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YASASHIKU KAISETSU / 暮らしと税

アイコスはいくら上がるのか、テリア640円・センティア590円とグローの銘柄別価格、2027年からの増税

2026年10月1日に、加熱式たばこがJT・フィリップモリス・BATの3社そろって値上げされます。アイコスのテリアは620円から640円、センティアは570円から590円です。上げ幅は会社によって20円から40円まで開きがあり、「40円上がる」と一括りにはできません。お使いの銘柄がいくらになるのかを、各社の発表資料の数字でご説明します。

公開日: 最終更新: カテゴリ:暮らしと税
この記事のポイント
  • 2026年10月1日に、加熱式たばこがJT・フィリップモリス・BATの3社そろって値上げされます。アイコスのテリアは620円から640円、センティアは570円から590円、グローのネオは530円から570円です。
  • 上げ幅は会社によって違います。JTのプルームは全31銘柄が一律40円ですが、アイコスは20円から30円、グローは20円から40円と銘柄で開きます。「加熱式は40円上がる」と読むと、銘柄によっては倍の差が出ます。
  • 10月の改定は課税方式の見直しの完了であって、税率そのものの引き上げではありません。たばこ税の税率が上がるのは2027年4月からで、2029年4月まで3年かけて3段階で進みます。
かんたんに言うと

2026年10月1日、加熱式たばこが3社そろって上がります。アイコスはテリア620円→640円、センティア570円→590円、ミックス560円→590円。グローはネオ530円→570円ほか。プルームは全31銘柄が一律40円です。上げ幅は20円から40円まで会社と銘柄で開きます。税率そのものの引き上げは2027年4月からで、2029年まで3段階続きます。

テリア(アイコス)
640
620円から20円上がります
センティア(アイコス)
590
570円から20円上がります
上げ幅の開き
20〜40
会社と銘柄で異なります
税率引き上げ
2027年4月〜
2029年まで3段階

CHAPTER 01アイコスはいくら上がるのでしょうか

フィリップ モリス ジャパンは2026年8月26日に、加熱式たばこ54銘柄の小売定価を2026年10月1日から改定すると発表しました。財務大臣の認可を受けたうえでの発表です。

ブランド銘柄数9月30日まで10月1日から
テリア(TEREA)29620円640円+20円
センティア(SENTIA)21570円590円+20円
ミックス(MIIX)4560円590円+30円

出典:フィリップ モリス ジャパン「加熱式たばこ製品の小売定価改定の認可について」(2026年8月26日)および同発表の別紙。価格は1箱あたり・税込です。29+21+4で、同社が公表した54銘柄と一致します。

お使いの機器によってスティックが分かれます。テリアはイルマシリーズ用、センティアは同じくイルマ用の普及価格帯、ミックスは加熱と液体を組み合わせたタイプです。

もうひとつ、見落とされやすいものがあります。ミックス専用のリキッドカートリッジが110円から150円になります。

上げ幅そのものは小さくても、率で見ると一番大きいもの

リキッドカートリッジの+40円は、金額だけ見ればスティックと同じです。ただし元が110円なので、率にすると36.4%になります。テリアの20円は率にすると3.2%です。同じ「40円」でも、負担の感じ方は元の値段によって変わります。

なお「ヒーツ」は今回の対象に入っていません。ブレード式のアイコス専用スティックで、2023年1月に段階的な販売終了が発表されており、現行のラインナップにないためです。

アイコスの機器そのもの(イルマ i など)については、10月1日の価格改定を当社では確認していません。機器はたばこ事業法の認可対象ではないため、財務省の認可情報にも出てきません。

CHAPTER 02グローはいくら上がるのでしょうか

ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパンは2026年8月18日に、glo専用スティックを2026年10月1日から改定すると発表しました。対象はネオ、ケント、ラッキー・ストライク、ヴァルトの全銘柄です。

ブランド対応機種9月30日まで10月1日から
ネオ(neo)glo HYPER530円570円+40円
ケント(KENT)glo HYPER520円550円+30円
ラッキー・ストライクglo HYPER480円500円+20円
ヴァルト(virto)glo Hilo580円600円+20円

改定日と対象ブランドはBATジャパンの発表(2026年8月18日)によります。銘柄別の価格は同社が発表本文に記載していないため、Impress Watchの報道(2026年8月18日)によって確認しました。価格は1箱あたり・税込です。

ケントをお使いの方へ。ケントには価格帯が2つあります。2026年6月1日の改定では、glo HYPER用の5銘柄が500円から520円へ、ネオスティック4銘柄が550円から580円へと、別々に改定されました。上の表の「520円→550円」はglo HYPER用の価格です。ネオスティック4銘柄が10月1日にいくらになるかは、当社では確認できていません。BATジャパンは「全銘柄」が対象としていますので改定はされる見込みですが、金額は同社の発表資料をご確認ください。

対象銘柄数について。BATジャパンは発表本文で「全銘柄」とだけ記載しており、銘柄数を公表していません。報道では33銘柄とされています(価格.com、2026年8月18日)。当社は同社の資料でこの数を確認できていないため、本記事では3社の合計銘柄数を示していません。

グローの機器そのものと、たばこ葉を使わない「ベロ」については、今回の改定対象とする発表を当社では確認していません。

CHAPTER 033社を並べると、上げ幅がそろっていません

ここがこの記事で一番お伝えしたいところです。同じ10月1日に上がるのに、上げ幅は20円から40円まで開いています。

会社ブランド9月30日まで10月1日から
JTプルーム・エボ580円620円+40円6.9%
JTプルーム・メビウス550円590円+40円7.3%
JTプルーム・キャメル530円570円+40円7.5%
フィリップモリスアイコス・テリア620円640円+20円3.2%
フィリップモリスアイコス・センティア570円590円+20円3.5%
フィリップモリスアイコス・ミックス560円590円+30円5.4%
BATグロー・ネオ530円570円+40円7.5%
BATグロー・ケント520円550円+30円5.8%
BATグロー・ラッキー・ストライク480円500円+20円4.2%
BATグロー・ヴァルト580円600円+20円3.4%

各社の発表資料より当社作成。率は当社で計算した値を小数第2位で四捨五入したものです。各ブランドの代表的な価格で、同じブランドでも銘柄により異なる場合があります。

ここだけ押さえておけば大丈夫、という3点

① 3社とも10月1日です。日付は同じです。
② 上げ幅は20円から40円まで開きます。「加熱式は40円上がる」はJTのプルームの話で、アイコスのテリアは20円です。
③ 一律なのはJTだけです。アイコスとグローはブランドによって違います。

なぜそろわないのでしょうか。理由を各社は公表していません。

公表資料で読み取れることだけを書きます。JTは発表の表題に「加熱式たばこに係る課税方式の見直しに伴う」と明記しています。一方、フィリップモリスとBATは、改定の理由を発表文に書いていません。財務省の認可を受けた手続きの説明にとどまっています。

したがって「3社とも増税が理由です」と言い切ることはできません。制度の変更と同じ日に改定していることは事実ですが、各社がそれぞれの事情をどこまで価格に反映したかは、発表資料からは分かりません。

CHAPTER 042026年に、あなたの銘柄は何円上がったのでしょうか

10月の改定だけを見ると、上げ幅は20円から40円です。ただし2026年は、多くの銘柄がこの年すでに一度上がっています。年単位で見ると印象が変わります。

ブランド年初1回目2回目(10月)年間の差
アイコス・テリア580円620円(4月)640円+60円
アイコス・センティア530円570円(4月)590円+60円
アイコス・ミックス510円560円(4月)590円+80円
プルーム・エボ550円580円(4月)620円+70円
プルーム・メビウス520円550円(4月)590円+70円
グロー・ネオ500円530円(6月)570円+70円
グロー・ラッキー・ストライク450円480円(6月)500円+50円
グロー・ヴァルト580円据え置き600円+20円

出典:フィリップ モリス ジャパン(2026年2月17日認可)、JT(2026年2月26日認可)、BATジャパン(2026年6月1日実施)の各発表。いずれもページを直接参照しました。年間の差は当社で計算しています。ヴァルトは2026年6月1日の改定では据え置かれています。

1回目のタイミングが会社で違います。JTとフィリップモリスは4月1日、BATは6月1日です。BATは4月1日の時点では全銘柄を据え置くと発表していました。

1日1箱の方は、年間でどれくらい違うのでしょうか

10月1日以降の価格で1年ぶん(365日)を計算すると、テリアは233,600円、年初の580円で計算した211,700円と比べて21,900円の差になります。グローのネオは570円で208,050円、年初の500円なら182,500円で、差は25,550円です。いずれも当社の計算で、実際の購入本数によって変わります。

CHAPTER 05たばこ税が上がるのは2027年からです

ここが一番誤解されやすいところです。2026年10月の改定は「増税」ではありません。

2026年に起きているのは課税方式の見直しです。加熱式たばこは「紙巻きたばこの何本ぶんにあたるか」を換算して税額を計算します。その換算のしかたが変わりました。財務省の資料では、令和8年4月1日を第一段階、令和8年10月1日を第二段階とする2段階で実施すると定められています。10月で切り替えが終わります。

たばこ税の税率そのものが上がるのは、2027年4月からです。しかも1回では終わりません。

時期税率(1,000本あたり)1本あたりの引き上げ
2027年4月1日(令和9年)7,302円+0.5円
2028年4月1日(令和10年)7,802円+0.5円
2029年4月1日(令和11年)8,302円+0.5円

出典:財務省「令和7年度税制改正の大綱」(2024年12月27日閣議決定)。本則税率は1,000本につき6,802円で、上表は激変緩和のための経過措置にあたります。ページを直接参照しました。

財務省の資料には、あわせて「税率引上げは国税のみ」と明記されています。道府県たばこ税と市町村たばこ税は据え置かれます。

1箱に直すと、どれくらいでしょうか

1本あたり0.5円は、20本入り1箱なら10円にあたります。3段階で1箱あたり30円ぶんの増税になる計算です。これは当社の計算です。財務省の資料に1箱あたりの記載はありません。また、税額の増分がそのまま小売価格に反映されるとは限りません。実際の価格は各社が申請し、財務大臣の認可を受けて決まります。

もうひとつ、大綱には「手持品課税を実施する」と書かれています。引き上げの時点で一定量以上の在庫を持っている小売店などに、差額分の税が課される仕組みです。買いだめをしても、販売する側では税負担が追いかけてくることになります。

CHAPTER 06紙巻きたばこは、もう上がっています

「10月にたばこが上がる」と聞くと、紙巻きたばこも含まれるように思えます。10月1日に上がるのは加熱式だけです。

ただし紙巻きたばこが上がっていないわけではありません。別の日程で、すでに改定されています。

実施日会社内容
2026年7月1日JTキャメル・クラフト18銘柄が450円→470円、ナチュラル・アメリカン・スピリット7銘柄(14本入)が420円→440円。計25銘柄
2026年9月1日フィリップモリスフィリップモリス9銘柄が450円→470円、パーラメント等が580円→600円および620円→640円、バージニア・エス系が570円→590円。計18銘柄
2026年10月1日3社加熱式のみ。紙巻きたばこの改定はありません

出典:JT「たばこの小売定価改定の認可について」(2026年5月29日認可)、フィリップ モリス ジャパン「紙巻たばこ製品の小売定価改定の認可について」(2026年7月29日認可)。JTの分はページを直接参照しました。価格は1箱あたり・税込です。上記は主な銘柄で、対象の全銘柄ではありません。

つまり2026年は、加熱式と紙巻きが別々のタイミングで動いた年ということになります。加熱式は課税方式の見直しに合わせて4月と10月、紙巻きは各社の判断で7月と9月でした。

10月に何が上がるのかは2026年10月 値上げ一覧にまとめています。JTのプルームについては加熱式たばこが10月1日から全31銘柄40円値上げ、9月に買うといくら違うのかで、9月のうちに買った場合の差額もあわせてご説明しています。同じ秋には電気代も10月・11月に上がります

CHAPTER 07この記事に出てきた言葉の意味

小売定価の認可
たばこの値段は会社が自由に決められるわけではありません。たばこ事業法により、財務大臣の認可が必要です。メーカーが申請し、認可されて初めて新しい価格になります。機器(デバイス)は認可の対象ではないため、この仕組みの外にあります。
課税方式の見直し
税率ではなく、税額の計算のしかたを変えることです。加熱式たばこは「紙巻きたばこの何本ぶんにあたるか」を換算して課税されます。その換算のしかたが2026年4月と10月の2段階で切り替わりました。
本則税率と経過措置
本則税率は法律が定める本来の税率です。ここへ一度に上げると影響が大きいため、何年かに分けて段階的に近づけることがあります。これを経過措置といいます。たばこ税は本則6,802円に対し、2029年4月に8,302円へ引き上げる形が定められています。
手持品課税
税率が上がる時点で、すでに仕入れて在庫として持っている商品に対し、差額分の税を課す仕組みです。値上げ前の税額で仕入れた在庫が値上げ後に売られると差が生じるため、それをそろえる目的で行われます。

CHAPTER 08主な情報源

会社の公式発表

  1. 一次フィリップ モリス ジャパン「加熱式たばこ製品の小売定価改定の認可について」(2026年8月26日)|加熱式たばこ54銘柄を2026年10月1日付で改定すること。テリア29銘柄620円→640円、センティア21銘柄570円→590円、ミックス4銘柄560円→590円、ミックス専用リキッドカートリッジ110円→150円。プレスリリースと別紙PDFを直接参照しました
  2. 一次フィリップ モリス ジャパン「小売定価改定の認可申請について」(2026年7月27日)|改定の申請を輸入・販売業者である双日株式会社を通じて財務省へ提出したこと。ページを直接参照しました
  3. 一次ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン「glo専用スティック製品の小売定価改定について」(2026年8月18日)|ネオ、ケント、ラッキー・ストライク、ヴァルトの全銘柄を2026年10月1日付で改定すること。財務省の価格認可を受けたものであること。プレスリリースを直接参照しました。同社は対象銘柄数と銘柄別の価格を本文に記載していません
  4. 一次JT「加熱式たばこに係る課税方式の見直しに伴うたばこの小売定価改定の認可について」(2026年8月5日)|プルーム用たばこスティック全31銘柄を2026年10月1日から一律40円改定すること。エボ580円→620円、メビウス550円→590円、キャメル530円→570円。ページを直接参照しました
  5. 一次フィリップ モリス ジャパン「小売定価改定の認可について」(2026年2月17日認可・同年4月1日実施)|加熱式および紙巻き計66銘柄。テリア27銘柄580円→620円、センティア19銘柄530円→570円、ミックス4銘柄510円→560円、マールボロ16銘柄600円→620円。別紙PDFを直接参照しました
  6. 一次JT「加熱式たばこに係る課税方式の見直しに伴うたばこの小売定価改定の認可について」(2026年2月26日認可・同年4月1日実施)|プルーム用スティック31銘柄。エボ12銘柄550円→580円、メビウス12銘柄520円→550円、キャメル7銘柄500円→530円。ウィズ用カプセル6銘柄600円→620円。ページを直接参照しました
  7. 一次BATジャパン/glo公式「専用スティック製品の小売定価改定について」(2026年6月1日実施)|ネオ全銘柄500円→530円、ケント(glo hyper用5銘柄)500円→520円、ケント(ネオスティック4銘柄)550円→580円、ラッキー・ストライク全銘柄450円→480円。ヴァルトは据え置きと明記されています。ページを直接参照しました
  8. 一次JT「たばこの小売定価改定の認可について」(2026年5月29日認可・同年7月1日実施)|紙巻き25銘柄。キャメル・クラフト18銘柄450円→470円、ナチュラル・アメリカン・スピリット7銘柄(14本入)420円→440円。ページを直接参照しました
  9. 二次フィリップ モリス ジャパン「紙巻たばこ製品の小売定価改定の認可について」(2026年7月29日認可・同年9月1日実施)|紙巻き18銘柄。フィリップモリス9銘柄450円→470円ほか。当社は別紙PDFを直接確認できておらず、発表の存在と概要のみを把握しています

公的機関の資料

  1. 一次財務省「令和7年度税制改正の大綱」(2024年12月27日閣議決定)|加熱式たばこの課税方式見直しを令和8年4月1日(第一段階)と令和8年10月1日(第二段階)の2段階で実施すること。国のたばこ税率を令和9年4月1日に1,000本につき7,302円、令和10年4月1日に7,802円、令和11年4月1日に8,302円へ3段階で引き上げること(本則税率6,802円)。各段階で手持品課税を実施すること。ページを直接参照しました
  2. 一次財務省「たばこ税等に関する資料」|加熱式たばこの課税方式の適正化を令和8年4月及び同年10月の2段階で実施すること。国のたばこ税の税率を令和9年4月、令和10年4月、令和11年4月にそれぞれ1本あたり0.5円ずつ3段階で引き上げること。「税率引上げは国税のみ」と明記されています。ページを直接参照しました
  3. 一次国税庁「加熱式たばこに係る課税方式の見直しについて(令和8年4月1日〜)」|令和8年4月1日からの新方式の区分。ページを直接参照しましたが、令和8年10月1日の経過措置にあたる具体的な換算率は、表形式のため当社では数値を読み取れていません

報道・解説

  1. 二次Impress Watch「glo用たばこスティック値上げ 10月に今年2回目の増税」(2026年8月18日)|グローの銘柄別価格。ネオ530円→570円、ケント520円→550円、ラッキー・ストライク480円→500円、ヴァルト580円→600円。BATジャパンが銘柄別価格を発表本文に記載していないため、この記事により確認したものです
  2. 二次価格.com「BAT、glo専用スティック33銘柄について10月1日に価格改定」(2026年8月18日)|BATの対象銘柄数。同社の発表本文に銘柄数の記載がないため、この報道値に依っています。当社は一次資料で確認できていません

各ブランドの率(3.2%〜7.5%)、2026年の年間の差、1日1箱あたりの年間金額、1箱あたりの増税額(30円)は、上記の公表価格および税率をもとに当社で計算したものです。年初価格および4月・6月・7月の改定内容は各社の発表資料を直接参照して確認しています。実際の販売価格は店舗によって異なる場合があります。

FAQよくあるご質問

アイコスはいくらになりますか。

2026年10月1日から、テリアが620円から640円、センティアが570円から590円、ミックスが560円から590円になります。テリアとセンティアは20円、ミックスは30円の値上げです。またミックス専用のリキッドカートリッジが110円から150円になります。フィリップ モリス ジャパンが2026年8月26日に、財務省の認可を受けたうえで発表しました。対象は加熱式たばこ54銘柄です。

グローはいくらになりますか。

2026年10月1日から、ネオが530円から570円、ケントが520円から550円、ラッキー・ストライクが480円から500円、ヴァルトが580円から600円になります。上げ幅は20円から40円と銘柄で異なります。BATジャパンが2026年8月18日に発表しました。ただし同社は銘柄別の価格を発表本文に記載していないため、上記の価格はImpress Watchの報道により確認したものです。

加熱式たばこは一律40円上がるのですか。

一律40円なのはJTの「プルーム」だけです。プルームは全31銘柄が一律40円ですが、アイコスは20円から30円、グローは20円から40円と銘柄によって異なります。たとえばアイコスのテリアは20円で、プルームの半分です。3社が同じ10月1日に改定するため一律のように見えますが、上げ幅はそろっていません。

10月の値上げは増税によるものですか。

JTは発表の表題に「加熱式たばこに係る課税方式の見直しに伴う」と明記しています。一方、フィリップモリスとBATは改定の理由を発表文に記載していません。したがって3社すべてが増税を理由としていると断定することはできません。なお2026年10月は課税方式の見直しの第二段階にあたり、たばこ税の税率そのものが上がるのは2027年4月からです。

この先も値上げは続きますか。

たばこ税の税率は2027年4月、2028年4月、2029年4月に1本あたり0.5円ずつ3段階で引き上げられることが、財務省の令和7年度税制改正の大綱で定められています。1,000本あたり7,302円、7,802円、8,302円へと上がります。20本入り1箱に直すと1回あたり10円、3回で30円にあたる計算です。ただし税額の増分がそのまま小売価格になるとは限らず、実際の価格は各社の申請と財務大臣の認可で決まります。

なぜプラスチックパレット株式会社がこの記事を書いているのですか。

当社は物流資材の商社で、原料価格の変動が製品の値段にどう届くのかを日々の仕入れで追いかけています。値上げには、原料が上がって起きるものと、税や制度が変わって起きるものがあります。この2つは原因も、いつ終わるのかの見通しも違います。加熱式たばこの改定は後者にあたる分かりやすい例で、しかも同じ日に3社が別々の幅で動いています。値上げのニュースを読み分ける材料としてお伝えできると考えています。

NOTICE / 本記事についての注意事項
  • 本記事の内容は2026年8月27日時点で公表されている情報に基づいています。価格は1箱あたり・税込です。実際の販売価格や購入できる数量は店舗によって異なる場合があります。
  • 各ブランドの率、2026年の年間の差、1日1箱あたりの年間金額、1箱あたりの増税額(30円)は、各社が公表した価格および財務省が公表した税率をもとに当社で計算したものです。年初価格および4月・6月の改定内容は、各社の発表資料を直接参照して確認しました。
  • ケントには価格帯が2つあり(glo HYPER用とネオスティック)、本記事の表はglo HYPER用の価格です。ネオスティックの10月1日の価格は当社では確認できていません。
  • BATジャパンは対象銘柄数と銘柄別の価格を発表本文に記載していません。銘柄数は価格.com、銘柄別価格はImpress Watch(いずれも2026年8月18日)の報道によって確認したもので、当社は一次資料で確認できていません。このため本記事では3社の合計銘柄数を示していません。
  • 令和8年10月1日の経過措置にあたる具体的な換算率は、国税庁のページが表形式のため当社では読み取れていません。正確な内容は各官庁の公表資料をご確認ください。
  • 本記事は情報提供を目的としたもので、特定の判断を推奨するものではありません。喫煙は健康に影響を及ぼすおそれがあります。引用に際しては出典として本記事URLを明記してください。記載内容に事実誤認がありましたら、お問い合わせフォームよりご連絡ください。
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