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ギフティの不正アクセスで何が起きたか、eギフト5.5億円分と特別損失

2026年10月27日 公開10月27日 21時(日本時間)までの公表をもとにしています読む時間 約4分

この記事の答え

何が起きた
10月25日、ギフティのシステムの弱点を突いた不正アクセスがあり、eギフトが新しく不正に発行されました。損失は約5.5億円の見込みです。
利用者への影響
持っているeギフトは不正に使われておらず、残高も減っていないとしています。これまでどおり使えます。
確かめておくこと
個人情報の漏えいは確認されていません。eギフトが開けないときは、ギフティの問い合わせ窓口に相談します。
次に見るところ
原因のくわしい中身と、不正に発行された分がどれだけ使われたかです。
損失の見込み約5.5億円12月期の第4四半期に特別損失
利用者のeギフト影響なし不正な利用・残高の減少は確認されていない
個人情報漏えいなし漏えいは確認されていない

どれも10月26日・27日のギフティグループとギフティの発表によります。

10月25日、システムの弱点を突かれ、eギフトが不正に発行されました

第三者がシステムの弱点から入りこみ、eギフトを新しく作りました。会社は同じ日にそのシステムを止めました。

ギフティは、スマートフォンで送れるデジタルのギフト券(eギフト)を扱う会社です。親会社はギフティグループ株式会社です。同社は2026年10月26日、子会社のギフティのシステムに不正アクセスがあったと発表しました。不正アクセスとは、許可なく他人のシステムに入りこむことです。

発表によると、第三者がシステムの弱点(脆弱性)を突いて入りこみ、eギフトを新しく不正に発行しました。

発表の流れ(会社の発表から)

10月25日(日)

不正アクセスがあり、eギフトが不正に発行されていたことが分かった。同じ日に、弱点のあったシステムを止めた。

10月26日(月)

ギフティグループが東京証券取引所に開示。損失は約5.5億円の見込みと発表した。

10月27日(火)

ギフティが、eギフトを使う人に向けたお知らせを出した。

入りこまれた経路は特定して止めたとしています。止めたシステムは、今後も使わない方針です。

損失は約5.5億円の見込みで、会社が特別損失として計上します

損失はギフティグループに出ます。ほかのサービスはふだんどおりで、売上と利益に大きな影響は見込んでいません。

不正に発行されたeギフトの分の損失は、約5.5億円の見込みです。同社は、この損失を2026年12月期の第4四半期に特別損失として計上する見込みだとしています。特別損失とは、ふだんの商売とは別に、たまたま出た大きな損のことです。

数字で見る今回の件

損失の見込み

約5.5億円

中身10月26日時点。12月期の第4四半期に特別損失として計上する見込み。

損をするのは

ギフティグループ

中身発表では、不正な発行の損失はグループに出るとしています。

個人情報の漏えい

確認されていない

中身会社の発表どおり

同社は、ギフティのほかの主なサービスはふだんどおり動いていて、売上高と営業利益に大きな影響は見込んでいないとしています。追加で知らせることが分かれば、すぐに開示するとしています。

発表には、不正に発行されたeギフトの枚数や、どのお店のギフトだったか、実際にどれだけ使われたかは書かれていません。

持っているeギフトは、これまでどおり使えます

利用者のeギフトは不正に使われておらず、残高も減っていません。個人情報の漏えいも確認されていません。

利用者が持っているeギフトは、これまでどおり使えます。ギフティの10月27日のお知らせによると、利用者のeギフトが不正に使われたり、残高が減ったりしたことは確認されていません。

今回は、第三者が新しいeギフトを勝手に作った件です。利用者のeギフトが盗まれた件ではありません。個人情報が漏れたことも、確認されていないとしています。

ただ、対応のために、一部のeギフトの交換(受け取り)が一時的に使いにくくなっていました。今は順に直っているとしています。

利用者がすることは、ほとんどありません

ふだんどおり使えていれば手続きは要りません。開けないときは問い合わせ窓口へ。不審なメールにも気をつけます。

利用者が今すること

ふだんどおり使えている

どうするかすることはありません。手続きは要らないと会社は案内しています。

eギフトが開けない・交換できない

どうするかギフティのお知らせのページにある問い合わせ窓口(チャット)で相談します。

ギフティを名乗るメールが来た

どうするか本文のURLを開かず、IDやパスワードを入れないでください。

最後の点は、今回の件とは別の話です。ギフティは10月22日から、メール配信サービス「ブラストメール」の件を知らせていました。このサービスへの不正アクセスで、登録していたメールアドレスなどが漏れたおそれがあるという内容です。ギフティによると、10月26日の時点で漏えいが確認された344件に、同社の契約はふくまれていません。そのうえで、同社のサービスを装った不審なメールに注意するよう呼びかけています。

通知の届いた人が何をすればよいかは、ほかの会社の例も参考になります。
So-netの漏えい258万件、ドコモ光のplala44万件で何が出たか

原因のくわしい中身は、これからの発表で分かります

会社は管理と見張りの仕組みを強め、警察への相談も進めるとしています。

ギフティは、影響の範囲を引き続き調べ、eギフトの発行の管理と見張りの仕組みを強めて、再発を防ぐとしています。警察への相談・届け出など、必要な対応も進めるとしています。

eギフトをキャンペーンや景品に使っている会社にとっては、仕組みの裏側で何が起きたかが気になるところです。原因のくわしい中身は、まだ発表されていません。

会社がサイバー攻撃で受けた損害と保険の関係は、次の記事にまとめています。
中小企業のサイバー保険で何が出るか、損保協会の加入率10%と警察庁の復旧費

ほかの会社の不正アクセス・情報漏えいは、次の記事で一覧にしています。
情報漏えいはどこで起きたのか、2026年9〜10月の83件一覧、カプコン1,177万件とショップサーブ2,335万人

よくある質問

持っているeギフトは使えますか。

使えます。ギフティは、利用者が持つeギフトが不正に使われたり、残高が減ったりしたことは確認されていないとしています。手続きも要りません。

個人情報は漏れましたか。

会社は、今回の件で個人情報が漏えいしたことは確認されていないとしています。

5.5億円はだれが負担しますか。

発表では、不正な発行で出る損失はギフティグループに出るとしています。同社は12月期の第4四半期に特別損失として計上する見込みです。

eギフトが開けないときはどうすればよいですか。

対応のため、一部のeギフトの交換が一時的に使いにくくなっていました。今は順に直っているとしています。開けないときは、ギフティの10月27日のお知らせにある問い合わせ窓口に相談してください。

ギフティを名乗るメールが来たらどうすればよいですか。

本文のURLを開かず、IDやパスワードを入れないでください。ギフティは、メール配信サービスの別の件で、不審なメールに注意するよう呼びかけています。

言葉の意味5語
eギフト
スマートフォンで送り、お店で使えるデジタルのギフト券です。
不正アクセス
許可なく他人のシステムに入りこむことです。
脆弱性
システムの弱点です。ここを突かれると入りこまれます。
特別損失
ふだんの商売とは別に、たまたま出た大きな損です。決算で分けて書きます。
適時開示
上場している会社が、株価にかかわる出来事をすぐに知らせることです。
出典・エビデンス一覧4件(会社の発表4)
  • ※数字と内容は、2026年10月27日時点のギフティグループとギフティの発表によります
  • ※本記事は情報提供を目的としたもので、特定の判断を推奨するものではありません。

文:プラスチックパレット株式会社 編集部

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