暮らしと制度 / 情報セキュリティ

IDAREの情報漏洩で何をするか、Fivot 12万9,659人の残高・取引履歴と本人確認書類の番号

お金をチャージして使うキャッシュレスアプリ「IDARE」で、8月から9月にかけてデータベースの情報が第三者に取られていました。漏れたのは、電話番号やメールアドレスのほか、残高や取引履歴、一部の人の本人確認書類の番号です。チャージしたお金は大丈夫か、届く連絡の何に気をつけるかを、運営会社の発表をもとにまとめました。

初版公開: / 最終更新: / プラスチックパレット株式会社

結論

IDAREを運営するFivotは10月13日、不正アクセスで、9月27日までの登録者12万9,659人(退会した人を含む)の電話番号、メールアドレス、生年月日、残高、取引履歴などが漏えいしたと公表しました。一部の人は氏名、住所、本人確認書類の番号なども含みます。残高は保全され、ログインパスワードは漏えいしていないとしています。

漏えいの対象者

12.9万人

129,659人(退会者を含む)

情報が取られた期間

8/10〜9/27

複数回にわたり

不正な取引

未確認

10月13日時点で確認されていない

この記事の要点(5項目)
  • IDAREでは、カスタマーサポートなどのために使っていた外部ソフトウェアの脆弱性を突かれ、8月10日から9月27日にかけて複数回、データベースの情報が第三者に取られました。
  • 対象は9月27日までに登録した12万9,659人で、退会した人も含みます。全員の電話番号、メールアドレス、生年月日、ユーザーID、残高、取引履歴、IDAREカードの名義と有効期限が漏えいしました。
  • 一部の人は、氏名、住所、本人確認書類の番号などの申請内容、カード番号の下4桁、入金用クレジットカード番号の先頭6桁と下4桁、入金用に登録した銀行口座番号の下3桁なども含みます。
  • 本人確認書類の画像、ログインパスワード、カード番号の全桁、セキュリティコード、暗証番号は漏えいしていません。ログインには多要素認証が必須で、漏えいした情報だけでは不正にログインできないとしています。
  • 残高は保全され、サービスは通常どおり使えます。IDAREは、パスワードや暗証番号、認証コードをメール、SMS、電話で尋ねることはないとしています。対象の人にはメールで個別に知らせるとしています。

IDAREで何が漏れたのか

この章の結論

全員の残高や取引履歴、一部の人の本人確認書類の番号が漏えいしました。画像やパスワード、カードの全桁は含まれません。

IDAREは、Fivotが運営するキャッシュレスアプリです。

全員の残高・取引履歴と、一部の人の本人確認の情報

区分情報
全ての対象者電話番号、メールアドレス、生年月日、ユーザーID、表示名などの登録情報、アカウントの設定・ステータス、残高、取引履歴、IDAREカードの名義・有効期限
一部の対象者氏名、住所、性別、利用目的、本人確認書類の番号などの申請内容、IDAREカード番号の下4桁、入金用クレジットカード番号の先頭6桁と下4桁、銀行口座番号の下3桁、リアルカードのアクティベーションコード、LADDERの属性情報(年収・勤務先など)
漏えいしていない本人確認資料と容貌の画像、ログインパスワード、IDAREカード・クレジットカードの全桁とセキュリティコードと暗証番号、銀行口座番号の全桁と暗証番号

出典:Fivot「「IDARE」における不正アクセスによる個人情報漏えいに関するお知らせとお詫び」(2026年10月13日)。漏えいした情報の範囲は使い方で異なり、詳しくは個別に連絡するとしています。

IDAREによると、対象は9月27日までに登録した12万9,659人で、退会した人も含みます。全員の電話番号、メールアドレス、生年月日、残高、取引履歴などが漏えいし、一部の人は氏名、住所、本人確認書類の番号などの申請内容も含みます。

マイナンバーや本人確認資料の画像は流出していないとしています。LADDERの属性情報は、2021年10月までに登録し、貸付サービス「LADDER」(2021年10月に終了)のために年収や勤務先などを入れた人に限られます。

外部ソフトウェアの脆弱性から、8月10日〜9月27日に

カスタマーサポートなどの業務のために使っていた外部ソフトウェアの脆弱性を突かれ、8月10日から9月27日にかけて複数回、データベースの情報が第三者に取られました。不正アクセスの経路を遮断し、そのソフトウェアの利用をやめ、関連する認証情報を更新したとしています。

お金は大丈夫か、何に気をつけるか

この章の結論

残高は保全されています。認証コードや暗証番号を尋ねる連絡には、相手が何を知っていても応じません。

IDAREは、残高は安全に保全され、サービスは通常どおり使えるとしています。

残高は保全、不正な取引は確認されていない

10月13日の時点で、本件による不正な取引は確認されていないとしています。ログインパスワードは漏えいしておらず、ログインには多要素認証が必須のため、漏えいした情報だけで第三者がアカウントに不正にログインすることはできないと説明しています。

IDAREを装うメール・SMS・電話に注意

IDAREは、IDAREを装った不審なメールやSMSが送られたり、電話がかかってきたりする可能性があるとしています。メール、SMS、電話で、パスワード、暗証番号、セキュリティコード、多要素認証の認証コードを尋ねることはないとしています。

残高や取引履歴、本人確認書類の番号を言い当てられると、本物の連絡に見えやすくなります。認証コードを伝えるとアカウントに入られるおそれがあるため、どんな相手にも伝えないことが大切です(当社の見方)。

IDAREの利用者が今できる3つのこと

IDAREの発表をもとにまとめました。

認証コードや暗証番号を誰にも伝えない

IDAREは、パスワード、暗証番号、セキュリティコード、認証コードをメール、SMS、電話で尋ねることはないとしています。

リンクや添付を開かず、個人情報を入れない

身に覚えのない連絡のリンクや添付ファイルは開かず、個人情報を入れないよう呼びかけています。

IDAREからの個別メールを確かめ、アプリから問い合わせる

対象の人にはメールで個別に知らせるとしています。問い合わせは、アプリ内の「お問い合わせ」か、Webサイトのお問い合わせフォームです。

よくある質問

IDAREの情報漏洩で何が漏れたのですか
全員の電話番号、メールアドレス、生年月日、ユーザーID、残高、取引履歴、IDAREカードの名義と有効期限です。一部の人は氏名、住所、本人確認書類の番号なども含みます。
残高やお金は大丈夫ですか
残高は安全に保全され、10月13日の時点で不正な取引は確認されていないとしています。サービスは通常どおり使えます。
パスワードや本人確認書類の画像は漏れたのですか
ログインパスワードと、本人確認資料や容貌の画像は漏えいしていないとしています。マイナンバーの流出もないとしています。
退会した人も対象ですか
対象です。9月27日までに登録した人は、退会した人も含めて対象です。
問い合わせ先はどこですか
アプリ内の「お問い合わせ」か、IDAREのWebサイトのお問い合わせフォームです。
なぜプラスチックパレット株式会社がこの記事を書いているのですか
当社は物流資材を扱う会社で、取引先や中小企業に関わる情報漏えいの公表を日々見ています。利用者が確かめられるよう、発表をもとに整理しました。
出典・エビデンス一覧1件(会社の公表1)

会社の公表

当社の関連記事

  • ※内容は2026年10月23日時点の公表にもとづきます。続報で変わる可能性があります。
  • ※運営会社名は、IDAREのサイトの表記(Fivot)によります。
  • ※「当社の見方」と書いた部分は、公表資料をもとにした当社の整理です。

文:プラスチックパレット株式会社 編集部

「情報漏えい・サイバー攻撃」の新しい記事

「情報漏えい・サイバー攻撃」の記事をすべて見る(58本)

ほかのテーマ:テーマから探す

この記事は役に立ちましたか?
押すだけで送信されます。内容の改善に使います(個人を特定する情報は集めません)
トップへ戻る