岐阜プラスチック工業 リステナーシリーズ
MB-20F・MB-20B・MB-20FXの違い|リステナー45L帯8品番を材質と嵌合で比較
リステナーシリーズには容量45Lの品番が8つあります。外寸の差は幅13mm、奥行7mm、高さ9mmで、入数もすべて6個ですので、寸法では選び分けられません。判断の分かれ目は材質・嵌合の系統・圧縮荷重の3点です。MB-20FとMB-20Bの違いから、東日本仕様と西日本仕様の差まで、現場の条件から逆引きできる早見表とあわせて整理しました。
このページの要点
リステナーの45L帯は8品番あり、外寸の差は最大13mm、入数はすべて6個です。寸法では選べません。判断は材質(PP4品番・PE4品番)、嵌合の系統(F系・B系・FX系・設定なし)、圧縮荷重(13419N〜19310N・1.4倍差)の3点になります。
品番数
8品番
外寸の差
最大13mm
材質
PP4PE4
圧縮荷重の差
1.4倍

写真はMB-20Fです。45L帯の8品番は外寸の差が最大13mmで、見た目では判別しにくいため、品番の刻印や仕様表でご確認ください。
お電話の際は「45Lのコンテナの件」とお伝えください。お使いの品番と用途をうかがえれば、適する品番をご案内します。
45L帯には8品番あります
まず全体を並べます。外寸はどれも522〜535×363〜370×303〜312mmの範囲に収まり、差はごくわずかです。
| 品番 | 材質 | 外寸(mm) | 圧縮荷重 | 入数 | 嵌合商品 |
|---|---|---|---|---|---|
| MB-20F | PP | 522×363×308 | 16950N(1730kgf) | 6個 | MB-210F、MB-215F |
| MB-20B | PP | 522×363×309 | 14640N(1490kgf) | 6個 | MB-210BX、MB-215B |
| MB-20FX | PE | 525×365×312 | 14990N(1530kgf) | 6個 | MB-20FXⅢ②、MB-20FXⅣ、MB-20FXⅥ |
| MB-20FXⅢ② | PE | 523×365×303 | 14990N(1530kgf) | 6個 | MB-20FX、MB-20FXⅣ、MB-20FXⅥ |
| MB-20FXⅣ | PE | 523×365×303 | 15870N(1620kgf) | 6個 | MB-20FX、MB-20FXⅢ②、MB-20FXⅥ |
| MB-20FXⅥ | PE | 523×366×305 | 19310N(1968kgf) | 6個 | MB-20FX、MB-20FXⅣ、MB-20FXⅢ② |
| 収穫コンテナーB | PP | 535×370×305 | 13419N(1369kgf) | 6個 | 設定なし |
| 収穫コンテナーF | PP | 523×366×305 | 15057N(1534kgf) | 6個 | 設定なし |
品番をクリックすると各製品のページへ移動します。容量はいずれも45L、入数はいずれも6個です。岐阜プラスチック工業「物流産業資材 総合カタログ2026」の記載によります。
外寸の差は幅13mm、奥行7mm、高さ9mmです。パレットへの積み付けや保管棚の設計でこの差が問題になることは、まずありません。入数も8品番すべて6個で同じです。寸法と入数では選べないということを、最初に押さえておいてください。
まず材質で分かれます
8品番はPPが4つ、PEが4つです。使用環境の温度が、いちばん大きな判断材料になります。
| 材質 | 品番 | 性質 |
|---|---|---|
| PP | MB-20F、MB-20B、収穫コンテナーB、収穫コンテナーF | 剛性が高く、圧縮荷重の値が大きい品番が多くなります。 |
| PE | MB-20FX、MB-20FXⅢ②、MB-20FXⅣ、MB-20FXⅥ | 柔軟性があり、低温下でも割れにくい性質があります。 |
冬場の屋外収穫や冷蔵倉庫内での使用が中心であれば、PE製をご検討ください。PPは低温下で硬くなり、落としたときに割れやすくなります。零下になる環境で出し入れを繰り返す現場では、この差が破損率に表れます。
一方で、常温の選果場や倉庫内で段積みして使うのであれば、PPのほうが向きます。45L帯で最も圧縮荷重が高いのはPE製のMB-20FXⅥ(19310N)ですが、PP製のMB-20F(16950N)も同じ帯の平均を上回ります。
MB-20BXという選択肢もあります。MB-20Bとほぼ同じ外寸をPE製にした品番で、容量は46Lです。本ページの8品番は容量45Lちょうどのものに限っていますが、PP製のMB-20Bをお使いで低温下の破損にお困りであれば、MB-20BX が置き換えの候補になります。
次に嵌合の系統で分かれます
嵌合商品は、空コンテナを返すときに組み合わせて積める相手のことです。45L帯は4つの系統に分かれ、系統をまたいだ組み合わせはできません。
| 系統 | 45L帯の品番 | 嵌合する相手 |
|---|---|---|
| F系 | MB-20F | MB-210F(22L)、MB-215F(30L) |
| B系 | MB-20B | MB-210BX(23L)、MB-215B(30L) |
| FX系 | MB-20FX、MB-20FXⅢ②、MB-20FXⅣ、MB-20FXⅥ | FX系どうし(4品番が相互に嵌合) |
| 設定なし | 収穫コンテナーB、収穫コンテナーF | 同一品番どうしの積み重ねのみ |
これがMB-20FとMB-20Bの実質的な違いです。外寸は高さ1mm(308mmと309mm)しか違わず、材質もどちらもPPです。分かれるのは嵌合の相手と圧縮荷重で、MB-20FはF系のMB-210F・MB-215Fと、MB-20BはB系のMB-210BX・MB-215Bと組み合わせます。
すでにどちらかの系統をお使いであれば、その系統に揃えるのが原則です。新規に導入される場合は、浅型を併用する予定があるかどうかで決まります。浅型を使わないのであれば、嵌合の系統は判断材料になりません。
FX系は4品番が相互に嵌合します。45L帯のなかで最も選択肢が多く、深さ違いの浅型を持たない代わりに、同じ帯のなかで使い分けができる構成です。
圧縮荷重の差は1.4倍あります
同じ45Lでも、圧縮荷重は13419Nから19310Nまで開きがあります。段積みして保管する現場では、この差が段数に効きます。
| 品番 | 圧縮荷重 | 材質 | 最小との比 |
|---|---|---|---|
| MB-20FXⅥ | 19310N(1968kgf) | PE | 1.44倍 |
| MB-20F | 16950N(1730kgf) | PP | 1.26倍 |
| MB-20FXⅣ | 15870N(1620kgf) | PE | 1.18倍 |
| 収穫コンテナーF | 15057N(1534kgf) | PP | 1.12倍 |
| MB-20FX | 14990N(1530kgf) | PE | 1.12倍 |
| MB-20FXⅢ② | 14990N(1530kgf) | PE | 1.12倍 |
| MB-20B | 14640N(1490kgf) | PP | 1.09倍 |
| 収穫コンテナーB | 13419N(1369kgf) | PP | 1.00倍 |
最小との比は当社が算出したものです。圧縮荷重はメーカーの試験条件下での値で、実際の段積み可能段数を保証するものではありません。
最も高いのはMB-20FXⅥの19310N(1968kgf)で、最も低い収穫コンテナーBの13419N(1369kgf)の1.44倍です。重量のある根菜を入れて高く積む現場であれば、この差は無視できません。
逆に、段積みを2段程度に留める運用であれば、圧縮荷重よりも材質や嵌合の系統を優先して選ぶほうが実務に合います。
東日本仕様と西日本仕様があります
FX系のうち2品番には、仕向地の指定があります。外寸は同一で、圧縮荷重だけが違います。
仕様の表記は総合カタログ2026の備考欄によります。仕向地を分ける理由についてはカタログに記載がありません。
外寸523×365×303mmは完全に同じで、違うのは圧縮荷重の880Nだけです。内寸には差があり、MB-20FXⅢ②が488×329×296mm、MB-20FXⅣが487×329×298mmです。
産地から市場へコンテナが移動する運用では、回収先の地域で使われている仕様に揃えておくと、空コンテナが混ざったときの取り違えを避けられます。どちらを選ぶべきかは納入先の地域によりますので、ご相談ください。
目的別の早見表
ここまでの3つの判断材料を、現場の条件から逆引きできる形にまとめました。
| 現場の条件 | 候補 | 理由 |
|---|---|---|
| 冬場の屋外収穫が中心 | MB-20FX、MB-20FXⅢ②、MB-20FXⅣ、MB-20FXⅥ | PE製で低温下でも割れにくいためです。 |
| 冷蔵倉庫内での使用が中心 | MB-20FX、MB-20FXⅢ②、MB-20FXⅣ、MB-20FXⅥ | 同上です。 |
| 高く段積みして保管する | MB-20FXⅥ、MB-20F | 圧縮荷重が19310N・16950Nと高い部類です。 |
| MB-210F・MB-215Fを使っている | MB-20F | 同じF系で嵌合します。 |
| MB-210BX・MB-215Bを使っている | MB-20B | 同じB系で嵌合します。 |
| 浅型を併用しない | 8品番いずれも可 | 嵌合の系統が判断材料になりません。材質と圧縮荷重で選べます。 |
| 収穫作業でそのまま使いたい | 収穫コンテナーB、収穫コンテナーF | 収穫用として設定された品番です。ただしPL適合対象外です。 |
上表は本ページで整理した材質・嵌合・圧縮荷重の3点から当社が作成したものです。メーカーが示す推奨ではありません。
45L帯以外の容量もあわせてご覧になる場合は、農業用コンテナ一覧 に全48品番をまとめています。
よくある質問
- MB-20FとMB-20Bはどちらを選べばよいですか
- 外寸は高さ1mm(308mmと309mm)しか違わず、材質もどちらもPPです。違うのは嵌合の系統と圧縮荷重で、MB-20FはMB-210F・MB-215Fと、MB-20BはMB-210BX・MB-215Bと組み合わせます。圧縮荷重はMB-20Fが16950N(1730kgf)、MB-20Bが14640N(1490kgf)です。すでにどちらかの系統をお使いであれば、その系統に揃えるのが原則です。
- PPとPEはどう使い分けますか
- PE(ポリエチレン)はPP(ポリプロピレン)に比べて柔軟性があり、低温下でも割れにくい性質があります。冬場の屋外収穫や冷蔵倉庫内での使用が中心であればPE製が向きます。一方でPPは剛性が高く、常温の選果場や倉庫内で段積みして使う場合に向きます。45L帯ではPPが4品番、PEが4品番です。
- 東日本仕様と西日本仕様は何が違いますか
- MB-20FXⅢ②が西日本仕様、MB-20FXⅣが東日本仕様です。外寸523×365×303mmは完全に同一で、違うのは圧縮荷重(14990Nと15870N)と内寸です。仕向地を分ける理由については総合カタログ2026に記載がありません。産地から市場へコンテナが移動する運用では、回収先の地域で使われている仕様に揃えておくと取り違えを避けられます。
- 8品番のうち圧縮荷重が最も高いのはどれですか
- MB-20FXⅥの19310N(1968kgf)です。最も低い収穫コンテナーBの13419N(1369kgf)と比べて1.44倍の差があります。ただし圧縮荷重はメーカーの試験条件下での値で、実際の使用環境における段積み可能段数を保証するものではありません。内容物の重量とあわせてご検討ください。
- なぜプラスチックパレット株式会社がこの記事を書いているのですか
- 当社は千葉県我孫子市でプラスチックパレット、再生樹脂原料、PPバンド、ストレッチフィルム、工業用尿素を取り扱う物流資材の商社です。農業用コンテナも取扱品目のひとつで、同じ容量で複数の品番があることについてお問い合わせをいただく機会が多いため、一次資料にあたって整理したものを公開しています。
お問い合わせ
45L帯の品番選びについてご相談を承ります。お使いの品番や現場の条件をうかがえれば、適する品番をご案内します。
お知らせいただきたいこと
- 現在お使いの品番(ある場合)
- 使用環境(屋外/倉庫内/冷蔵庫内)と、季節による違い
- 段積みの段数と、入れる作物のおおよその重量
- 浅型(22L・30L帯)を併用するご予定の有無
- ご希望の数量と納入先の住所
お電話の際は「45Lのコンテナの件」とお伝えください。担当がすぐに用件を把握できます。
出典・エビデンス一覧
- 岐阜プラスチック工業株式会社「物流産業資材 総合カタログ2026」(紙面271ページ/電子版273ページ)。8品番の外寸・内寸・有効内寸・材質・入数・圧縮荷重・嵌合商品・容量、およびMB-20FXⅢ②の西日本仕様、MB-20FXⅣの東日本仕様の表記。電子版を直接参照しました。総合カタログ2026
- 同カタログ(電子版272ページ)。収穫コンテナーB・収穫コンテナーFの仕様およびPL適合対象外の表記。
- 圧縮荷重の比較(1.44倍、最小との比)は、上記カタログ掲載の8品番の値から当社が算出したものです。
- 目的別の早見表は、材質・嵌合の系統・圧縮荷重の3点から当社が作成したものです。メーカーが示す推奨ではありません。実際の適否は内容物と作業工程によって変わりますので、ご不明な点はお問い合わせください。
- 仕向地を分ける理由について、総合カタログ2026に記載はありません。
- 仕様は予告なく変更される場合があります。ご発注前に最新の仕様をご確認ください。
- 寸法は測定箇所や個体差により若干の差が生じます。設計上の限界寸法としてお使いになる場合は事前にご相談ください。
- 圧縮荷重はメーカーの試験条件下での値です。実際の使用環境における段積み可能段数を保証するものではありません。
- 用途外の使用は避けてください。内容物の重量は、持ち上げる作業者の負担も含めてご検討ください。
- 本ページは当社がメーカーの公表資料をもとに整理したもので、岐阜プラスチック工業株式会社が作成・監修したものではありません。