2026年10月 値上げ一覧、食品2,720品目とディズニー・加熱式たばこの改定
2026年10月は、食品の値上げが2,720品目判明しています。それに加えて、この月は食品の一覧には出てこないものが集中します。加熱式たばこ、テーマパークのチケット。「9月から値上げするもの」を調べていて見当たらなかった品目は、10月に入っていることがあります。食品と食品以外に分けて整理しました。
- 10月の食品値上げは2,720品目が判明しています。9月の4,531品目には及びませんが、8月の2,311品目は上回ります。集計途中の数字で、調査元は前年10月に続き単月で3千品目を超える見通しとしています。2026年通年の累計は判明分で18,347品目です。
- 10月1日はお酒の税金が一本化されます。ビールは350ml缶あたり9.1円下がり、発泡酒と新ジャンルは7.26円上がります。チューハイも7円の増税です。安かった缶がビールとして売り直される動きも出ています。
- 10月は食品以外の改定が集中します。JTが加熱式たばこ「プルーム」用スティック全31銘柄を一律40円引き上げる認可申請を行い、フィリップモリスジャパンもアイコス用スティック全54銘柄の改定を申請しました。いずれも課税方式の見直しに伴うものです。
- 東京ディズニーリゾートは10月から1デーパスポートの上限価格を引き上げます。大人は10,900円から12,400円へ1,500円、小人(4〜11歳)は300円上がって5,900円です。10月10日が11,900円、11日が12,400円と報じられています。
2026年10月の食品値上げは2,720品目です。10月1日はお酒の税金が一本化され、ビールは350ml缶あたり9.1円下がり、発泡酒と新ジャンルは7.26円上がります。加熱式たばこは全31銘柄が一律40円、東京ディズニーリゾートは大人の上限が12,400円になります。
日本郵便がゆうパック、ゆうパケット、クリックポストの料金を10月1日から改定します。ゆうパックの平均改定率は約10%ですが、140サイズ以上は約20%、ゆうパケットの1cm以内は44.0%と、大きさによって上がり方が変わります。▶ 詳しく見る
ビール、発泡酒、新ジャンルにかかる税金が10月1日に一本化されます。350ml缶あたりでビールは9.1円下がり、発泡酒と新ジャンルは7.26円上がります。チューハイも7円上がります。▶ 詳しく見る
10月1日は、ほかにも制度の変わり目が重なります。最低賃金の発効と、首都高速道路の料金改定も同じ日です。▶ 詳しく見る
帝国データバンク
10月1日予定・申請中
小人は+300円で5,900円
(当方計算)
CHAPTER 0110月に上がるものを、まず一覧で見ます
最初に全体像です。本記事の公開時点で確認できたものを、食品と食品以外に分けて並べます。
| 分野 | 対象 | 内容 | 時期 |
|---|---|---|---|
| 食品 | 飲食料品 | 2,720品目(判明分) | 10月中 |
| 酒類 | ビール・発泡酒・新ジャンル・チューハイ | 税金が一本化。ビールは下がり、発泡酒・新ジャンル・チューハイは上がります | 10月1日 |
| たばこ | JT「プルーム」用たばこスティック | 全31銘柄が一律40円 | 10月1日(申請中) |
| たばこ | アイコス用たばこスティック | 全54銘柄の改定を申請 | 10月(申請中) |
| レジャー | 東京ディズニーリゾート 1デーパスポート | 大人の上限12,400円(+1,500円)小人5,900円(+300円) | 10月(10日11,900円・11日12,400円) |
| 物流 | ゆうパック・ゆうパケット・クリックポスト | ゆうパックは平均約10%。ただし140サイズ以上は約20%、ゆうパケット1cm以内は44.0%、クリックポストは185円→240円 | 10月1日 |
本記事の公開時点(2026年8月1日)で確認できた分です。食品は帝国データバンクの集計、たばことテーマパークは各社の発表および報道によります。たばこは財務大臣の認可を前提とするものです。
たばこもテーマパークのチケットも、食品の値上げ一覧には載りません。「9月から値上げするもの」を調べていて見つからなかった品目は、10月分に入っている可能性があります。9月の食品値上げについては2026年9月の値上げ一覧にまとめています。
【2026年8月22日更新】荷物を送る料金も10月1日に上がります
日本郵便が2026年7月3日に発表した改定です。ゆうパック、ゆうパケット、クリックポスト、それに郵便局で売っている包装用品が、10月1日から一斉に変わります。
ゆうパックの平均改定率は「約10%」と発表されていますが、荷物の大きさと送り先によって、上がり方はかなり違います。関東から送る場合で見ると、同じ県内あては2%前後しか上がりません。60サイズから120サイズは約10%です。ところが140サイズ以上になると約20%と、倍の幅になります。
意外に大きいのが、薄い荷物を送るサービスのほうです。ゆうパケットは「1cm以内250円、2cm以内310円、3cm以内360円」の三段階が3cm以内360円の一本にまとまります。厚さの上限は変わりませんが、1cm以内で送っていた場合は250円が360円になり、44.0%の値上げにあたります。クリックポストも185円から240円で、29.7%上がります。
フリマアプリでの発送や、お歳暮の手配で使う方は、10月1日をまたぐかどうかで金額が変わります。
区分ごとの改定率をすべて計算した結果は、別の記事にまとめています。日本郵便10月改定はなぜ平均10%なのか、140サイズ以上20%とクリックポスト30%の落差で、関東発の全49区分の一覧と、値上げの背景をお伝えしています。
CHAPTER 02食品は2,720品目、9月に次ぐ水準です
帝国データバンクが2026年7月31日に公表した「食品主要195社」価格改定動向調査によると、10月の飲食料品の値上げは2,720品目が判明しています。
| 時期 | 値上げ品目数 | 10月との差 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 2026年8月 | 2,311品目 | ▲409品目 | 前年同月から約8割増 |
| 2026年9月 | 4,531品目 | +1,811品目 | 2026年内で最多 |
| 2026年10月 | 2,720品目 | ー | 判明分・集計途中 |
帝国データバンク「食品主要195社」価格改定動向調査(2026年7月31日公表分)。10月との差は当方で計算しました。
同調査は、各社が発表した分を積み上げる方式です。9月の値上げは、6月末の集計では3,029品目でしたが、7月末には4,531品目になりました。1カ月で1,502品目増えた計算です。10月についても同じことが起きるとみておくのが自然で、現時点の2,720品目は最終的な数字ではありません。個別の品目は、8月末から9月にかけての発表で明らかになっていきます。
調査元の帝国データバンク自身も、公表ページで10月について「前年10月に続き単月で3千品目を超える見通し」と記しています(2,720品目という判明分の数値と併記されています)。また2026年通年の値上げ品目数は、1〜11月までの判明分で18,347品目に達し、前年の20,609品目を上回る可能性があるとされています。
調査の対象は、主に全国展開を行う上場・非上場の主要195社です。家庭用を中心とした飲食料品が集計されており、価格を据え置いて内容量を減らす実質値上げも対象に含まれます。
10月分の企業別・商品別の内訳は、本記事の公開時点では公表されていません。判明しだい、この記事を更新します。9月分の企業別一覧(ニッスイ、キッコーマン食品、テーブルマークなど)は2026年9月の値上げ一覧に掲載しています。
CHAPTER 03お酒は、上がるものと下がるものに分かれます
10月1日に、お酒にかかる税金が変わります。ここが今月のいちばん変わったところです。すべてが上がるわけではなく、下がるものもあります。
ビール、発泡酒、新ジャンル(第3のビール)の3つは、これまで税金の額がばらばらでした。それを10月1日に同じ額へそろえます。高かったビールは下がり、安かった発泡酒と新ジャンルは上がります。
| 種類 | いまの税金 | 10月1日から | 差 |
|---|---|---|---|
| ビール | 63.35円 | 54.25円 | ▲9.10円(下がる) |
| 発泡酒 | 46.99円 | 54.25円 | +7.26円(上がる) |
| 新ジャンル | 46.99円 | 54.25円 | +7.26円(上がる) |
| チューハイ・サワー | 28円 | 35円 | +7円(上がる) |
350ml缶1本あたりの酒税額です。財務省・国税庁の公表資料をもとにした数字として、複数の解説資料で同じ値が示されているものを採用しました。当社が原典を直接確認したものではありません。
日本酒(清酒)も下がり、ワインなどの果実酒は上がるとされています。ただしお酒の分類は細かく分かれているため、すべての日本酒やワインに当てはまるとは限りません。
これは増税ではなく「そろえる」ための改正です
なぜこんなことをするのでしょうか。似たようなお酒なのに税金の額が違うと、味ではなく税金の安さで商品が作られてしまう、という考え方があるためです。
この見直しは2020年10月、2023年10月、2026年10月の3回に分けて進められてきました。10月1日がその最後の回にあたります。2020年より前は、ビールと新ジャンルで49円もの差がありました。それが10月1日にゼロになります。
安かった缶が、ビールとして売られるようになります
税金の差がなくなると、発泡酒や新ジャンルは「安いから選ぶ」という理由がなくなります。そこでメーカー各社は、麦芽の割合を増やしてビールとして売り直す動きを進めています。
金麦、本麒麟、麦とホップといった銘柄が、ビールに切り替わると発表されています。サッポロビールは黒ラベルとヱビスを10月1日から350mlあたり9.1円値下げすると公表しました。この9.1円は、上の表のビールの減税額とちょうど同じです。
ここで示しているのは、あくまで税金の額です。お店で売られる値段がそのとおりに動くとは限りません。値下げするか、据え置くか、別の理由で値上げするかは、メーカーとお店がそれぞれ決めることです。
買いだめは、思ったほど得にならないことがあります
上がるものを9月のうちに買っておこう、と考えるかもしれません。ただしお酒には賞味期限や飲みごろがあります。ビール系の缶は、製造から9か月ほどをおいしく飲める目安としているメーカーが多くあります。
また、お店が10月1日の時点で持っている在庫については、税金の差額を精算する手続きが別に定められています。9月末に駆け込みで仕入れても、お店側が単純に得をする仕組みにはなっていません。そのぶん値引きが大きくなるとは限らないということです。
CHAPTER 04加熱式たばこは、全31銘柄が一律40円上がります
10月の値上げで、対象がはっきりしているのがたばこです。
JTは2026年7月15日、10月1日からの加熱式たばこに係る課税方式の見直しに伴い、たばこの小売定価改定の認可申請を財務大臣に対して行ったと発表しました。対象は「プルーム」ブランドのたばこスティック全31銘柄で、値上げ幅は一律40円です。
| ブランド | 現行価格 | 改定後 | 上げ幅 |
|---|---|---|---|
| エボ | 580円 | 620円 | +40円 |
| メビウス | 550円 | 590円 | +40円 |
| キャメル | 530円 | 570円 | +40円 |
いずれも20本入り。財務大臣の認可を受けられれば10月1日より改定される予定です。当方で検算したところ、3ブランドとも差額は40円で一致しました。出典はJTの発表を報じた各社報道によります。
4月にも上がっているため、3月比では70円です
この40円は、今年に入って2回目の改定です。加熱式たばこの増税は消費者への影響を考慮して2026年に2段階で実施され、すでに4月に30円の値上げが行われています。
当方で計算すると、4月の30円と10月の40円を合わせて、3月時点と比べると半年余りで70円上がることになります。エボであれば550円から620円、メビウスであれば520円から590円という推移です。
この値上げは、財務大臣の認可を受けることが前提です。JTは申請を行った段階であり、本記事の公開時点で認可の可否は確認できていません。認可されれば10月1日から実施される予定とされています。
紙巻きたばこは、今回の申請に含まれていません
今回JTが申請したのは、プルーム用たばこスティックの31銘柄です。紙巻きたばこは今回の申請対象に含まれていません。ただし今後、別の価格改定が発表される可能性まで否定されているわけではありません。
CHAPTER 05アイコス用スティックも申請されています
加熱式たばこはJTだけではありません。日本経済新聞は2026年7月27日、フィリップモリスジャパンが加熱式たばこ用スティック全54銘柄の値上げを財務省に申請したと報じています。認可されればテリアが640円などになるとされています。
JTの31銘柄とあわせると、申請中の銘柄は合計85銘柄にのぼります(当方で合計)。加熱式たばこを吸う方にとっては、銘柄を変えても影響を避けにくい構造です。
ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)のスティックについては、2026年に入ってから価格が引き上げられていると報じられています。本記事では10月に予定されているものを扱っているため、個別の内容は取り上げていません。
なぜ今、たばこが上がるのでしょうか
理由は原材料や物流ではなく、税制の変更です。
これまで加熱式たばこは、紙巻きたばこに比べて税負担が低く抑えられていました。この差を解消するため、加熱式たばこの課税方式を見直す制度改正が進められています。消費者への影響を考慮して2026年4月と10月の2段階で実施され、4月から9月までは新旧の計算方法を組み合わせた経過措置、10月からは新しい方式へ完全に移行します。
食品の値上げがナフサや物流費といったコスト由来であるのに対し、たばこは制度由来です。同じ「値上げ」でも、背景がまったく異なります。
CHAPTER 06ディズニーのチケットは3年ぶりの改定です
日本経済新聞が2026年7月13日に報じたところによると、オリエンタルランドは東京ディズニーランドと東京ディズニーシーで、10月からチケットの上限価格を引き上げます。1デーパスポート大人の上限価格は12,400円となり、1,500円高くなります。
同紙によると、小人も300円引き上げて5,900円となります。いずれも需要の高い日のみに適用されるもので、人気イベント「ディズニー・ハロウィーン」開催中の10月10日が11,900円、11日が12,400円とされています。
| 項目 | 従来 | 改定後 | 時期 |
|---|---|---|---|
| 1デーパスポート 大人の上限 | 10,900円 | 12,400円 | 2026年10月から(10月10日11,900円・11日12,400円) |
| 同 小人(4〜11歳)の上限 | 5,600円 | 5,900円 | 2026年10月から(+300円) |
| 最低価格 | 7,900円 | 8,400円 | 2026年7月10日入園分から(実施済み) |
| 駐車場(普通乗用車) | 3,000円 | 4,000円 | 2026年6月16日から(実施済み) |
日本経済新聞(2026年7月13日)ほかの報道によります。小人の従来価格5,600円は、報道にある「300円引き上げ5,900円」から当方で逆算したものです。同リゾートは価格変動制を採用しており、入園日によって価格が変わります。最低価格と駐車場については個人運営メディアの記載により、報道機関での確認はできていません。
東京ディズニーリゾートの年齢区分は、公式サイトでは大人が18才以上、中人(中学・高校生)が12〜17才、小人(幼児・小学生)が4〜11才とされています。報道では小人を「4〜12歳」と記載しているものがありますが、本記事は公式サイトの区分に合わせました。なお中人(12〜17才)の上限価格についても引き上げが報じられていますが、当社が確認できた範囲では金額の裏づけが十分でないため、本記事では扱っていません。
上限価格の引き上げは2023年10月以来、3年ぶりです(日本経済新聞)。
なお東洋経済オンラインおよびTBS NEWS DIGは、10月10日の11,900円・11日の12,400円という価格について、公式サイトに表示されている料金として報じています。本記事の公開時点で、オリエンタルランドのニュースリリースそのものは確認できていません。
東京ディズニーリゾートは、入園日によってチケット価格が変わる価格変動制を採用しています。混雑が予想される日は高く、それ以外は低く設定されます。11,900円は10月10日、12,400円は10月11日の料金として表示されているもので、10月以降のすべての日が最高価格になるということではありません。実際の価格は入園日ごとに公式サイトでご確認ください。
値上げは10月だけの話ではありません
見落としやすいのが、最低価格と駐車場です。最低価格の7,900円は2026年7月10日入園分から8,400円へ改定済みで、駐車場の普通乗用車も2026年6月16日から3,000円が4,000円へ変わっています。
「10月から上がる」と聞いて10月以降の予定を調べる方が多いと思いますが、安い日を選ぼうとしても、その最低ラインは既に上がっています。この点は先に押さえておくほうが、予算を立てやすくなります。
【2026年8月9日更新】テーマパーク101施設のうち32施設が値上げしています
ここまでディズニーのチケットを見てきましたが、値上げはこの1施設に限った話ではありません。帝国データバンクが2026年7月16日に公表した「主要レジャー施設(テーマパーク)」価格調査によると、全国の主なレジャー191施設のうち50施設・約26%が2026年にチケット料金を値上げしています。
このうちテーマパーク(遊園地を含む)は対象101施設中32施設、水族館は7施設、動物園は11施設でした。前年は191施設中71施設・37%だったので、値上げする施設の数そのものは3割減っています。
| チケット種別 | 2025年平均 | 2026年平均 | 差 |
|---|---|---|---|
| 一般券(入場料・大人1名) | 1,697円 | 1,768円 | +71円(4.2%) |
| フリーパス(最高額) | 4,875円 | 5,033円 | +158円(3.2%) |
帝国データバンク「2026年『主要レジャー施設(テーマパーク)』価格調査」(2026年7月16日公表)によります。同社ページを直接確認しました。2025年のフリーパス平均4,875円は、公表された2026年平均5,033円と増加額158円から当方で逆算した値です。
一般券の平均1,768円は、上昇額としては2022年の調査開始以降で最も大きい71円の増加です。フリーパスの平均5,033円は調査開始以降で初めて5,000円を超えました。ただし上げ幅そのものは3年ぶりに100円台にとどまっており、同社は急激な上昇ペースからは一服感もみられるとしています。
施設の種類ごとに見ると、一般券の平均が最も高いのは水族館の2,202円です。餌代や水質維持の電気代がかかるためで、2022年比では34.6%増と全施設で最大でした。テーマパークは1,728円(前年比+106円・6.5%)、動物園は1,473円で最も安くなっています。動物園は市町村などの公営が多く、値上げへの反発が大きいため上げ幅が小さくとどまる傾向があります。
この調査には32という数字が2回出てきます。ひとつはテーマパーク101施設のうち値上げした32施設、もうひとつは191施設全体のうち変動料金制の導入が確認できた32施設です。母数も対象も別のものですので、報道で「32施設」という数字を見かけたときは、どちらの話かをご確認ください。
【2026年8月9日更新】サンリオピューロランドとUSJも動いています
10月を待たずに上がる施設もあります。時事通信の2026年8月8日の報道によると、サンリオピューロランドは8月1日入場分から、変動価格の上限を1,000円引き上げて6,900円としました。
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは9月1日入場分から、予約販売が始まった開園日でも、混雑が予想されれば価格を改定できる仕組みを導入します。同報道は、秋の大型連休や週末を中心に値上がりが予想されるとしています。
| 施設 | 内容 | 時期 |
|---|---|---|
| サンリオピューロランド | 変動価格の上限を1,000円引き上げ、6,900円へ | 2026年8月1日入場分から |
| ユニバーサル・スタジオ・ジャパン | 予約販売開始後でも混雑予想に応じて価格を改定できる仕組みを導入 | 2026年9月1日入場分から |
| 東京ディズニーリゾート | 1デーパスポート大人の上限を12,400円へ(第5章参照) | 2026年10月から |
時事通信(2026年8月8日)の報道によります。各社の公表資料そのものは本記事の更新時点で確認できていません。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンについては、具体的な改定額は示されていません。
【2026年8月9日更新】入園後にかかるお金も増えます
チケット代とは別に、入園してから支払う金額も上がります。同じ時事通信の報道によると、オリエンタルランドは待ち時間を短縮できる有料サービス「ディズニー・プレミアアクセス」の対象施設を9月から増やし、一部のパレードについても値上げを行うと発表しています。
あわせて、無料でアトラクションの体験時間を予約できる「プライオリティパス」の提供が、2026年8月末で終了します。これまで無料で待ち時間を短くできた仕組みがなくなるため、同じ体験を続けるには有料サービスを使うことになります。
10月10日に大人2人で行く場合、チケットは11,900円×2人で23,800円です。ここに待ち時間短縮の有料サービスを加えると、その分が上乗せされます。無料のプライオリティパスが8月末で終わるため、9月以降は「無料で待ち時間を減らす」という選択肢がなくなります。予算を立てるときは、チケット代と入園後の費用を分けて考えておくほうが安全です。
帝国データバンクは、値上げが「モノ」から「サービス」へ広がっていると分析しています。同社は、物価上昇に賃上げが追いつかない状況では大幅な価格改定が来場者の減少を招くおそれもあるとしたうえで、今後は一律の値上げではなく、待ち時間短縮などの付加価値があるチケットや訪日外国人向けの料金など、柔軟な対応が求められると指摘しています。
CHAPTER 07なぜ10月に集中するのでしょうか
10月に改定が集まるのは偶然ではありません。ただし、理由は分野ごとに違います。
| 分野 | 10月である理由 | 根拠の種類 |
|---|---|---|
| たばこ | 課税方式の見直しが10月1日に完全移行するため | 制度で決まっている |
| 食品 | 各社の個別の経営判断 | 公表資料からは確認できない |
| レジャー | 同左 | 公表資料からは確認できない |
たばこの理由は制度改正によるもので明確です。食品とレジャーについては、時期の選定理由を示す公表資料を確認できていないため、推測での記載は行っていません。
ここは正直に申し上げます。たばこ以外について「なぜ10月なのか」を説明できる公表資料は確認できていません。上半期と下半期の区切りにあたること、年度の折り返しであることなどは指摘できますが、各社がそう述べているわけではないため、推測として書くことは避けます。
食品の値上げ理由は、たばことは別のところにあります
食品については、帝国データバンクが要因を集計しています。2026年7月31日公表分では、複数回答で原材料高90.9%、物流費65.8%、包装・資材64.0%、中東情勢27.8%となっています。
包装・資材とは、トレーや容器、フィルムのことです。これらは石油から作られるナフサを原料とする樹脂製品で、当社が扱うプラスチックパレットやストレッチフィルムと同じ原料から生まれています。中東情勢による原油とナフサの価格上昇が、資材を経由して食品の値札に届く構造です。
この経路の詳細は2026年9月の値上げ一覧の第6章で扱っています。原料そのものの価格推移はナフサ・原油完全まとめをご覧ください。
CHAPTER 08家計への影響は、どう見ればよいでしょうか
10月の値上げは、家計に効く形が分野によって違います。
たばこは、毎日の習慣にそのまま乗ります
1箱40円という上げ幅は小さく見えますが、毎日買うものです。1日1箱なら、年間で14,600円の増加にあたります(40円×365日、当方計算)。10箱入りのカートンで買う場合は、1カートンあたり400円の差になります。
さらに、4月の30円分も加わっています。3月時点と比べれば1日1箱で年間25,550円の増加です(70円×365日、当方計算)。
レジャーは、回数で効きます
ディズニーのチケットは、行く回数がそのまま影響の大きさになります。上限価格の日に大人2人で行く場合、従来の10,900円×2=21,800円が、12,400円×2=24,800円となり、3,000円の差です。大人2人・小人2人なら、21,800円+5,600円×2=33,000円が、24,800円+5,900円×2=36,600円となり、3,600円の差になります(いずれも当方計算)。
ただし価格変動制のため、入園日を選べば差は小さくなります。混雑日を避けられるかどうかが、そのまま費用に反映される仕組みです。
お酒は、何を飲むかで向きが変わります
お酒は上がるものと下がるものがあるため、家計への効き方も一方向ではありません。350ml缶を1日1本飲む場合、税金だけを見ると次のようになります。
| 種類 | 1本あたり | 年間(365本) |
|---|---|---|
| ビール | ▲9.10円 | 約3,300円の減 |
| 発泡酒・新ジャンル | +7.26円 | 約2,650円の増 |
| チューハイ | +7円 | 約2,550円の増 |
税額の差に365を掛けた当方の計算です。実際に支払う金額は、店頭価格がどう動くかによって変わります。
これまで発泡酒や新ジャンルを選んでいた方は負担が増え、ビールを飲む方は減る向きになります。ただし店頭価格は税金だけで決まるわけではないため、この通りになるとは限りません。
10月1日は、ほかの制度も動きます
同じ10月1日に、最低賃金が引き上げられ、首都高速道路の料金も改定されます。働いて受け取る側から見れば時給が上がり、物を運ぶ費用は上がる、という別方向の動きが同じ日に重なります。
食品は、品目数の多さで効きます
食品は1品あたりの上げ幅が数十円でも、対象が2,720品目に及びます。買い物かごの複数の場所で少しずつ増えるため、1品ごとの差は小さくても、レジで合計したときに差が見える構造です。
「10月から家計がいくら増えるのか」を示す公式の数字は、本記事で参照した資料には含まれていません。そのため本記事では、世帯単位の負担額の試算は行っていません。上記の年間額は、1日1箱・大人2人といった単純な条件での計算であり、実際の負担は使う量と頻度によって変わります。
10月の値上げと、2027年4月の消費税1%は別の話です
この記事の初版公開後の、政府は臨時閣議で、飲食料品の消費税率を2027年(令和9年)4月から2年間、8%から1%へ引き下げる基本方針を閣議決定しました(「給付付き税額控除の制度導入の基本方針」)。ニュースで見かけた方も多いと思いますので、10月の値上げとの関係を整理しておきます。
- 10月の値上げには効きません。引き下げの開始は2027年4月の予定で、それまでの半年間、税率は8%のままです。しかも実施には法律の改正が必要で、現時点では方針が決まった段階です。
- 対象は飲食料品だけです。この記事で扱ったたばこもテーマパークのチケットも、引き下げの対象ではありません。外食と酒類も対象外の見通しです。
- 金額の目安はあります。総務省の家計調査(2025年平均・二人以上の世帯)から軽減税率の対象にあたる支出を割り出すと、7%分は1か月あたり約4,832円にあたります。この試算の過程と、値上げとどちらが大きいのかの比較は食料品の消費税1%はいつからいくら安くなるのかで詳しく整理しています。
「減税が始まるなら、値上げは気にしなくてよい」とはなりません。減税は2年間の期限つきで、値上げの要因(原材料・物流・包装資材)はその後も残るからです。帝国データバンクも同じ公表ページで、値上げ圧力を直接的に抑制する効果は限定的となる可能性があると記しています。
9月と10月は、続けて見ておくと備えやすくなります
9月は食品4,531品目で2026年内最多、10月は食品2,720品目に加えてたばことレジャー。2カ月続けて、性質の違う値上げが重なります。9月分については2026年9月の値上げ一覧に、8月分については2026年8月の値上げ一覧にまとめています。
CHAPTER 09この記事に出てきた言葉の意味
その時点までに各社が発表した分を積み上げた数字です。まだ発表されていない値上げは含まれないため、集計のたびに増えていきます。10月の2,720品目も最終的な数字ではありません。
たばこの小売価格は、たばこ事業法にもとづき財務大臣の認可を受けて決まります。メーカーが価格を変えたい場合は申請を行い、認可を受けてから実施します。他の商品のようにメーカーが単独で決められる仕組みではありません。
加熱式たばこは紙巻きたばこより税負担が低く抑えられてきました。この差を解消するための制度改正で、2026年4月と10月の2段階で実施されます。10月から新しい方式へ完全に移行します。
入園日によってチケット価格が変わる仕組みです。混雑が予想される日は高く、それ以外は低く設定されます。ダイナミックプライシングとも呼ばれます。東京ディズニーリゾートでは2021年3月に導入されました。
帝国データバンクが行っている調査です。主に全国展開する上場・非上場の主要195社を対象に、家庭用を中心とした飲食料品の値上げ動向を毎月末に集計しています。
原油を精製して得られる石油製品のひとつで、プラスチックや合成繊維の原料になります。食品トレーやフィルム、当社が扱うプラスチックパレットも、このナフサから作られる樹脂を原料としています。
CHAPTER 10主な情報源
食品の値上げ品目数について
- マイナビニュース「2026年8月の飲食料品値上げは2311品目、前年比8割増」2026年7月31日|帝国データバンク「食品主要195社」価格改定動向調査(2026年7月31日公表)の内容として、10月2,720品目・9月4,531品目・8月2,311品目、要因別(原材料高90.9%・物流費65.8%・包装資材64.0%・中東情勢27.8%)の記載|https://news.mynavi.jp/article/20260731-4760168/
お酒の税金について
- 財務省・国税庁の公表資料をもとにした解説複数|2026年10月1日にビール・発泡酒・新ジャンルの酒税が350ml換算で54.25円に一本化される旨、ビールが63.35円から9.1円の減税、発泡酒・新ジャンルが46.99円から7.26円の増税となる旨、チューハイ等「その他の発泡性酒類」が28円から35円へ引き上げられる旨、日本酒(清酒)が引き下げ・果実酒が引き上げとなる旨、平成29年度税制改正に基づき2020年10月・2023年10月・2026年10月の3段階で進められてきた旨。複数の解説資料で同じ数値を確認しましたが、当社が財務省・国税庁の原典を直接参照したものではありません。
- サッポロビールの価格改定に関する報道|同社が2026年10月1日から黒ラベルとヱビスを350mlあたり9.1円値下げする旨、金麦・本麒麟・麦とホップがビール品目へ移行する旨。
加熱式たばこについて
- マイナビニュース「JT、加熱式たばこ全31銘柄を10月値上げへ」2026年7月18日|JTが2026年7月15日に小売定価改定の認可申請を財務大臣に行った旨、対象が「プルーム」ブランドのたばこスティック全31銘柄である旨、値上げ幅が一律40円で改定後の価格がエボ620円・メビウス590円・キャメル570円(いずれも20本入り)である旨、認可を受けられれば10月1日から改定する予定である旨|https://news.mynavi.jp/article/20260718-4712138/
- Impress Watch「JT、Ploom用たばこスティック値上げ 10月に加熱式たばこ増税」2026年7月17日|改定前価格がエボ580円・メビウス550円・キャメル530円である旨、加熱式たばこの増税が2026年に2段階で実施され4月に30円の値上げを行っている旨、3月までの価格との比較では70円の値上げとなる旨
- Yahoo!ニュース エキスパート(石田雅彦)2026年7月|フィリップモリスジャパンが加熱式たばこ用スティック全54銘柄の値上げを財務省に申請した旨(日本経済新聞2026年7月27日を引用)、認可されればテリアが640円などとなる旨、2025年度税制改正で加熱式たばこの段階的な増税が決まっている旨
東京ディズニーリゾートについて
- 日本経済新聞「東京ディズニーリゾートがチケット上限10月に上げ 1日1万2400円」2026年7月13日|オリエンタルランドが東京ディズニーランドと東京ディズニーシーで10月からチケットの上限価格を引き上げる旨、引き上げが2023年10月以来3年ぶりである旨、1デーパスポート大人の上限価格を1万2400円と1500円高くする旨、小人を300円引き上げ5900円とする旨、需要の高い日のみに適用する旨、10月10日が1万1900円・11日が1万2400円である旨の報道
- 東洋経済オンライン 2026年7月|1デーパスポート大人がこれまで7900〜1万900円であった旨、公式サイトに10月10日の価格が1万1900円・11日の価格が1万2400円と表示されている旨の記載
- TBS NEWS DIG(Yahoo!ニュース掲載分で確認)2026年7月|10月10日が1万1900円・11日が1万2400円と表示されており、上限が最大で1500円引き上げられている旨の報道
- TDR GO「【2026年10月】TDRチケット料金が値上げへ」およびプライシー「【2026年7月】ディズニー値上げしすぎ?」|最安値が2026年7月10日入園分から7,900円から8,400円へ引き上げられている旨、2026年6月16日から駐車場の普通乗用車が3,000円から4,000円へ改定された旨の記載。いずれも個人・企業が運営する情報サイトであり、報道機関または同社の公表資料での裏付けは取れていません
テーマパーク全体の値上げについて
- 帝国データバンク「2026年『主要レジャー施設(テーマパーク)』価格調査 ― レジャー施設の2割『チケット代』を値上げ、フリーパスは5千円超え」2026年7月16日公表|同社サイトを直接参照。調査対象191施設、値上げ50施設・約26%、テーマパーク101施設中32施設、一般券平均1,768円(前年1,697円・+71円・4.2%)、フリーパス平均5,033円(+158円・3.2%)、変動料金制の導入確認は191施設中32施設、ジャンル別一般券は水族館2,202円・テーマパーク1,728円・動物園1,473円
https://www.tdb.co.jp/report/economic/20260715-themepark26y/ - 時事通信「テーマパーク値上げ、30施設超に=26年、ディズニーなど続々―コスト増背景、混雑緩和も狙う」2026年8月8日(Yahoo!ニュース掲載分で確認)|サンリオピューロランドが8月1日入場分から上限を1,000円引き上げ6,900円とした旨、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンが9月1日入場分から予約販売開始後も混雑予想に応じて価格を改定できる仕組みを導入する旨、オリエンタルランドがディズニー・プレミアアクセスの対象施設を9月から増やし一部パレードを値上げする旨、プライオリティパスの提供を8月末で終了する旨の報道
消費税の引き下げ方針と通年の値上げ集計について
- 首相官邸「『給付付き税額控除』の制度導入の基本方針の閣議決定についての会見」2026年8月5日|同日の臨時閣議で「給付付き税額控除の制度導入の基本方針」を閣議決定した旨、飲食料品の消費税率を給付付き税額控除の実施までの「つなぎ」と位置づける旨、9月に大綱を決定したうえで臨時国会に法律案を提出し早期成立を目指す旨。ページを直接参照しました|https://www.kantei.go.jp/jp/105/statement/2026/0805kaiken.html
- 首相官邸「『飲食料品に係る消費税率の引下げ』及び『給付付き税額控除』についての会見」2026年7月30日|飲食料品の消費税率1%への引き下げを令和9年4月より2年間先行させる旨、令和9年6月以降に所得に連動したきめ細かな給付を先行導入する旨、令和11年4月の本格導入に合わせて税率を8%に戻していく旨。ページを直接参照しました|https://www.kantei.go.jp/jp/105/statement/2026/0730kaiken.html
- 帝国データバンク「『食品主要195社』価格改定動向調査 ― 2026年8月」2026年7月31日公表|2026年通年の値上げ品目数の累計が1〜11月までの判明分で18,347品目である旨、前年(20,609品目)を上回る可能性がある旨、10月(2,720品目)も前年10月に続き単月で3千品目を超える見通しである旨、消費税率引き下げの値上げ抑制効果は限定的となる可能性もあるとの記述。2026年8月7日の更新にあたり公表ページを直接参照しました|https://www.tdb.co.jp/report/economic/20260731-neage26y08/
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本記事における計算値(3月比の70円、申請中の合計85銘柄、年間14,600円・25,550円、大人2人で3,000円の差、月別の品目数差)は、いずれも上記資料の数値をもとに当方で計算したものです。帝国データバンクの2026年7月31日公表分およびJT・東京ディズニーリゾートの発表については、報道機関の記事を通じて内容を確認しました。正確な数値は各社の公表資料をご参照ください。
FAQよくあるご質問
2026年10月から値上げになるものは何ですか。
食品では帝国データバンクの集計で2,720品目の値上げが判明しています。食品以外では、JTが加熱式たばこ「プルーム」用スティック全31銘柄を一律40円引き上げる認可申請を財務大臣に行っており、認可されれば10月1日から実施されます。フィリップモリスジャパンもアイコス用スティック全54銘柄の改定を申請しています。東京ディズニーリゾートは10月から1デーパスポートの上限価格を、大人12,400円・小人5,900円へ引き上げます。
10月からお酒は高くなりますか。
お酒は種類によって向きが分かれます。10月1日にビール・発泡酒・新ジャンルの税金が350ml缶あたり54.25円へ一本化されるため、これまで63.35円だったビールは9.1円下がり、46.99円だった発泡酒と新ジャンルは7.26円上がります。チューハイなどは28円から35円へ7円上がります。日本酒(清酒)は下がり、ワインなどの果実酒は上がるとされています。ただしこれは税金の額であり、お店で売られる値段がそのとおりに動くとは限りません。
加熱式たばこはいくら上がりますか。
JTの「プルーム」用たばこスティックは、認可されれば10月1日から一律40円の値上げとなります。20本入りで、エボが580円から620円、メビウスが550円から590円、キャメルが530円から570円です。2026年4月にも30円の値上げが行われているため、3月時点と比べると合計70円上がる計算になります。背景には、紙巻きたばことの税負担差を解消するための課税方式の見直しがあり、2026年4月と10月の2段階で実施されます。
ディズニーのチケットはいつから、いくら上がりますか。
日本経済新聞の報道によると、オリエンタルランドは2026年10月から1デーパスポートの上限価格を引き上げます。大人は10,900円から12,400円へ1,500円、4〜11歳の小人は300円上がって5,900円です。需要の高い日のみに適用され、10月10日が11,900円、11日が12,400円とされています。なお最低価格は10月ではなく2026年7月10日入園分から、7,900円が8,400円へ改定済みです。同リゾートは入園日によって価格が変わる価格変動制を採用しているため、すべての日が同じ金額になるわけではありません。
9月と10月では、どちらが値上げが多いのですか。
食品の品目数では9月です。帝国データバンクの2026年7月31日公表分によると、9月は4,531品目で2026年内としては最多、10月は2,720品目となっています。ただし10月分は集計途中であり、今後の各社発表で増える可能性があります。また10月は、食品の一覧には出てこない加熱式たばこやテーマパークのチケットなど、食品以外の改定が集中する月でもあります。
食品の消費税1%は、10月の値上げに関係ありますか。
関係しません。2026年8月5日に閣議決定された方針では、飲食料品の消費税率の引き下げは2027年4月からの予定で、10月の時点では税率8%のままです。実施には法律の改正が必要で、9月に大綱を決定したうえで臨時国会に法律案を提出するとされています。また対象は飲食料品であり、加熱式たばこやテーマパークのチケットは対象ではありません。金額の目安や値上げとの比較は、当社の解説記事で整理しています。
なぜプラスチックパレット株式会社がこの記事を書いているのですか。
当社は千葉県我孫子市を拠点に、プラスチックパレット・再生樹脂原料・PPバンド・ストレッチフィルムなどの物流資材をお取扱いしています。食品の値上げ要因として挙げられる包装・資材やトレー、フィルムは、当社が扱う樹脂製品と同じ原料から作られています。原油からナフサ、樹脂へと枝分かれする流れを日々の調達を通じて把握できる立場から、値上げの背景を整理してお伝えしています。
- 本記事はに公開し、に消費税の引き下げ方針と通年の値上げ集計を追記しました。記載内容はそれぞれの時点で確認できた情報をもとに整理したものです。10月の値上げは今後も各社から発表が続くため、網羅的なものではありません。判明しだい更新します。
- 食品の2,720品目は帝国データバンクが各社の発表を積み上げた判明分です。同種の集計では、9月分が1カ月で3,029品目から4,531品目へ増えた実績があり、10月分も今後増加する可能性があります。
- たばこの価格改定は、財務大臣の認可を受けることが前提です。本記事の公開時点でJT・フィリップモリスジャパンはいずれも申請を行った段階であり、認可の可否は確認できていません。
- 火災保険については、2026年10月に改定を予定する保険会社があると複数の情報サイトが記していますが、実施時期・改定幅を一次資料で確認できなかったため本記事では扱っていません。ご契約中の保険については、保険会社からの案内をご確認ください。
- 東京ディズニーリゾートは価格変動制を採用しており、記載の11,900円・12,400円は特定の入園日の料金として報じられているものです。10月以降のすべての日が最高価格になるわけではありません。本記事の公開時点で、オリエンタルランドのニュースリリースそのものは確認できていません。実際の価格は公式サイトでご確認ください。
- 本記事で参照した資料には、世帯あたりの負担増を示す数値が含まれていないため、世帯単位の試算は行っていません。記載した年間額は単純な条件での計算です。本記事は特定の商品の購入・買い控えを推奨するものではなく、投資判断・経営判断の根拠として作成したものでもありません。引用に際しては出典として本記事URLを明記してください。記載内容に事実誤認がありましたら、お問い合わせフォームよりご連絡ください。