価格改定 / 業務用食品

業務用マヨネーズの値上げはいつから、キユーピー601品目の11月1日と味の素15品種の12月1日

業務用のマヨネーズやドレッシング、タマゴ加工品の値上げが、11月と12月に続きます。キユーピーは11月1日出荷分から601品目、味の素は12月1日納品分からマヨネーズ類を改定します。いつの分から新しい価格になるのか、理由は何か。お店が仕入れ先に確かめることと合わせて、各社の公式発表をもとに整理しました。

初版公開: / 最終更新: / プラスチックパレット株式会社

ANSWER

キユーピーの業務用601品目は、11月1日出荷分から出荷価格が約2〜38%上がります。味の素のマヨネーズ類(業務用15品種・家庭用6品種)は12月1日納品分から約6〜10%です。どちらも「出荷分」「納品分」が基準なので、お店に届く日と仕入れ先の新しい価格を、問屋に早めに確かめておくと安心です。

キユーピー業務用の値上げ

601品目

11月1日出荷分から。出荷価格を約2〜38%

キユーピー家庭用の値上げ

224品目

11月1日出荷分から。参考小売価格を約3〜25%

味の素のマヨネーズ類

6〜10%

12月1日納品分から。業務用15品種・家庭用6品種

この記事の要点

  • キユーピーは9月1日、業務用の調味料・調理食品・ケアフード・サラダ・タマゴ加工品など601品目の出荷価格を、11月1日出荷分から約2〜38%上げると発表しました。容量や包装が違うものは別の品目として数えています。
  • 同じ日に家庭用224品目も発表しました。参考小売価格を約3〜25%上げ、マヨネーズ450gは税抜517円から565円になります。家庭用と業務用は、改定率の幅も数え方も別です。
  • 味の素は9月9日、マヨネーズ類の業務用15品種と家庭用6品種を、12月1日納品分から約6〜10%上げると発表しました。理由の最初に「主原料である油脂」を挙げています。
  • キユーピーは理由に原材料価格・包装資材費・エネルギー費・物流費の上昇を挙げ、背景に中東情勢の影響を書いています。発表には、どの品目が38%になるかや、業務用の容量ごとの価格は載っていません。
  • 値上げの基準は「出荷分」「納品分」です。お店に届く日と請求の価格がいつ切り替わるかは、仕入れ先(問屋)によって違うため、新しい価格表と切り替え日を早めに確かめておくと、メニューの原価を見直しやすくなります。

いつから、どれくらい上がるか

まず、キユーピーと味の素が発表した業務用の値上げを、実施の時期と対象に分けて確かめます。

キユーピーは11月1日出荷分から、業務用601品目

キユーピーは2026年9月1日、業務用の商品601品目の出荷価格を、11月1日出荷分から約2〜38%上げると発表しました。対象は、業務用の調味料、調理食品、ケアフード(ジャネフの栄養補給食・病態配慮食など)、サラダ、タマゴ加工品などです。容量や包装の形が違うものは、別の品目として数えています。

区分実施対象改定率
キユーピー 業務用11月1日出荷分から調味料、調理食品、ケアフード(ジャネフ)、サラダ、タマゴ加工品など601品目出荷価格 約2〜38%
キユーピー 家庭用11月1日出荷分から調味料113品目、調理食品30品目、素材食品32品目、介護食49品目の224品目参考小売価格 約3〜25%
キユーピー「ヴェルデ」11月1日出荷分からチョコホイップなど22品参考小売価格 約3.4〜7.2%
味の素 マヨネーズ類12月1日納品分から業務用15品種・家庭用6品種約6〜10%

出典:キユーピー「業務用商品の価格改定のお知らせ」「家庭用商品の価格改定のお知らせ」(2026年9月1日)、味の素「マヨネーズ類の価格改定について」(2026年9月9日)。

同じ日に発表された家庭用224品目では、キユーピー マヨネーズ450gの参考小売価格が税抜517円から565円になります(当社の計算で約9.3%)。業務用は出荷価格、家庭用は参考小売価格と、基準になる価格が違う点に注意が必要です。

味の素は12月1日納品分から、マヨネーズ類を約6〜10%

味の素は2026年9月9日、マヨネーズ類の業務用15品種と家庭用6品種を、12月1日納品分から約6〜10%上げると発表しました。キユーピーより1か月遅い改定です。

マヨネーズを2社から仕入れているお店では、11月と12月の2回に分けて仕入れの価格が変わります。メニューの値段を見直すなら、12月の分まで含めて一度に計算すると手間が少なくて済みます(当社の見方)。

この章の結論

キユーピーの業務用601品目は11月1日出荷分から約2〜38%、味の素のマヨネーズ類は12月1日納品分から約6〜10%上がります。基準は「出荷分」「納品分」です。

なぜ上がるのか、発表に書かれた理由

値上げの理由は、各社の発表に書かれています。原文の言葉に沿って並べます。

原材料・包装資材・エネルギー・物流

会社発表で挙げた理由(原文の要旨)
キユーピー 業務用原材料価格、包装資材費、エネルギー費、物流費等の上昇。背景に中東情勢の影響
キユーピー 家庭用原材料価格、包装資材費、エネルギー費等の上昇。背景に中東情勢の影響
味の素主原料である油脂をはじめとした原料価格、包材費、物流費など

出典:各社の発表(2026年9月)。

キユーピーは、業務用・家庭用とも、背景に「中東情勢の影響」を挙げています。業務用の理由には「物流費」が入っており、家庭用の理由には入っていません。味の素は、マヨネーズの主原料である「油脂」を最初に挙げています。

卵の値段だけでは説明できない

マヨネーズの原料には卵も使われますが、キユーピーの2026年の発表は、理由に「鶏卵」を挙げていません。農畜産業振興機構の資料では、2026年8月の鶏卵の卸売価格(東京・M玉)は1kgあたり292円で、前の年の同じ月より5.8%安くなっています。

今回の値上げは、卵の値段よりも、油や包装、エネルギー、運ぶ費用といった、作って届けるまでの費用が上がったことが中心だと読めます(当社の見方)。

この章の結論

理由は、原材料・包装資材・エネルギー・物流の費用の上昇で、キユーピーは中東情勢を背景に挙げています。卵の卸売価格は前の年より下がっており、理由に卵は挙がっていません。

発表に書かれていないこと

発表だけでは分からないこともあります。お店が仕入れ先に確かめたほうがよい点です。

どの品目が38%か、容量ごとの価格

キユーピーの業務用の発表には、品目ごとの改定率や、業務用マヨネーズの容量ごとの新しい価格は載っていません。約2〜38%という幅のどこに、自分のお店で使っている品が入るのかは、仕入れ先から届く新しい価格表で確かめることになります。

お店の請求が変わる日

メーカーの基準は「11月1日出荷分から」「12月1日納品分から」です。問屋が前もって仕入れた在庫があれば、お店への納品価格が変わる日は、メーカーの日付とずれることがあります(当社の見方)。切り替えの日は、取引している問屋ごとに確かめるのが確実です。

確かめること理由
新しい価格表と切り替え日メーカーの基準は「出荷分」「納品分」。問屋の在庫や配送の日程で、お店の請求が変わる日がずれることがある
使っている品目の改定率キユーピーの業務用は約2〜38%と幅が広く、品目ごとの率は発表に載っていない
12月の味の素の分マヨネーズを2社から仕入れている場合、11月と12月の2回に分けて原価が変わる
メニューの原価マヨネーズ・ドレッシング・タマゴサラダなどを使う品の原価を、新しい価格で計算し直す

この章の結論

品目ごとの改定率や業務用の容量ごとの価格は、発表に載っていません。新しい価格表と、お店の請求が変わる日を、取引している問屋に確かめます。

飲食店・弁当店が今できる3つのこと

キユーピーと味の素の発表をもとにまとめました。11月1日の前にできることです。

仕入れ先に、新しい価格表と切り替え日を聞く

使っている業務用のマヨネーズ・ドレッシング・タマゴ加工品について、新しい価格と、お店の請求が変わる日を問屋に確かめます。約2〜38%と幅が広いため、品目ごとの率を知ることが原価の見直しの出発点になります。

12月の味の素の分も合わせて原価を計算し直す

マヨネーズを2社から仕入れている場合は、11月と12月の両方の値上げを入れて、メニューごとの原価を計算し直します。値段を変えるかどうかを、一度に判断しやすくなります。

買いだめは、賞味期限と置き場所の範囲で

値上げ前に多めに仕入れる場合は、賞味期限までに使い切れる量と、冷蔵・常温の置き場所に収まる量にとどめます(当社の見方)。業務用は容量が大きいため、開けたあとの使い切りまで考えて量を決めます。

コピペ枠:仕入れ先への確認メール

「全文をコピー」を押すと、そのままメールに貼り付けられます。〇〇の部分を書き換えて使ってください。

〇〇株式会社 〇〇様
いつもお世話になっております。〇〇(店名)の〇〇です。
キユーピー様の業務用商品(11月1日出荷分から)と、味の素様のマヨネーズ類(12月1日納品分から)の価格改定について、確認させてください。
1.当店が仕入れている次の品目の、新しい納品価格を教えてください。(品名・容量:〇〇、〇〇)
2.当店への納品価格が切り替わる日は、いつのご注文・ご納品からでしょうか。
3.切り替え前に注文できる数量に、上限はありますか。
お手数ですが、〇月〇日までにご回答いただけますと助かります。よろしくお願いいたします。

よくある質問

業務用マヨネーズはいつから値上げされますか
キユーピーの業務用601品目は2026年11月1日出荷分から、味の素のマヨネーズ類(業務用15品種・家庭用6品種)は12月1日納品分からです。お店の請求が変わる日は、取引している問屋に確かめます。
キユーピーの業務用はどれくらい上がりますか
出荷価格で約2〜38%です。品目ごとの改定率や、業務用マヨネーズの容量ごとの新しい価格は、発表に載っていません。新しい価格表で確かめます。
家庭用のキユーピー マヨネーズはいくらになりますか
家庭用224品目は参考小売価格で約3〜25%上がり、キユーピー マヨネーズ450gは税抜517円から565円になります。11月1日出荷分からです。
卵の値段が上がったから値上げするのですか
キユーピーの2026年の発表は、理由に原材料価格・包装資材費・エネルギー費・物流費の上昇を挙げ、鶏卵は挙げていません。2026年8月の鶏卵の卸売価格は、前の年の同じ月より5.8%安くなっています。
値上げ前にまとめて買っておくべきですか
多めに仕入れるかどうかは、賞味期限までに使い切れる量と、置き場所の広さで決めます。業務用は容量が大きいので、開けたあとの使い切りまで考えて量を決めると無駄が出にくくなります(当社の見方)。
なぜプラスチックパレット株式会社がこの記事を書いているのですか
当社は物流資材を扱う会社で、食品メーカーが値上げの理由に挙げる包装資材や物流の動きを日々見ています。仕入れの見直しに役立つよう、各社の公式発表をもとに整理しました。
出典・エビデンス一覧5件(公式・公的機関5・参考0)

公式・公的機関

参考

当社の関連記事

  • ※内容は2026年10月20日時点の各社の発表にもとづきます。改定率は各社の発表どおりで、品目ごとの率は発表に載っていません。
  • ※マヨネーズ450gの改定率(約9.3%)は、発表の新旧価格から当社が計算しました。
  • ※「当社の見方」と書いた部分は、公表資料をもとにした当社の整理です。仕入れの判断は、取引している仕入れ先の情報で確かめてください。

文:プラスチックパレット株式会社 編集部

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