価格改定 / 飲料

ペットボトル飲料の値上げはいつから、アサヒ飲料・サントリー・伊藤園・UCCの11月1日と改定率

お茶や炭酸、缶コーヒーなど、毎日のように買う飲み物の値段が11月に変わります。アサヒ飲料、サントリービバレッジ&フード、伊藤園、UCC上島珈琲が、どれも11月1日の分から改定します。メーカーごとの改定率と理由、10月に先に上げたキリンビバレッジとの違い、11月の値上げ全体の中での飲料の位置づけを、公式発表と帝国データバンクの調査をもとに整理しました。

初版公開: / 最終更新: / プラスチックパレット株式会社

ANSWER

アサヒ飲料は11月1日出荷分から希望小売価格を約4〜16%、サントリービバレッジ&フードはペットボトル5〜12%・缶9〜19%上げます。伊藤園は麦茶・コーヒー飲料27品を3.7〜12.5%、UCCは家庭用飲料の店頭価格が5〜10%程度上がる見込みです。キリンビバレッジは10月1日に先に改定しました。

11月の酒類・飲料の値上げ

417品目

帝国データバンクの集計(9月30日公表)

サントリーの缶飲料

9〜19%

11月1日出荷分から。ペットボトルは5〜12%

アサヒ飲料

4〜16%

11月1日出荷分から。希望小売価格

この記事の要点

  • アサヒ飲料は7月1日、ペットボトル・缶・紙パックなどの飲料の希望小売価格を、11月1日出荷分から約4〜16%上げると発表しました。三ツ矢・カルピス・ワンダなどが対象です(一部商品を除く)。
  • サントリービバレッジ&フードは6月18日、11月1日出荷分から希望小売価格をペットボトルで5〜12%、缶で9〜19%上げると発表しました。缶のほうが上げ幅が大きくなっています。
  • 伊藤園は麦茶飲料とコーヒー飲料のペットボトル・缶27品を、11月1日から3.7〜12.5%上げます。UCC上島珈琲は家庭用飲料の出荷価格を改定し、店頭価格が5〜10%程度上がる見込みとしています。
  • キリンビバレッジは10月1日納品分から、ペットボトルや缶、ボトル缶、パウチの一部を5〜18%上げています。飲料の改定は、10月と11月の2か月に続けて行われることになります。
  • 帝国データバンクの集計では、11月に値上げされる飲食料品は1,469品目で、そのうち酒類・飲料は417品目です。各社は理由に、原材料、容器包装資材、エネルギー、物流の費用の上昇を挙げています。

いつから、どの会社が、どれくらい上がるか

まず、11月に飲料の値上げを実施する4社と、10月に先に上げたキリンビバレッジを並べます。

4社が11月1日の分から

アサヒ飲料、サントリービバレッジ&フード、伊藤園、UCC上島珈琲の4社が、どれも2026年11月1日の分から飲料の価格を改定します。発表は6月から7月にかけて出そろっていました。

会社実施対象改定率発表日
アサヒ飲料11月1日出荷分からペットボトル、ボトル缶、缶、コンク、紙パック、パウチ(一部商品を除く)希望小売価格 約4〜16%7月1日
サントリービバレッジ&フード11月1日出荷分からペットボトル・缶など希望小売価格 ペットボトル5〜12%、缶9〜19%6月18日
伊藤園11月1日から麦茶飲料・コーヒー飲料のペットボトル・缶 計27品希望小売価格 3.7〜12.5%7月15日
UCC上島珈琲11月1日出荷分から家庭用飲料製品出荷価格を改定。店頭価格は5〜10%程度上昇の見込み7月9日
キリンビバレッジ(参考)10月1日納品分から(実施済み)ペットボトル・缶・ボトル缶・パウチの一部希望小売価格(税抜)5〜18%6月8日

出典:各社の発表(2026年6〜7月)。改定率は各社の発表どおりで、商品ごとの新旧価格はどの社の発表にも載っていません。

サントリーは、ペットボトルより缶の上げ幅が大きくなっています。UCCは出荷価格の改定で、店頭価格の上がり方を「5〜10%程度」の見込みとして示しており、他社のような希望小売価格の改定率ではありません。

店頭の値段が変わる日は、お店ごとに違う

各社の基準は「出荷分」「納品分」です。お店にある前の価格の在庫が売れるまでは、前の値段で並ぶこともあります。お店によって、新しい値段になる日が少しずれることがあります(当社の見方)。

この章の結論

アサヒ飲料は約4〜16%、サントリーはペットボトル5〜12%・缶9〜19%、伊藤園は27品を3.7〜12.5%、UCCは店頭5〜10%程度の見込みで、どれも11月1日の分からです。

なぜ上がるのか

各社の発表に書かれた理由を、原文の言葉に沿って並べます。

原材料・容器包装・エネルギー・物流

会社発表で挙げた理由(原文の要旨)
アサヒ飲料各種原材料価格や容器包装資材、エネルギー価格に加えて、物流費などのコスト上昇が継続
サントリービバレッジ&フード日本経済の物価上昇に加えて国際情勢の影響。製造コスト・物流コスト等の上昇が長期化
伊藤園原料加工に伴うエネルギー費・人件費などのコスト上昇が継続
UCC上島珈琲継続的な円安の進行を背景に、原材料や包装資材、エネルギー価格、人件費、物流費など
キリンビバレッジ原材料や容器包材価格、エネルギーや物流などの関連費用の高騰が継続

出典:各社の発表(2026年6〜7月)。

どの社も、中身の原料だけでなく、容器や包装、工場のエネルギー、運ぶ費用を理由に挙げています。UCCは理由の最初に「円安」を挙げ、サントリーは「国際情勢の影響」に触れています。

11月の値上げ1,469品目のうち、酒類・飲料は417品目

帝国データバンクが2026年9月30日に公表した調査では、11月に値上げされる飲食料品は1,469品目です。前の年の11月(150品目)の約10倍にあたります。

11月の分野品目数
調味料644
酒類・飲料417
加工食品275
菓子133
乳製品・パン・原材料0
合計1,469

出典:帝国データバンク「食品主要195社」価格改定動向調査(2026年9月30日公表)。11月の判明分で、分野別の品目数は公表資料の表によります。

同じ調査で、10月は3,153品目、そのうち酒類・飲料は1,399品目でした。飲料の値上げは10月と11月に続けて行われていることになります。

この章の結論

各社は原材料・容器包装・エネルギー・物流の費用の上昇を挙げています。11月の飲食料品の値上げ1,469品目のうち、酒類・飲料は417品目です。

発表に書かれていないこと

発表だけでは分からないこともあります。

商品ごとの新しい値段

アサヒ飲料・サントリー・伊藤園・UCCのどの発表にも、商品ごとの新旧の価格は載っていません。改定率に幅があるため、よく買う商品がいくらになるかは、11月以降の店頭で確かめることになります。

伊藤園の対象は麦茶飲料とコーヒー飲料の27品で、発表にはブランド名が書かれていません。UCCも、品目数やブランド名は書かれていません。

毎日買う場合の目安

値段がいくら上がると、月にいくら変わるのか。1本あたりの値上がりを仮に10円・20円として、30日で計算すると次のとおりです(当社の計算による例)。

1日に買う本数1本あたり10円上がると1本あたり20円上がると
1本月300円月600円
2本月600円月1,200円

1本あたりの値上がり額は計算のための仮の数字で、各社の発表にもとづくものではありません。

この章の結論

商品ごとの新しい値段は、どの社の発表にも載っていません。毎日買う場合、1本10円の値上がりでも1日1本で月300円になります(当社の計算による例)。

飲み物をよく買う家庭が今できる3つのこと

各社の発表をもとにまとめました。11月1日の前後にできることです。

よく買う飲み物のメーカーを確かめる

家でよく買うお茶や炭酸、缶コーヒーのメーカーを書き出します。メーカーによって改定率の幅が違い、キリンビバレッジのように10月に先に上がったものもあります。

箱買いは、賞味期限と置き場所の範囲で

値上げの前にまとめて買う場合は、賞味期限までに飲み切れる量と、家の置き場所に収まる量にとどめます(当社の見方)。ペットボトルの箱は重く場所を取るため、無理のない量を決めておくと安心です。

買う本数で、月にいくら変わるかを見積もる

毎日買う本数と、値上がりの額から、月にいくら変わるかを計算します。金額が分かると、水筒やまとめ買いに切り替えるかどうかを考えやすくなります。

コピペ枠:家族と共有する飲み物の値上げメモ

「全文をコピー」を押すと、そのまま家族へのメッセージに貼り付けられます。〇〇の部分を書き換えて使ってください。

【11月の飲み物の値上げメモ】
・アサヒ飲料(三ツ矢・カルピス・ワンダなど):11月1日出荷分から約4〜16%
・サントリー:11月1日出荷分から ペットボトル5〜12%、缶9〜19%
・伊藤園(麦茶・コーヒー飲料27品):11月1日から3.7〜12.5%
・UCC(家庭用飲料):11月1日出荷分から、店頭5〜10%程度の見込み
・うちでよく買うもの:〇〇(1日〇本)、〇〇(1日〇本)
・箱買いは〇箱まで(置き場所:〇〇)

よくある質問

ペットボトル飲料の値上げはいつからですか
アサヒ飲料・サントリービバレッジ&フード・UCC上島珈琲は2026年11月1日出荷分から、伊藤園は11月1日からです。キリンビバレッジは10月1日納品分から先に改定しています。店頭の値段が変わる日はお店によって違います。
サントリーの飲料はどれくらい上がりますか
希望小売価格で、ペットボトルは5〜12%、缶は9〜19%です。商品ごとの新しい価格は、発表に載っていません。
伊藤園は何が値上げされますか
麦茶飲料とコーヒー飲料のペットボトル・缶27品で、希望小売価格を3.7〜12.5%上げます。発表にブランド名は書かれていません。
なぜ飲料が値上げされるのですか
各社は、原材料、容器包装資材、エネルギー、物流、人件費などの費用の上昇を理由に挙げています。UCCは円安、サントリーは国際情勢の影響にも触れています。
11月はどれくらいの食品・飲料が値上げされますか
帝国データバンクの集計(9月30日公表)では、11月は1,469品目で、そのうち酒類・飲料は417品目です。前の年の11月の約10倍です。
なぜプラスチックパレット株式会社がこの記事を書いているのですか
当社は物流資材を扱う会社で、メーカーが値上げの理由に挙げる容器包装や物流の動きを日々見ています。家計の見直しに役立つよう、各社の公式発表をもとに整理しました。
出典・エビデンス一覧6件(公式・公的機関6・参考0)

公式・公的機関

参考

当社の関連記事

  • ※内容は2026年10月20日時点の各社の発表と帝国データバンクの調査にもとづきます。商品ごとの新旧価格は、発表に載っていません。
  • ※月あたりの増え方の表は、仮の値上がり額で当社が計算した例です。
  • ※「当社の見方」と書いた部分は、公表資料をもとにした当社の整理です。

文:プラスチックパレット株式会社 編集部

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