サプライチェーン・レポート / ベトナムの貿易統計(月次)

ベトナムは樹脂をいくらでどこから買っているのか|1トン1,409ドル、カタールのLPGは5月からゼロ

ベトナムは樹脂の純輸入国です。2026年1〜7月の輸入566万トンに対し、輸出は174万トン。3.3倍の開きがあります。輸入元の4割は中国で、単価は輸入1,409ドル、輸出1,235ドルです。燃料でも同じことが起きており、カタールからのLPG輸入は4月にほぼ止まり、5月以降はゼロです。ベトナム税関の月次統計を、樹脂と燃料について相手国別に並べました。

初版公開: / 最終更新: / プラスチックパレット株式会社

ANSWER

ベトナムの樹脂原料は、2026年1〜7月で輸入5,662,579トンに対し輸出1,738,668トンです。輸入が輸出の3.3倍あり、輸入元の39.7%が中国です。単価も輸入1,409ドル、輸出1,235ドルで、高く買って安く売っています。日本向けの輸出は5月の45,179トンが山でした。

樹脂原料の輸入(2026年1〜7月)

3.3倍

輸出1,738,668トンに対して

輸入元に占める中国

39.7%

2,247,758トン

カタールからのLPG(5月以降)

ゼロ

3月は66,302トン

この記事の要点

  • ベトナムの樹脂原料は、2026年1〜7月で輸入5,662,579トンに対し輸出1,738,668トンです。輸入が輸出の3.3倍あり、7か月のすべての月で輸入が輸出を上回っています。ベトナムは樹脂の純輸入国です。
  • 輸入元の1位は中国で2,247,758トン、全体の39.7%を占めます。韓国が793,122トンで14.0%、アメリカが638,896トンで11.3%と続きます。ベトナムの樹脂は、その4割が中国から来ています。
  • 単価も逆転しています。2026年1〜7月の輸入単価は1トンあたり1,409ドル、輸出単価は1,235ドルです。174ドル高く買って、安く売っている形になっています。
  • 日本向けの樹脂原料の輸出は1〜7月で186,161トンで、インドの211,097トンに次ぐ2位です。月別では5月の45,179トンが山で、6月29,309トン、7月23,813トンと減っています。
  • 燃料でも同じことが起きています。カタールからのLPG輸入は3月の66,302トンから4月に1,830トンへ落ち、5月以降はゼロです。入れ替わるようにサウジアラビアが3月から出てきて、5月以降は月2万トン台で続いています。
  • 石油製品の輸入元の1位はシンガポールで1,982,399トンです。ただし3月の424,845トンから7月の142,996トンへ3分の1になっています。シンガポールの石化が半減した時期と重なります。

このページは何か

ベトナム税関総局が公表している月次の貿易統計から、樹脂原料と燃料の輸出入を相手国別に並べた定点観測のページである。数量はトン、金額は千米ドルで、単価は当社が金額を数量で割って求めた。

当社がこの表を作るのは、ベトナムが2026年6月に日本のポリプロピレン輸入の43.4%を供給した相手だからである。その国に供給の余力があるのかどうかは、当社の仕入れの話である。

この統計には、日本の貿易統計にはない利点が1つある。公表が1か月早い。日本の財務省貿易統計をもとにした集計は2026年6月分までだが、ベトナム側は7月分まで出ている。

本ページで扱う4つの区分は、原表のどの行を指しているかを先に示しておく。やっかいなことに、品目別の表と相手国別の表で、同じものの呼び方が違う。

本ページの呼び方品目別表での表記相手国別表での表記本ページでの位置づけ
樹脂原料PlasticsPlastic materials当社の仕入れに直接つながる区分。第2章から第4章で扱う
原油Crude oilCrude oil樹脂の川上。第5章で扱う
石油製品Petroleum productsPetroleum oil, refined原油と同じ航路で動く。第5章で扱う
LPGLiquefied petroleum gases (LPG)Liquefied Petroleum Gas相手国の入れ替わりが最も大きい区分。第5章で扱う

区分の対応は当社が原表の品目行の表記から作成した。

Plastics / Plastic products / Crude oil / Petroleum products / Liquefied petroleum gases (LPG) ベトナム税関総局「Preliminary Imports of goods」の品目行の表記(2026年1〜7月)

ここで1つ注意がある。原表には「Plastics」とは別に「Plastic products」という行がある。前者が樹脂の原料、後者が成形されたプラスチック製品である。本ページが扱うのは前者だけで、両者を足していない。またLPGは輸入側の表にしか行がない。輸出側には立っていないので、本ページでもLPGの輸出は扱わない。

この章の結論

本ページは数字だけを置く。理由と経緯は別記事にある。新しい月が公表されるたびに追記する。

樹脂原料は、輸入が輸出の3.3倍ある

最初に全体を置く。ベトナムの「樹脂原料」はプラスチックの原料をひとまとめにした区分で、ポリエチレンやポリプロピレンのほか、塩化ビニルやペット樹脂も含む。

樹脂原料の輸出入。数量はトン、単価は1トンあたりのドル。すべての月で輸入が輸出を上回っている。網掛けは1〜7月の累計。

月輸入輸出輸入−輸出輸入単価輸出単価
1月922,131234,197687,9341213961
2月625,664179,536446,1281220980
3月1,009,161287,395721,76612251057
4月875,593300,526575,06714471375
5月789,796266,482523,31416011459
6月722,990257,042465,94816391394
7月717,244213,490503,75415921323
1〜7月5,662,5791,738,6683,923,91114091235

ベトナム税関総局の月次統計を当社が集計した。 単価は金額を数量で割ったもので、当社の計算による。

7か月のすべての月で、輸入が輸出を上回っている。1〜7月の累計では輸入5,662,579トンに対し輸出1,738,668トンで、差は3,923,911トンである。ベトナムは樹脂の純輸入国であり、その差は年間換算で670万トンを超える規模になる。

単価も逆転している。輸入が1トンあたり1,409ドル、輸出が1,235ドル。174ドル高く買って、安く売っている。

「ベトナムから買える」の裏側

日本から見るとベトナムは2026年に増えた仕入れ先だが、ベトナム自身は樹脂を大量に買う側である。本ページの数字は、供給余力があって輸出しているという姿を示していない。国内の需要を輸入で埋めながら、一部を輸出しているという姿である。当社は、この配分がどう決まっているのかを確認できていない。

単価の動きも見ておく。輸入単価は1月の1,213ドルから5月の1,601ドル、6月の1,639ドルまで上がり、7月に1,592ドルへ下げた。輸出単価も1月961ドルから5月1,459ドルまで上がっている。ホルムズ海峡が閉じたのは2026年2月28日である。

この章の結論

2026年1〜7月、ベトナムの樹脂原料は輸入が輸出の3.3倍あり、7か月すべてで輸入超過である。単価も輸入のほうが1トンあたり174ドル高い。

どこから買い、どこへ売っているか

相手国別に分ける。ベトナム税関の公表は上位5か国までで、合計との差はそのほかの国である。

この統計の相手国は、品目ごとに上位5か国までしか公表されない。合計と5か国の和は一致せず、その差はそのほかの国である。順位が入れ替わると、前月まで載っていた国が表から消えるため、消えた月を素直にゼロと読むことは本来できない。

ただし本ページの表については、確かめる方法がある。原表には各国の1〜7月累計の列が別にあり、掲載されている7か月の合計とその累計が1トン単位まで一致する。樹脂原料・石油製品・LPGのいずれの表でも、掲載5か国すべてで一致した。したがってこれらの表の「—」は、実際に数量がゼロだった月である。当社はこの照合を行ったうえで「—」と書いている。

買っている先

樹脂原料の輸入元。単位はトン。網掛けは1〜7月の累計。「単価」は合計の金額を合計の数量で割った1トンあたりのドルで、当社の計算による。

月合計中国韓国アメリカ台湾タイ単価
1月922,131273,289131,632126,68767,97757,1201213
2月625,664199,18998,60476,41936,51332,7231220
3月1,009,161366,376149,139119,97571,33255,5561225
4月875,593396,729102,56990,73877,35343,6201447
5月789,796403,25395,88380,05342,20142,8911601
6月722,990322,80883,80288,63232,69839,9231639
7月717,244286,114131,49356,39245,05552,8271592
1〜7月5,662,5792,247,758793,122638,896373,129324,6601409

ベトナム税関総局の月次統計を当社が集計した。 掲載は1〜7月の累計が多い上位5か国。合計との差は、そのほかの国の分である。

1位は中国で2,247,758トン、全体の39.7%である。2位の韓国793,122トン(14.0%)、3位のアメリカ638,896トン(11.3%)を大きく引き離している。上位5か国で4,377,565トン、全体の77.3%を占める。

単価を見ると、アメリカだけが安い。1〜7月の平均で1トンあたり1,088ドルで、中国1,454ドル、韓国1,514ドル、台湾1,652ドルより2割から3割低い。

売っている先

樹脂原料の輸出先。単位はトン。網掛けは1〜7月の累計。「単価」は合計の金額を合計の数量で割った1トンあたりのドルで、当社の計算による。

月合計日本インドインドネシア中国タイ単価
1月234,19719,93530,77929,81924,8696,444961
2月179,53615,03626,06620,18320,4084,819980
3月287,39524,09941,01824,52320,43522,5871057
4月300,52628,79021,96141,27216,52522,7641375
5月266,48245,1798,58318,50817,30814,1051459
6月257,04229,30955,23613,76731,4357,5261394
7月213,49023,81327,45417,00519,1526,3361323
1〜7月1,738,668186,161211,097165,077150,13284,5811235

ベトナム税関総局の月次統計を当社が集計した。 掲載は1〜7月の累計が多い上位5か国。合計との差は、そのほかの国の分である。

1位はインドで211,097トン、2位が日本で186,161トンである。インドネシア165,077トン、中国150,132トン、タイ84,581トンと続く。

売る相手と買う相手が、ほとんど重なっていない。買っているのは中国・韓国・アメリカ・台湾、売っているのはインド・日本・インドネシアである。中国だけが両方に出てくるが、買うのが2,247,758トン、売るのが150,132トンで、15倍の開きがある。

この章の結論

ベトナムは中国から樹脂の4割を買い、インドと日本へ売っている。買う相手と売る相手はほとんど重ならない。中国とは買うほうが15倍多い。

日本向けは5月が山だった

日本向けだけを取り出す。当社の関心がここにあるためである。

ベトナムから日本向けの樹脂原料。数量はトン、金額は千ドル、単価は1トンあたりのドル。網掛けは1〜7月の累計。

月数量金額単価
1月19,93518,304918
2月15,03614,324953
3月24,09924,1301001
4月28,79039,6601378
5月45,17970,1891554
6月29,30945,6861559
7月23,81331,9921343
1〜7月186,161244,2851312

ベトナム税関総局の月次統計を当社が集計した。 数量と金額はベトナム税関の公表値、単価は当社の計算による。

5月の45,179トンが山である。1月の19,935トンから4月の28,790トンまで増え、5月に跳ね、6月29,309トン、7月23,813トンと減っている。

この形には対応する事実がある。ベトナムでポリエチレンを作れる唯一の工場であるロンソン石油化学が、2026年5月中旬に操業を止めた。止まった月が、日本向けの最も多い月である。SCGの化学部門は、同社が4〜6月期に198,000トンのポリエチレンとポリプロピレンを部分稼働と在庫から販売したと説明している。

この表は日本側の統計と直接つながらない

ベトナム側の「樹脂原料」は塩化ビニルやペット樹脂を含む広い区分で、当社が日本側で追っているPP・PPブロック・HDPE・LDPEの4品目より広い。2026年1〜6月で、ベトナム側162,348トンに対し日本側の4品目は57,513トンで、重なりは35.4%である。また、どちらの統計にも会社名は出てこない。この数量がロンソン製かどうかは、本ページの数字からは分からない。

単価は1月の918ドルから6月の1,559ドルへ上がり、7月に1,343ドルへ下げた。1〜7月の平均は1,312ドルで、ベトナムの輸出全体の平均1,235ドルより77ドル高い。ただしインドネシア向け1,387ドル、タイ向け1,443ドルよりは低く、最も高い相手ではない。

この章の結論

日本向けは2026年5月の45,179トンが山で、7月は23,813トンまで減った。工場が止まった月が最も多い。単価はベトナムの輸出平均より1トンあたり77ドル高い。

燃料でも同じことが起きている

樹脂だけを見ていると、ベトナム固有の話に見える。同じ統計で燃料を見ると、2026年に何が起きたかがもう少しはっきりする。

石油製品の輸入元

石油製品の輸入元。単位はトン。網掛けは1〜7月の累計。「単価」は合計の金額を合計の数量で割った1トンあたりのドルで、当社の計算による。

月合計シンガポール韓国マレーシア中国タイ単価
1月1,118,139388,772254,992263,603105,807105,930646
2月1,057,791375,463245,327240,59896,94253,442745
3月1,178,026424,845407,741153,053120,45513,3891269
4月760,198184,199202,034250,35267,8484151619
5月474,397182,70963,47081,45091,74111348
6月874,265283,415270,255115,422107,63586,4271022
7月1,050,023142,996195,537260,091117,997296,3931110
1〜7月6,512,8391,982,3991,639,3561,364,569708,425555,9971065

ベトナム税関総局の月次統計を当社が集計した。 掲載は1〜7月の累計が多い上位5か国。合計との差は、そのほかの国の分である。

1位はシンガポールで1,982,399トン、全体の30.4%である。ただし月別に見ると形が変わっている。1月388,772トン、3月424,845トンから、4月184,199トン、5月182,709トン、7月142,996トンへ落ちた。3月と比べて7月は3分の1である。

シンガポールの石油部門の生産は2026年4月に底を打ち、7月まで戻している。にもかかわらず、ベトナムへの石油製品の出方は戻っていない。当社は、この2つがどう関係しているのかを確認できていない。

LPGの輸入元

LPGの輸入元。単位はトン。網掛けは1〜7月の累計。サウジ=サウジアラビア。「単価」は合計の金額を合計の数量で割った1トンあたりのドルで、当社の計算による。

月合計豪州中国マレーシアカタールサウジ単価
1月230,487—32,99222,89833,826—563
2月308,222—20,38120,79127,506—571
3月350,28945,02946,02335,92566,3025,351630
4月425,594100,42755,80352,6091,830—910
5月231,167—22,25573,068—17,898890
6月346,33943,96444,03334,995—24,170945
7月272,44576,43633,74247,243—24,136795
1〜7月2,164,543265,856255,229287,529129,46471,554768

ベトナム税関総局の月次統計を当社が集計した。 掲載は1〜7月の累計が多い上位5か国。合計との差は、そのほかの国の分である。 「—」は、その月に上位5か国に入らなかったことを示す。サウジアラビアの4月だけは原表に「−1」(調整分とみられる)が入っており、これも「—」とした。

ここがいちばんはっきりしている。カタールからのLPG輸入は、1月33,826トン、2月27,506トン、3月66,302トンと入っていたが、4月に1,830トンへ落ち、5月以降はゼロである。

入れ替わるようにサウジアラビアが3月から出てきて、5月17,898トン、6月24,170トン、7月24,136トンと続いている。オーストラリアも3月以降に増えた。

カタールとサウジアラビアの違い

どちらも中東の産ガス国だが、カタールの積出港はホルムズ海峡の内側にある。サウジアラビアは紅海側にも積出港を持つ。ベトナム税関の数字はその区別を書いていないが、4月にカタールが消えてサウジアラビアが入ってきたという事実は、統計に残っている。当社は、この入れ替わりが海峡の通航によるものだと断定していない。ほかの要因(契約、価格、船腹)でも同じ形は起こりうる。

LPGの輸入単価も動いている。1月563ドルから4月910ドル、6月945ドルへ上がり、7月795ドルへ下げた。

この章の結論

石油製品の最大の輸入元シンガポールは3月から7月にかけて3分の1に減り、LPGの輸入元カタールは4月にほぼ消えてサウジアラビアが入れ替わった。樹脂だけでなく燃料の調達先も、2026年に組み替わっている。

数字の作り方と、自分で更新する手順

本ページの数字は2026年7月分までである。以降は同じ経路で取得できる。当社が使った手順をそのまま書く。買うか買わないかの判断は、この数字だけでは決まらない。判断そのものは読者に委ねる。

ベトナム税関総局の月次統計表を取る

ベトナム税関総局が、英語版の統計表をエクセル形式で公表している。本ページで使うのは4つである。品目別の輸出(E01)と輸入(E02)、品目×相手国の輸出(E06)と輸入(E07)。相手国×品目の並びも別表(E04・E05)で出ている。いずれも年初からの月次が横に並ぶ形式で、最新月まで1ファイルに入っている。

単価は金額÷数量で計算する

原表には単価の列がない。数量(トン)と金額(千米ドル)だけである。1トンあたりの単価は、金額に1,000を掛けて数量で割る。本ページの単価はすべてこの計算による。なお金額は米ドル建てなので、円換算する場合は時点の為替を別途あてる必要がある。当社は円換算していない。

相手国は上位5か国までしか出ないことを前提にする

品目ごとに掲載される相手国は上位5か国である。合計と5か国の和は一致しない。差はそのほかの国からの輸出入である。樹脂原料の輸入では上位5か国で全体の77.3%を占めるが、残りの22.7%の内訳は分からない。順位が入れ替わると、前月まで載っていた国が消えることがある。時系列で追うときは、消えた国をゼロと読み替えてはいけない。

  1. ベトナム税関総局のサイトから最新月の統計表をダウンロードする。年初からの累計が1ファイルに入っている。
  2. 品目別の表から、樹脂原料・原油・石油製品・LPGの行の数量と金額を書き写す。
  3. 品目×相手国の表から、上位5か国の数量を書き写す。合計との差は「そのほか」として扱う。
  4. 金額に1,000を掛けて数量で割り、1トンあたりの単価を出す。
  5. 本ページの表に追記する。水準そのものより、輸入と輸出の差の向きと、相手国の入れ替わりを見る。

よくある質問

ベトナムは樹脂を輸出する国ですか、輸入する国ですか
輸入する国です。2026年1〜7月で、輸入5,662,579トンに対し輸出1,738,668トンで、輸入が輸出の3.3倍あります。7か月のすべての月で輸入が輸出を上回っています。差は3,923,911トンで、年間換算では670万トンを超える規模になります。
ベトナムの樹脂はどこから来ているのですか
4割が中国です。2026年1〜7月の輸入元は、中国2,247,758トン(39.7%)、韓国793,122トン(14.0%)、アメリカ638,896トン(11.3%)、台湾373,129トン(6.6%)、タイ324,660トン(5.7%)で、上位5か国で77.3%を占めます。残りの内訳は公表されていません。
日本はどれくらい買っているのですか
2026年1〜7月で186,161トンです。ベトナムの樹脂原料の輸出先としては、インドの211,097トンに次ぐ2位になります。月別では5月の45,179トンが最も多く、6月29,309トン、7月23,813トンと減っています。
この数字は日本の貿易統計と一致しますか
一致しません。ベトナム側の「樹脂原料」はプラスチックの原料をひとまとめにした区分で、塩化ビニルやペット樹脂も含みます。当社が日本側で追っているPP・PPブロック・HDPE・LDPEの4品目より広い区分です。2026年1〜6月で、ベトナム側162,348トンに対し日本側の4品目は57,513トンで、重なりは35.4%でした。
どの工場から出たものか分かりますか
分かりません。この統計に会社名は出てきません。ベトナムでポリエチレンを作れるのはロンソン石油化学1社だけですが、ポリプロピレンはギソン、ズンクアット、ヒョースンも作っており、塩化ビニルやペット樹脂には別の会社があります。数量がどの工場のものかは、本ページの数字からは特定できません。
カタールからのLPGが止まったのはホルムズ海峡のせいですか
そう読める形ですが、当社は断定していません。カタールからのLPG輸入は3月の66,302トンから4月に1,830トンへ落ち、5月以降はゼロです。カタールの積出港はホルムズ海峡の内側にあります。ただし統計には理由が書かれておらず、契約や価格や船腹の都合でも同じ形は起こりえます。事実として、4月にカタールが消えてサウジアラビアが入ってきています。
いつ更新されますか
ベトナム税関総局が月次で公表しています。日本の財務省貿易統計をもとにした集計より1か月早く出るため、本ページのほうが先の月まで見えます。第6章に、自分で確認するための手順を書いています。
なぜプラスチックパレット株式会社がこの表を公開しているのですか
当社は物流資材の商社で、プラスチックパレット、再生樹脂原料、PPバンド、ストレッチフィルムを取り扱っています。ベトナムは2026年6月に日本のポリプロピレン輸入の43.4%を供給した相手で、その国に供給の余力があるのかどうかは当社の仕入れの話です。自社の仕入れのために作った表を、そのまま公開しています。
出典・エビデンス一覧6件(公的機関1・報道や企業5)

貿易統計(当社が原表を直接集計したもの)

当社の関連記事

文:プラスチックパレット株式会社 編集部

「樹脂・石油化学(日本とアジア)」の新しい記事

「樹脂・石油化学(日本とアジア)」の記事をすべて見る(37本)

ほかのテーマ:テーマから探す

この記事は 時点の情報です
その後の動きは、まとめ記事で確認できます:ナフサ価格推移2026完全まとめ 更新
この記事は役に立ちましたか?
押すだけで送信されます。内容の改善に使います(個人を特定する情報は集めません)
トップへ戻る