18日公表)の前年同月比です。総合は+1.9%、生鮮食品を除く総合は+1.7%でした。

品目2026年8月2026年7月
食料+3.1%+3.5%
生鮮食品を除く食料+2.7%+3.0%
菓子類+5.0%+6.1%
油脂・調味料+5.5%+6.5%
家事用消耗品+10.1%—
洗濯用洗剤+10.9%—
ポテトチップス+10.6%—

「—」は、当社が7月の値を確かめていない品目です。9月の値上げ品目数は増えましたが、8月の消費者物価では食料の伸びが7月より小さくなりました。値上げの品目数と物価の伸び率は別の物差しで、発表・実施から店頭の値段に表れるまでにも時間のずれがある(第2章)ため、同じ線の上では比べられません。家事用消耗品(+10.1%)と洗濯用洗剤(+10.9%)は、食料より高い伸びでした。洗剤は、中身も容器もナフサ由来の型2にあたります(第5章)。

原油:8月の月平均は90.9ドル

世界銀行の月次統計(Pink Sheet 2026年9月号)では、8月のブレント原油の月平均は90.9ドル/バレルでした。第3章の9月10日の109.09ドルは1日の値で、月平均とは別の指標です。原油・ナフサの再上昇と円高が4つの型にどう効くかは、第6章にまとめています。

確認できていないこと

  • 花王の家庭用品の、具体的な改定品目・改定率・実施日
  • ミツカンの納豆4商品の一時販売休止のその後(再開の日付と対象を、当社の閲覧では確かめられていません)
  • 7月下旬〜9月に、食品トレーや包装フィルムのメーカーが新しい価格改定を発表したかどうか
  • 帝国データバンクの10月分の調査(9月28日時点では公表前)

CHAPTER 05値上げの理由を、中身と容器で4つの型に分ける

「食品・日用品の値上げ」を、中身の原料と容器の原料がそれぞれ何からできているかで分けると、4つの型になります。型が分かれば、次の値上げを読むために見るべき指標が決まります。

型中身の原料容器・包装該当する品目見るべき指標
型1
中身=農産物
穀物・農産物 ナフサ由来 牛乳・乳製品・卵、醤油・味噌・食用油、菓子・アイス 穀物相場と為替、および樹脂市況の両方
型2
中身=ナフサ由来
ナフサ由来 ナフサ由来 洗剤・シャンプー、台所用洗剤 ナフサ価格と界面活性剤原料メーカーの改定
型3
中身=パルプ
木材・パルプ ナフサ由来 紙おむつ、トイレットペーパー、ティシュー パルプ価格と原燃料費、包装フィルムの樹脂市況
型4
製品自体がナフサ由来
製品そのものが合成樹脂・合成ゴム 容器と一体、または包装のみ ニトリル手袋、食品トレー、ラップ、レジ袋 ナフサ価格と樹脂メーカーの改定
  • 型1は打ち消し合うことがあります:穀物と樹脂は別々の相場で動きます。牛乳では飼料が上がり続ける一方で、2026年度の飲用乳価は据え置きになりました。食用油の値上げの主な理由は、メーカーの説明では中東情勢ではなく米国のバイオ燃料政策です
  • 型2は打ち消しが働きにくい型です:中身も容器も同じナフサが出発点なので、上流が動けば両方が同じ方向に動きます。そのぶん、上流の指標が先の値動きを読む手がかりとして素直に使えます
  • 型3は別の要因が主役です:パルプの価格と原燃料費が中心で、ナフサの影響は包装材に限られます。例外は紙おむつの高吸水性樹脂(SAP)高吸水性樹脂(SAP)自分の重さの数百倍の水分を吸う樹脂です。紙おむつの吸収体に使われます。パルプと組み合わせて使うため、紙おむつは木材由来とナフサ由来の両方の材料でできています。で、この部分はナフサ由来です
  • 型4は上流の値動きがいちばん素直に届きます:加工の段階をはさまないため、樹脂の改定から製品の改定までの時間のずれがいちばん短い型です。2026年5月の食品トレーの20〜30%の改定がこの型にあたります
⚠ 型を取り違えると、見通しを誤ります

「原油が下がったから食用油も下がる」(食用油は型1で、中身は米国のバイオ燃料政策で動きます)、「穀物が落ち着いたから洗剤も下がる」(洗剤は型2で、穀物とは関係なくナフサで動きます)という読み方は、どちらも誤りです。品目がどの型かを確かめてから、対応する指標を見てください。

CHAPTER 06原油の再上昇と円高は、4つの型にどう効くか(2026年8月〜9月)

8月から9月は、上流と為替が反対の方向に動いた2か月でした。原油とナフサは再び上がり、円は7月31日の協調介入を境に高い方向へ振れました。

時期出来事食品・生活用品への意味
2026-07-31日米が協調介入を実施円高の方向へ。輸入する穀物・パルプ・樹脂の円建てのコストを押し下げる材料
2026-08-03ドル円が155.22円7月23日の163.80円から約8.6円の円高
2026-09-08サウジアラビアの石油施設が攻撃を受け73人が負傷産油国側の供給の制約が実際に表面化
2026-09-10ブレントが109.09ドル。9月8日の97.92ドルから上昇7月23日以来の100ドル超え
2026-09-10ナフサのスポットが871.17ドル/トン(前月比+17.22%)容器・包装材と界面活性剤の出発点が1か月で17%上昇
2026-09-11日本銀行が8月の企業物価指数を公表。化学製品が前年比+13.9%、石油石炭製品が同+14.7%容器側の上昇と、製造・冷蔵・配送の燃料費の上昇を統計で確認
2026-09-13週税関長公示レートが158.81円8月2日週の163.16円から4.35円の円高(当社計算)

4つの型は、この局面でどう分かれるか

原油とナフサの上昇は容器の側に、円高は輸入する原料の側に効くため、中身が何からできているかで、打ち消し合うかどうかが決まります。

型上流(ナフサ+17.22%)の効き方円高(4.35円)の効き方差し引き
型1
牛乳・調味料・菓子
容器・包装材だけに効きます 輸入する穀物・植物油の円建てのコストを押し下げます 打ち消しが働きます
型2
洗剤・シャンプー
中身(界面活性剤)と容器の両方に効きます 輸入分にだけ働き、国内生産分には届きません 打ち消しが働きにくくなります
型3
紙おむつ・紙製品
包装材とSAPに効きます。製造工程の燃料費にも効きます 輸入パルプの円建てのコストを押し下げます 一部が打ち消されます
型4
食品トレー・ラップ・手袋
製品そのものに効きます。加工の段階をはさみません 輸入品にだけ働きます 打ち消しがいちばん小さくなります

日本銀行が2026年9月11日に公表した8月の企業物価指数では、輸入物価の前月比が円ベースで−3.0%、契約通貨ベースで−1.0%で、差の2.0ポイントが円高による押し下げ分にあたります(当社計算)。ただし前年比では円ベース+24.8%、契約通貨ベース+16.7%で、差は+8.1ポイントと逆向きです(当社計算)。どの期間で見るかによって、プラスとマイナスが入れ替わります。

9月のナフサの上昇が容器のコストとして製品の値段に表れるとすれば、第2章の時間のずれから年末から翌春にかけてです。見積書や価格改定の通知にまだ含まれていないことは、影響がないことを意味しません。また米エネルギー情報局(EIA)が示していた2026年下期の原油見通しは約90ドルで、実勢の104〜109ドルとは14〜19ドルの開きがあります(当社計算)。見通しを前提に組んだ下期の予算は、この差の分だけ少なすぎる可能性があります。8月〜9月に公表された食品・日用品の値上げと物価の数字は、第4章にまとめています。

CHAPTER 072026年の変化、値上げの理由が原料から容器へ

2026年の変化は、値上げの量ではなく理由の中身にあります。2026年7月時点では、食品の値上げ品目数は前年から大きく減るペースで進む一方、値上げの理由では包装・資材を挙げる割合が上がり、2023年以降で最高のペースになりました。分野別では調味料の値上げ品目数がいちばん多く、キッコーマン食品は2026年6月1日発表の改定で、物流費・人件費・製造設備費・原材料費と並べて包装材料費の上昇を理由に挙げました。

容器は値段の問題から、供給の問題にもなりました。ミツカンは2026年5月1日、納豆19品の価格改定と同時に、ナフサの供給不安で容器・包装資材の安定した調達が難しくなったとして、4商品の一時販売休止を公表しました。値上げは予算の問題、販売休止は在庫と代わりの商品の問題で、備え方が違います。

紙に替えれば済む話でもありません。日本製紙は2026年5月12日、飲料用紙パックを7月1日納入分から10%以上値上げすると発表しました。内側のコーティングにナフサ由来の素材が使われているためで、いくつかの素材を組み合わせた容器では、複数の原料の相場を同時に見る必要があります。

本章は2026年7月時点の内容です。その後、9月の食品値上げは4,923品目と前年9月の約3倍になりました(帝国データバンク、第4章)。上流と為替の動きは第6章にまとめています。

CHAPTER 08分野ごとの要点と詳しい記事

分野ごとの要点を2〜3行にまとめ、詳しい内容は個別記事へご案内します。キーワードで探すときは、ページ上部の「このまとめの記事を探す」が便利です。

分野B / 乳製品・調味料
牛乳・乳製品・卵/調味料

牛乳は配合飼料配合飼料とうもろこし・大豆かすなどを混ぜた家畜のえさです。日本は原料の多くを輸入に頼るため、国際相場と為替、海上運賃の影響を直接受けます。・紙パック・卵パックの3つ、調味料は原料の相場と容器のコストの2つに分けて見ています。どちらも中身は農産物、容器はナフサ由来です(型1)。

分野D / 包装
食品包装・容器
分野E / 日用品
日用品・衛生用品

洗剤とシャンプーは中身も容器もナフサ由来です。ニトリル手袋は製品そのものが合成ゴム由来で、医療・介護・食品加工の現場に直接かかわります。紙おむつは高吸水性樹脂の供給がポイントです。

分野I / 防災・レジャー・サービス
防災・レジャー・クリーニング

CHAPTER 09家計と仕入れで使える5つの見方

  • 品目の型を確かめてから指標を見る:型が分かれば、追う指標が穀物の相場か、樹脂の相場か、パルプの価格かが決まります。原油の値段ひとつで全部の品目を読むと、食用油のように主な理由が別にある品目で判断を誤ります
  • 改定通知の「理由」と「いつの分から」を読み分ける:「原材料費」と「包装材料費」のどちらが挙げられているかが次の改定の手がかりになり、2026年は両方を並べる通知が増えています。「出荷分」か「納品分」かで、発表の前に発注した分が旧価格になるか新価格になるかが変わります
  • 値上げへの備えと、供給停止への備えを分ける:供給停止は予算では解決できません。容器の部材が多い商品ほど供給が止まるおそれが高いという目で、扱う品目を仕分けておくと役立ちます
  • 改定の時期のずれを計画に入れる:食用油が6月、紙パックが7月、調味料が9月と、品目ごとに時期がずれます。品目を分けて、改定が始まる月を入れた見積もりにすると、下半期の負担の増え方を小さく見積もらずに済みます
  • 見ておきたい指標:ナフサの価格と国内のエチレン工場の稼働状況(型2・型4)、樹脂・容器メーカーの改定発表(全部の型)、界面活性剤の原料メーカーの改定発表(型2)、穀物・植物油の国際相場と為替、米国の燃料政策(型1)、パルプの価格と原燃料費(型3)、食品値上げの調査の理由別の内訳

「いつの分から新価格になるか」の考え方は価格改定の適用基準日と価格転嫁2026で詳しく扱っています。2026年8月〜9月の値上げと物価の数字は第4章に、上流の指標と為替は第6章にまとめました。当社では食品容器・再生材についてのご相談も承っています。

用語集16語
ナフサ
原油を精製して得られる粗製ガソリンです。ポリエチレン・ポリプロピレン・ポリスチレン・PETなど、容器包装に使う樹脂の出発原料にあたります。国の備蓄制度の対象外です。
ナフサクラッカー
ナフサを高温で分解し、エチレン・プロピレンなどを取り出す設備です。石油化学コンビナートの中心で、動き具合が下流の樹脂と化学品の供給を左右します。
界面活性剤
水と油をなじませる働きを持つ物質です。洗剤・シャンプーの洗う力を担う主な成分で、原料の酸化エチレンはナフサ由来です。
高吸水性樹脂(SAP)
自分の重さの数百倍の水分を吸う樹脂です。紙おむつの吸収体に使われます。パルプと組み合わせて使うため、紙おむつは木材由来とナフサ由来の両方の材料でできています。
ポリスチレン
食品トレーや卵パックの主な原料になる樹脂です。発泡させた発泡ポリスチレン(PSP)と、透明性の高いものに大きく分かれます。
多層フィルム
性質の違う樹脂を重ねたフィルムです。酸素や光をさえぎる層、熱でくっつく層などを組み合わせ、保存性と加工のしやすさを両立させます。
飲料用紙パック
牛乳・ジュースなどに使う紙の容器です。紙だけではなく、内側に水を防ぎ品質を保つためのコーティングをした複合材で、その素材はナフサ由来です。
配合飼料
とうもろこし・大豆かすなどを混ぜた家畜のえさです。日本は原料の多くを輸入に頼るため、国際相場と為替、海上運賃の影響を直接受けます。
生乳取引価格
酪農家から乳業メーカーが生乳を買い取る価格です。生産者団体と乳業各社の交渉で年度ごとに決まるため、年度の途中の変化は次の交渉まで反映されません。
希望小売価格
メーカーが目安として決める小売価格です。実際の店頭価格は小売各社が決めるため、改定率がそのまま店頭に反映されるとは限りません。
納品分・出荷分
価格改定がいつの分から適用されるかの基準です。納品分は取引先に届いた日、出荷分は工場を出た日を基準にします。基準の違いで、すでに発注した分が新価格になるかどうかが変わります。
実質値上げ
値段をそのままにして内容量を減らし、1グラムあたりなどの値段を実質的に上げることです。店頭の値段が変わらないため気づかれにくい値上げです。
一時販売休止
供給の事情で、製品の出荷を一時的にやめることです。価格改定と違って予算では対応できず、在庫や代わりの商品の確保が必要になります。
ホルムズ海峡
ペルシャ湾とオマーン湾を結ぶ海峡です。世界の海上の原油輸送の大切な通り道で、通れるかどうかが原油とナフサの調達に直結します。
消費者物価指数(CPI)
家計が買うモノやサービスの値段の動きを表す、総務省の統計です。第4章の数字は2025年を100とする基準で、前年の同じ月と比べた上がり方を示しています。
価格転嫁
原材料などのコストの上昇分を、製品の販売価格に上乗せすることです。第4章の花王の決算資料で使われている言葉です。
出典・エビデンス一覧32件

このまとめで使った統計・会社の発表・関連するまとめ記事です。

統計・調査

  • 2026年7月の食品値上げ2,566品目、うち「中東情勢」を要因とするものが24.7%という数値は、本記事の第8章に収めた当社記事「7月の食品値上げ2566品目、『中東情勢』要因が24.7%に達した2026年の構造変化」で一次情報を確認しています
  • 帝国データバンク「食品主要195社価格改定動向調査」値上げ要因としての「包装・資材」の推移、および分野別の値上げ品目数

メーカー公式発表

  • 三菱ケミカルグループ 2026年4月17日発表。界面活性剤の原料となる酸化エチレンなどを2026年5月1日納入分から値上げ(酸化エチレンは1キログラムあたり130円以上)
  • 日本触媒 2026年4月1日出荷分から酸化エチレンの値上げを実施
  • 日本製紙 2026年5月12日発表。飲料用紙パックを2026年7月1日納入分から10%以上値上げ
  • 大王製紙 一部の家庭用・業務用紙製品を2026年4月1日納品分から10%以上改定
  • ユニ・チャーム 2026年5月、紙おむつ・生理用品を中心に主力商品を2026年7月以降順次数%値上げする方針を公表
  • ミツカン 2026年5月1日発表。納豆19品を2026年6月1日出荷分より参考小売価格(税別)で6〜20%引き上げ。あわせて同日、中東情勢の悪化に伴うナフサの供給不安によって容器・包装資材の安定調達が困難になったとして4商品の一時販売休止を公表
  • キッコーマン食品 2026年6月1日発表、2026年9月1日納品分より醤油・つゆ類など291品を改定。値上げ理由として物流費、人件費、製造設備費、原材料費、包装材料費の上昇を挙げています
  • 花王 2026年5月15日報道。取引先の小売企業などに価格見直しの意向を伝え始めたとの報道(改定率は2026年7月時点で未公表)
  • 食品トレー業界5社の価格改定(エフピコ20%以上、中央化学・デンカポリマー30%以上)2026年5月20日

2026年8月〜9月の原油・ナフサ・為替(第3章・第6章)

  • ブレント原油 2026年9月10日 109.09ドル/同年9月8日 97.92ドル/同年7月23日以来の100ドル超え
  • ナフサ スポット価格 2026年9月10日 871.17ドル/トン(前月比+17.22%)
  • サウジアラビアの石油施設への攻撃(2026年9月8日、73人が負傷)
  • 日本銀行「企業物価指数」2026年9月11日公表(2026年8月分)。化学製品 前年比+13.9%、石油石炭製品 前年比+14.7%、輸入物価 前月比 円ベース−3.0%/契約通貨ベース−1.0%、前年比 円ベース+24.8%/契約通貨ベース+16.7%。差の算出は当社による
  • 税関長公示レート 2026年8月2日週 163.16円/2026年9月13日週 158.81円。差4.35円は当社計算
  • ドル円 2026年7月31日の日米協調介入、2026年8月3日 155.22円、2026年7月23日 163.80円
  • 米エネルギー情報局(EIA)による2026年下期の原油見通し 約90ドル。実勢104〜109ドルとの差の算出は当社による
  • 世界銀行|Commodity Price Data (The Pink Sheet) 2026年9月号。ブレント 2026年8月の月平均 90.9ドル/バレル

2026年8月〜9月の動き(第4章)

この記事を読むときの注意

  • 第5章の4つの型による分類は、品目の主な原料の組み立てをもとに当社が整理したもので、業界共通の分類方法として決められたものではありません。実際の品目には、複数の型にまたがるものもあります
  • 花王の価格改定は2026年7月時点で交渉の段階にあり、対象品目ごとの確定した改定率は公表されていません。2026年8月5日の決算説明資料にも、品目・改定率・時期の記載はありません
  • 第4章の帝国データバンクの「中東情勢」27.8%は、7月の24.7%と集計の範囲が同じかを確認できていないため、2つを比べていません
  • 各社の改定率は発表の時点の値で、その後の追加の改定や対象の変更を反映していない場合があります

CHAPTER 12よくある質問

よくある質問を7問にまとめました。

食品や日用品の値上げは、どの程度が中東情勢によるものですか

2026年7月に値上げされた食品は2,566品目で、そのうち中東情勢を要因とするものが24.7%に達しました。およそ4品目に1品目という水準です。ただし要因は複合的で、物流費や人件費、原材料そのものの相場など別系統の要因も同時に働いています。品目によって中東情勢が主因であるものと、副次的な要因にとどまるものが分かれるため、一律には判断できません。

同じ値上げでも、品目によって原因が違うのですか

違います。本記事では中身と容器のどちらが主因かで4つの型に分類しています。牛乳や調味料は中身が農産物で容器がナフサ由来、洗剤とシャンプーは中身も容器もナフサ由来、紙おむつとトイレットペーパーは中身がパルプで包装がナフサ由来、ニトリル手袋は製品そのものが合成ゴム由来です。どの型に属するかによって、次の値上げを読むために見るべき指標が変わります。

米や野菜、食肉についてはこの記事で扱っていますか

本記事では扱っていません。コメ・食肉・野菜・果物といった農産物については、当社の別の統括記事である「農業・肥料完全まとめ」で、肥料と飼料の観点を含めて整理しています。本記事が扱うのは加工食品と生活用品であり、農産物の生産段階ではなく、加工と包装の段階に主眼を置いています。両記事をあわせてご参照いただくと、食卓に関わる全体像が把握できます。

2026年8月〜9月には、どんな値上げがありましたか

帝国データバンクの調査(8月31日公表)では、9月の食品値上げは4,923品目で、前年9月(1,467品目)の約3倍でした。分野別では調味料1,959品目、加工食品1,848品目が多く、乳製品は278品目と前年同月から倍増しました。会社の発表では、カルビーがポテトチップス7品・じゃがりこ18品を、日清食品冷凍が冷凍食品の一部を約5〜21%、いずれも9月1日納品分から改定しました。8月の消費者物価(総務省、9月18日公表)では、生鮮食品を除く食料が前年同月比+2.7%、洗濯用洗剤が+10.9%でした。詳しくは第4章をご覧ください。

値上げの動きは2026年後半も続くのですか

品目によって方向が分かれています。2026年7月時点では値上げ品目数が前年から大きく減るペースでしたが、帝国データバンクの8月31日公表の調査では、9月の食品値上げは4,923品目と前年9月の約3倍になり、10月も3,033品目の見通しです。包装・資材を理由とする値上げも増えています。また2026年7月12日にホルムズ海峡が再閉鎖されており、この影響が製品価格に届くには2〜6ヶ月の時間差があります。上流の改善と新たな変動が同時に進んでいるため、ひとつの方向で判断せず、品目ごとに確認することが大切です。

2026年9月に原油とナフサが再び上がりましたが、店頭価格にはいつ出ますか

すぐには現れません。原油の調達から店頭までには通常2〜6ヶ月かかるため、2026年9月の上昇が反映されるとすれば年末から翌春にかけてと考えられます。ただし効き方は品目によって違います。中身が農産物である牛乳や調味料は、容器が上がる一方で円高が輸入原料を押し下げるため打ち消しが働きます。中身も容器もナフサ由来である洗剤・シャンプーは、両側から同じ方向に効くため打ち消しが働きにくくなります。食品トレーやラップのように製品そのものが樹脂である品目は、加工段階を挟まないぶん最も早く届きます。型ごとの効き方は第6章にまとめています。

なぜプラスチックパレット株式会社がこの記事を書いているのですか

当社は千葉県我孫子市に本社を置く物流資材専門の商社で、プラスチックパレット・折りたたみコンテナ・再生プラスチック原料を全国のお客様へ供給しています。取り扱う資材の多くがナフサ由来の樹脂を原料とするため、原油・ナフサ市況と国際情勢は日々の調達判断そのものです。食品容器や日用品の包装も同じ樹脂系統にあり、食品メーカーや流通のご担当者と接する機会が多いことから、公表資料に基づいて価格構造を整理しています。

CHAPTER 13この記事について

本記事は、当社がつくっている「2026年サプライチェーン完全ガイド」シリーズのうち、加工食品と生活用品を担当するまとめ記事です。第4章は2026年9月29日に当社が読んだ資料により、第3章・第6章の8月〜9月の数字はそれぞれの出典の時点により、そのほかの章は主に2026年7月時点の公開情報によります。値段や会社の動きはその後も変わるため、実際の判断には最新の情報をご確認ください。

国際情勢そのものの全体像は、上位のまとめ記事イラン情勢まとめ2026、なぜガソリンや食品の値段に響くのかを時系列で整理|米国・湾岸4カ国を、個別の品目の詳しい内容は第8章に載せた各記事をご覧ください。各記事の紹介文は概要ですので、詳しい内容は各記事の本文をご覧ください。

文:プラスチックパレット株式会社 編集部

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