12月の電気代はいくら、7社が過去最高の10社と東京ガス・大阪ガス
この記事の答え
- 何が起きた
- 大手電力10社の12月分(11月使用分)の電気代で、7社が前の月より上がり、過去最高になりました。上がり方は5〜273円です。
- 家計への影響
- 東京電力の標準的な家庭は9,738円で、11月分から177円上がります。国の支援がなくなった10月分(8,275円)からは1,463円の上がりです。
- 確かめておくこと
- 検針票の使用量です。標準的な家庭より使う量が多いほど、上がる額も大きくなります。
- 次に見るところ
- 2027年1〜3月使用分の国の支援です。政府が検討している段階で、まだ決まっていません。
金額は各社が発表した標準的な家庭のモデル料金です。中部電力と沖縄電力、西部ガスは報道の数字です。
12月分は10社のうち7社で過去最高、上がり方は5〜273円
最高は沖縄電力の10,815円、上げ幅は中部電力の273円がいちばん大きくなりました。
大手電力10社は10月29日、12月分(11月に使った分)の電気代を発表しました。標準的な家庭の料金は、7社で前の月より上がり、どの会社も過去最高になりました。上がり方は5〜273円です。
いちばん高いのは沖縄電力の10,815円、いちばん安いのは北陸電力の7,982円です。上がり方がいちばん大きいのは中部電力ミライズの273円です。
12月分の電気代(標準的な家庭・高い順)
沖縄電力従量電灯・260kWh。11月分は10,752円
10,815円+63円
中部電力ミライズ従量電灯B・30A・260kWh。11月分は9,647円
9,920円+273円
東北電力従量電灯B・30A・260kWh。11月分は9,690円
9,807円+117円
東京電力エナジーパートナー従量電灯B・30A・260kWh。11月分は9,561円
9,738円+177円
四国電力従量電灯A・260kWh。11月分は9,372円
9,377円+5円
中国電力従量電灯A・260kWh。11月分は9,158円
9,186円+28円
関西電力従量電灯A・260kWh。11月分は8,251円
8,251円±0円
九州電力従量電灯B・30A・250kWh。11月分は8,115円
8,110円−5円
北陸電力従量電灯B・30A・230kWh。11月分は7,970円
7,982円+12円
北海道電力は、12月分の金額を当社でまだ確かめられていません。11月分は標準的な家庭で10,552円と報じられ、初めて1万円を超えました。
どの会社も「標準的な家庭」の使用量の決め方が違うため、会社どうしの金額は比べにくい点に注意してください。自分の料金は、検針票や会員ページで使用量と単価を確かめます。
支援の終了、託送料金、燃料費調整の3つで上がりました
10月分からの大きな上がりは支援の終了、12月分の上がりは燃料費調整の単価です。
12月分が上がる大きな理由は、燃料費調整の単価です。原油やLNGの輸入価格の変化が、3〜5か月遅れて電気代に反映されます。
国の電気・ガス代の支援が9月使用分で終わった
7〜9月使用分にあった値引きがなくなり、10月分から11月分にかけて大きく上がりました(東京電力の標準的な家庭で8,275円→9,561円)。10〜12月使用分の支援はありません。
11月1日から託送料金の見直しが反映された
送配電網の利用料の見直しで、9社が規制料金を上げました。北陸電力は改定していません。東京電力の標準的な家庭では、同じ月で比べて254円の上がりです。
12月分は燃料費調整の単価が上がった
東京電力の燃料費調整単価は、1kWhあたり0.68円になりました。関西電力と九州電力は、燃料費調整が上限に達しているため、12月分はほとんど変わりません。
2027年1〜3月使用分の支援は、政府が検討している段階で、まだ決まっていません。
都市ガスの大手4社も、12月検針分は230〜249円上がります
東京ガスは11月検針分で744円上がり、12月検針分はさらに230円上がります。
都市ガスの大手4社も、12月検針分は前の月より上がります。上がり方は230〜249円です。
都市ガスの料金(標準的な家庭)
大阪ガス標準家庭。11月検針分は6,902円
7,151円+249円
東邦ガス29㎥。11月検針分は7,118円
7,361円+243円
東京ガス30㎥(東京地区など)。11月検針分は6,488円
6,718円+230円
西部ガス標準家庭。11月検針分は6,932円
12月分は公表を確認中
東京ガスは、11月検針分で前の月より744円上がりました。国の補助が終わったことと、10月1日に基本料金を月150円上げた改定(46年ぶり)が重なったためです。
家で確かめられることは、使用量・プラン・冬の支援の3つです
12月分は11月の使用量で決まります。
電気代とガス代は、使う量で大きく変わります。冬に向けて家で確かめられることです。
検針票で使用量と単価を見る
「標準的な家庭」より使う量が多い家ほど、上がる額も大きくなります。12月分は11月の使用量で決まります。
契約しているプランを確かめる
新電力やガスのセット割では、燃料費調整の上限がないプランもあります。会員ページで単価の決め方を見ます。
冬の支援の発表を待つ
2027年1〜3月使用分の支援は検討中です。決まれば各社のお知らせに出ます。
コピペ枠:家族と共有する電気代・ガス代のメモ
「全文をコピー」を押すと、そのまま貼り付けられます。○○の部分を書き換えて使ってください。
【電気代・ガス代のメモ】
電気:○○電力、プラン:○○、11月分:○○円(○○kWh)
12月分の見込み:標準的な家庭で前の月より○○円(会社の発表)
ガス:○○ガス、11月検針分:○○円(○○㎥)
国の支援:10〜12月使用分はなし。1〜3月分は検討中
よくある質問
12月の電気代はいくらですか。
東京電力エナジーパートナーの標準的な家庭(30A・260kWh)は9,738円です。11月分の9,561円から177円上がります。
いちばん高い電力会社はどこですか。
12月分の標準的な家庭の料金では、沖縄電力の10,815円がいちばん高く、北陸電力の7,982円がいちばん安くなっています。
関西電力と九州電力は上がらないのですか。
関西電力は8,251円で11月分と同じ、九州電力は8,110円で5円下がります。どちらも燃料費調整が上限に達しているためです。
国の電気・ガス代の支援はありますか。
7〜9月使用分で終わり、10〜12月使用分の支援はありません。2027年1〜3月使用分は政府が検討している段階です。
ガス代はいくら上がりますか。
12月検針分は、東京ガスが6,718円(+230円)、大阪ガスが7,151円(+249円)、東邦ガスが7,361円(+243円)です。
言葉の意味3語
- 燃料費調整
- 原油やLNGなどの輸入価格の変化を、電気代やガス代に反映するしくみです。
- 託送料金
- 電気を送る送配電網の利用料です。電気代の中に含まれています。
- 規制料金
- 国の認可が必要な、大手電力の従来からの料金プラン(従量電灯など)です。
出典・エビデンス一覧11件(公式10・報道1)
- 東京電力エナジーパートナー「2026年12月分の電気料金の燃料費調整について」
- 東北電力 12月分の燃料費調整
- 北陸電力 12月分の燃料費調整
- 関西電力 12月分の燃料費調整
- 中国電力 12月分の燃料費調整
- 四国電力 12月分の燃料費調整
- 九州電力 12月分の燃料費調整
- 東京ガス 12月検針分のガス料金
- 大阪ガス 12月のガス料金
- 東邦ガス 12月のガス料金
- 共同通信(電力10社の12月分のまとめ、中部電力・沖縄電力の金額)
- ※金額は各社のモデル料金(税込・再エネ賦課金を含む)です
- ※北海道電力と西部ガスの12月分は、公表を確かめたら書き足します
- ※本記事は情報提供を目的としたもので、特定の判断を推奨するものではありません。
文:プラスチックパレット株式会社 編集部
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