パレットのノウハウ 4パレットを選ぶ前に
業界別の
パレットサイズ早見表
食品・飲料・化学・米は何mm?
パレットの大きさは、業界や荷物でよく使われるものがほぼ決まっています。業界を選ぶと定番のサイズと形の目安が分かり、紙袋・ドラム缶・フレコンなど荷物ごとの寸法や、欧州・北米・韓国・中国・東南アジアの規格サイズも見られます。
1業界を選ぶ
業界を押すと、定番のサイズ、1100×1100との大きさの違い、パレットの形の目安、当社で探せる型が出ます。
2業界別の定番サイズ 早見表(日本)
「当社で探す」から、その大きさの型の一覧に移れます。
| 業界 | 定番サイズ(mm) | 主な荷物 | パレットの形の目安 | 当社で探す |
|---|---|---|---|---|
| 食品 | 1100×1100 | 段ボール・コンテナ | 片面使用形。上面が平らなフラットタイプ | 売れ筋12型日本プラパレット(68種類) |
| 飲料(ビール・酒・清涼飲料) | 1100×900 | 飲料のケース(ペットボトル・缶・瓶) | 片面使用形・四方差し | 日本プラパレット(14種類) |
| 医薬品 | 1100×1100 | いろいろな大きさの段ボール | 片面使用形 | 売れ筋12型日本プラパレット(68種類) |
| 化学(ドラム缶) | 1200×1200・1220×1220 | ドラム缶(ふたが開くオープン型は1250×1250) | 両面二方差しが中心。滑り止めつき | 日本プラパレット 1200×1200(9種類)日本プラパレット 1220×1220(2種類) |
| 化学・石油化学(袋物・フレコン) | 1400×1100 | 紙袋(5本配)・角型フレコン | 両面使用形 | 1200〜1400×1100 輸出日本プラパレット(14種類) |
| 精米・製糖 | 1400×1100 | 米袋・砂糖の袋(5本配)。フレコンは1100×1100 | 両面二方差し | 1200〜1400×1100 輸出日本プラパレット(14種類) |
| 肥料・飼料 | 1300×1100 | 肥料・飼料の袋 | 箱物は片面使用形、袋物は両面使用形 | 1200〜1400×1100 輸出日本プラパレット(20種類) |
| 製瓶 | 1300×1100 | ガラス瓶 | 箱物は片面使用形、袋物は両面使用形 | 1200〜1400×1100 輸出日本プラパレット(20種類) |
| 製粉 | 1250×1050 | 小麦粉などの袋 | 箱物は片面使用形、袋物は両面使用形 | 日本プラパレット(1種類) |
| コンクリート製品 | 1160×1160 | コンクリート製品 | 箱物は片面使用形、袋物は両面使用形 | 日本プラパレット(1種類) |
| 冷凍・冷蔵倉庫 | 1200×1000 | 段ボール・コンテナ | PE(ポリエチレン)製 | 日本プラパレット 1200×1000(28種類)日本プラパレット 1205×1005(11種類) |
| 製罐(空き缶・ペットボトルの運搬) | 1440×1130 | 空き缶・ペットボトルのバラ積み | 両面四方差し+トップフレーム | 日本プラパレット(3種類) |
| 印刷用紙 | 用紙の判型ごと(下の表) | 印刷用紙 | 単面形(スキッド形) | 日本プラパレット 1100×800(5種類)日本プラパレット 1100×900(14種類)日本プラパレット 1200×1000(28種類) |
| 書籍・雑誌 | 1100×900 | 書籍・雑誌 | 片面使用形・二方差しの強いもの | 日本プラパレット(14種類) |
| 自動車部品・化学品の輸出 | 1200×1100 | 部品・ドラム缶 | 箱物は片面使用形、袋物は両面使用形 | 1200〜1400×1100 輸出日本プラパレット(23種類) |
| 輸出(アジア・北米・欧州) | 1200×1000 | 段ボールから袋物まで | 輸出用の軽い片面使用形 | 1200×1000 輸出ワンウェイ1100×1100 輸出ワンウェイ日本プラパレット(28種類) |
| 国内の一貫輸送・これからパレットを使う | 1100×1100 | いろいろ | 片面使用形(二方差し・四方差し) | 売れ筋12型日本プラパレット(68種類) |
参考:日本プラパレット株式会社のカタログ・ウェブサイト(業界別・荷物別の代表寸法)、当社の取り扱い実績
3海外の規格サイズ(欧州・北米・アジア)
輸出先や海外の取引先に合わせるときに。地域を押すと切り替わります。
国際規格(ISO)
国際規格 ISO 6780 は、大陸をまたぐ輸送に使うパレットの大きさを6つ決めています。1100×1100 もその1つです。
| 大きさ(mm) | 主に使われる地域 |
|---|---|
| 1200×800 | 欧州 |
| 1200×1000 | 欧州・アジア |
| 1219×1016(48×40インチ) | 北米 |
| 1067×1067(42×42インチ) | 北米・欧州・アジア |
| 1100×1100 | アジア(日本・韓国など) |
| 1165×1165 | オーストラリア |
欧州(EPAL・CP)
欧州でいちばん多いのは、EPAL(欧州パレット協会)の EPAL 1(ユーロパレット)1200×800 です。イギリスでは 1200×1000 が標準です。
| 種類 | 大きさ(mm) | 高さ | 1枚に載せられる重さ | 段積みの最下段 | 主な使い方 |
|---|---|---|---|---|---|
| EPAL 1(ユーロパレット) | 1200×800 | 144mm | 1,500kg | 5,500kgまで | 欧州全体の標準。四方差し |
| EPAL 2 | 1200×1000 | 162mm | 1,250kg | 4,250kgまで | 重い工業品。下が枠の形でコンベアに載る |
| EPAL 3 | 1200×1000 | 144mm | 1,500kg | 4,500kgまで | EPAL 2と同じ大きさで、下の枠がない形 |
| EPAL 6(ハーフ) | 800×600 | 144mm | 750kg | 1,500kgまで | 売場にそのまま置く陳列用 |
| EPAL 7(ハーフ) | 800×600 | 163mm | 500kg | 1,500kgまで | 食品・飲料、ディスカウント店・小売 |
EPAL の数値は木製パレットの規格値です(EPAL 公式サイト)。スマホでは表を横にずらして見られます。
化学・医薬の CPパレット(9種類)
ドイツ化学工業会と欧州プラスチック製造者協会が決めた、化学・医薬業界のパレットです。ドラム缶・袋物・フレコン・オクタビン(八角形の大型容器)に使われます。2026年から BASF・Covestro も主に EPAL の CPパレットを使います。
| 種類 | 大きさ(mm) | 形 | 使われ方の例 |
|---|---|---|---|
| CP1 | 1200×1000 | 下駄(スキッド) | 袋物・段ボール |
| CP2 | 1200×800 | 下駄 | 段ボール・缶 |
| CP3 | 1140×1140 | 下駄 | コンテナ輸送・ドラム缶・IBC |
| CP4 | 1300×1100 | 下駄 | 袋物 |
| CP5 | 1140×760 | 下駄 | コンテナ輸送・段ボール |
| CP6 | 1200×1000 | 下が枠 | 袋物 |
| CP7 | 1300×1100 | 下が枠 | 袋物 |
| CP8 | 1140×1140 | 下が枠 | コンテナ輸送・バルク容器 |
| CP9 | 1140×1140 | 下が枠 | コンテナ輸送・ドラム缶・IBC |
1140×1140 の3種類は、海上コンテナに合う大きさです。使われ方の例は販売会社の解説によります。
- 800×600(デュッセルドルフパレット):食品の小売で広く使われるハーフサイズ。スーパーの飲料ケースの台によく使われます。
- 13.6mのトレーラーに、1200×800 なら33枚、1200×1000 なら26枚が床に並びます。
- 600×400 の「4分の1パレット」は販促・陳列用に流通していますが、EPAL の規格品ではありません。
出典:EPAL 1、EPAL 2、EPAL 3、EPAL 6、EPAL 7、EPAL CPパレット、EPAL 発表資料(2026年2月)、CPパレットの使われ方(Pallit)、イギリスの標準(GWP)、デュッセルドルフパレット(Cargoboard)、トレーラーの枚数(Emons)
北米(インチ)
北米はインチで呼びます(1インチ=25.4mm)。いちばん多いのは 48×40インチ(1219×1016mm) の「GMAパレット」で、アメリカで毎年作られる木製パレットの約3割(2005年ごろの数字)を占めます。カナダの共同利用パレット(CPC)も48×40インチです。
| インチ | mm | よく使われる業界 |
|---|---|---|
| 48×40 | 1219×1016 | 食品・日用品(グロサリー)ほか多くの業界 |
| 42×42 | 1067×1067 | 通信・塗料 |
| 48×48 | 1219×1219 | ドラム缶(55ガロン缶が4本載る) |
| 40×48 | 1016×1219 | 軍需・セメント |
| 48×42 | 1219×1067 | 化学品・飲料 |
| 40×40 | 1016×1016 | 乳製品(牛乳のケース) |
| 48×45 | 1219×1143 | 自動車 |
| 44×44 | 1118×1118 | ドラム缶・化学品 |
| 36×36 | 914×914 | 飲料 |
| 48×36 | 1219×914 | 飲料・屋根材・紙 |
| 48×20 | 1219×508 | 小売(ハーフパレット) |
業界との対応は、アメリカで広く引用されている一覧(ISTA の資料「Pallets 101」)によります。規格団体が決めたものではありません。
- ハーフパレットは 48×20・40×24インチ、クォーターパレットは 24×20インチ(約610×508mm)で、店頭の陳列に使われます。
- 53フィートのトレーラーに 48×40 は26枚(向きを変えると30枚)、40フィートコンテナには20枚(工夫して21枚)が床に並びます。
- アメリカ農務省は、プラスチックパレットを木材こん包材の規制(ISPM 15)の対象外としています。
出典:Pallet Enterprise「Pallets 101」、Wikipedia「Pallet」、Nelson Company、GMAパレットの図面、CPCパレット(ケベック州 用語局)、ハーフ・クォーター(Interlake Mecalux)、トレーラーの枚数(ATS)、コンテナの枚数(Ship4wd)、アメリカ農務省 APHIS
韓国
韓国の国家規格 KS T 0006 は、1995年から一貫輸送用のパレットを T11型(1100×1100) だけにしていましたが、2013年の改正で T12型(1200×1000) を加え、2つが標準になりました。
- パレットの共同利用会社 KPP(現ロジスオール)は全国で約1,500万枚を持ち、「韓国で一般的な標準は11型」としています(2020年の記事)。
- 業界ごとの定番の大きさをまとめた公的な資料は、今回の調査では見つかりませんでした。
出典:韓国 技術標準院の解説(月刊包装界 2014年2月)、KIDD(改正の経緯)、Byline Network(KPP)
中国
中国の国家規格 GB/T 2934-2007 は、ISO の6つのうち 1200×1000 と 1100×1100 の2つを採用しています。実際に多いのは1200×1000で、商務部も2015年から1200×1000を標準パレットとして広めています。
- 2017年末のパレットの保有数は12.63億枚で、そのうち1200×1000は約28%。
- 中国物流購買連合会の調べでは、1200×800 の割合が19%で、いちばん多いという結果もあります(調べた年は不明)。
- 規格の改正案では、主な大きさを 1200×1000 と 1200×800 にする方向です(正式な内容は未確定)。1100×1100 はほとんど広まっていません。
- トラックの幅が2,500mmまで広げられ(GB1589-2016)、1200mmのパレットを2列に並べやすくなりました。
- 業界ごとの定番の大きさをまとめた公的な資料は、今回の調査では見つかりませんでした。
出典:HVTT18 論文(TRATON China)、毎日経済新聞(商務部の推進策)、前瞻産業研究院(2017年末の数字)
台湾・東南アジア
アジアパレットシステム連盟(APSF)は、2007年から 1100×1100(11型) と 1200×1000(12型) をアジアの標準パレットとしています。
- 東南アジアのパレット共同利用会社 Loscam は、1200×1000 を小売のパレット共同利用の標準にしています(拠点はバンコク)。
- 台湾では、1100×1100(日本・韓国と同じ大きさ)と1200×1000の両方が流通しています。
- ベトナムの規格 TCVN 9022:2011 は ISO 6780 と同じで、6つの大きさを並べているだけです。
- タイ・マレーシア・インドネシア・フィリピン・シンガポール・台湾の国家規格の大きさ、業界ごとの定番の大きさは、今回の調査では確かめられませんでした。
出典:LogisticsToday(APSF)、Loscam 東南アジアの木製パレット、Loscam 台湾の1100×1100、TCVN 9022:2011
豪州・NZ・インド
オーストラリアだけは、ほかの国にない 1165×1165 が標準です。
| 国 | 主な大きさ(mm) | ひとこと |
|---|---|---|
| オーストラリア | 1165×1165 | 規格 AS 4068。もとは鉄道のコンテナに2枚並べて入る大きさ。国内のパレット輸送の約3分の2 |
| ニュージーランド | 1200×1000 | CHEP NZ が「ニュージーランドの標準」としている大きさ |
| インド | 1200×1000・1200×800 | 規格 IS 7276:2021 は ISO 6780 と同じ。パレット共同利用会社 LEAP India がこの2つを使う |
出典:Wikipedia「Australian standard pallet」、CHEP NZ の発表、インド規格局 IS 7276、Tradejini(LEAP India)
海外の情報は 2026年10月21日に当社が調べたものです。数字は資料の年をそえています。規格や割合は変わることがあります。
4荷物から選ぶ
袋・ドラム缶・フレコンは、1段にいくつ並べるかでパレットの大きさが決まります。
紙袋 4本配 → 1100×1100
1段に4袋を風車のように回して並べます。
紙袋 5本配 → 1400×1100
1段に5袋。2袋と3袋の向きを変えて並べます。
ドラム缶 → 1220×1220・1200×1200
クローズ型を4本。オープン型は1250×1250。
丸型フレコン → 1100×1100
角型フレコンは1400×1100。
図は上から見た並べ方の例です。袋の大きさや積み方は荷物によって変わります。
印刷用紙の判型とパレットの大きさ
| 用紙の判型 | パレットの大きさ(mm) |
|---|---|
| A列本判 | 890×650 |
| 菊判 | 950×650 |
| 四六判・B列本判 | 1100×800 |
| AB判 | 1100×900 |
| ハトロン判 | 1200×1000 |
5大きさを比べる
日本でよく使われる8つと、海外の主な4つの大きさを、同じ縮尺で並べました。
海外の主な大きさ
紺の四角は実際の大きさの比率、金の点線は1100×1100です。上の8つは、押すと日本プラパレットのその大きさの一覧(当社で扱えるもの)に移ります。
6サイズを決めるときの5つのこつ
- 迷ったら 1100×1100国内でいちばん多く使われている大きさです。国(官民物流標準化懇談会)も、1100×1100・高さ144〜150mm・最大積載1tを「標準仕様パレット」として、使う割合を増やす目標を立てています。
- 取引先の指定があれば、それに合わせる業界の定番は「多く使われている大きさ」で、決まりではありません。納品先や運送会社がパレットの大きさを決めていることがあります。
- トラック・コンテナに何枚入るかで決める同じ荷物でも、パレットの大きさで積める枚数が変わります。「パレット積付計算」で比べられます。
- ラック・自動倉庫に入れるなら、その寸法に合わせる間口や支える位置に合わない大きさは置けません。「ラック・自動倉庫に入れる前の確認」へ。
- 荷物がはみ出さない大きさにするパレットからはみ出した荷物は、下から支えがなく崩れやすくなります。「荷崩れを防ぐ4つの方法」も参考に。
参考:官民物流標準化懇談会 パレット標準化推進分科会「最終とりまとめ」(令和6年6月)
大きさが決まらないときは、ご相談ください
荷物の大きさ・重さと運び方が分かれば、合う大きさと型をご提案します。早見表にない大きさもお探しします。