岐阜プラスチック工業 リステナーシリーズ / 2026年8月12日 公開

MB-20F・MB-20B・MB-20FXの違い|リステナー45L帯8種類を材質と嵌合で比較

リステナーシリーズの容量45Lは8品番あります。外寸の差は最大13mm、入数はすべて6個なので、寸法では選び分けられません。選ぶときの分かれ目は、材質・嵌合の系統・圧縮荷重の3つです。

  • 品番数8種類
  • 外寸の差13mm以内
  • 材質PP・PE各4種類
  • 圧縮荷重の差1.4倍

選ぶときの分かれ目は3つです

  • 材質

    PP 4種類・PE 4種類。冬場の屋外や冷凍倉庫で使うなら、低温で割れにくいPEです。

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  • 嵌合の系統

    F系・B系・FX系・設定なしの4つ。いま使っているコンテナと組み合わせるなら、同じ系統を選びます。

    嵌合の系統を見る →
  • 圧縮荷重

    13,419N〜19,310Nで、最大1.4倍の差があります。段積みして保管するなら、ここが効きます。

    圧縮荷重を比べる →

現場の条件から選びたい場合は、目的別の早見表をご覧ください。

リステナー MB-20F
写真はMB-20F。45L帯の8種類は見た目では見分けにくいため、品番の刻印や仕様表でご確認ください。

目次

01

45L帯には8種類あります

まず全体を並べます。外寸はどれも522〜535×363〜370×303〜312mmの範囲に収まり、差はごくわずかです。

品番材質外寸(mm)圧縮荷重入数嵌合商品
MB-20FPP522×363×30816950N(1730kgf)6個MB-210F、MB-215F
MB-20BPP522×363×30914640N(1490kgf)6個MB-210BX、MB-215B
MB-20FXPE525×365×31214990N(1530kgf)6個MB-20FXⅢ②、MB-20FXⅣ、MB-20FXⅥ
MB-20FXⅢ②PE523×365×30314990N(1530kgf)6個MB-20FX、MB-20FXⅣ、MB-20FXⅥ
MB-20FXⅣPE523×365×30315870N(1620kgf)6個MB-20FX、MB-20FXⅢ②、MB-20FXⅥ
MB-20FXⅥPE523×366×30519310N(1968kgf)6個MB-20FX、MB-20FXⅣ、MB-20FXⅢ②
収穫コンテナーBPP535×370×30513419N(1369kgf)6個設定なし
収穫コンテナーFPP523×366×30515057N(1534kgf)6個設定なし

品番をクリックすると各製品のページへ移動します。容量はいずれも45L、入数はいずれも6個です。岐阜プラスチック工業「物流産業資材 総合カタログ2026」の記載によります。

外寸の差は幅13mm、奥行7mm、高さ9mmです。パレットへの積み付けや保管棚の設計でこの差が問題になることは、まずありません。入数も8種類すべて6個で同じです。寸法と入数では選べないということを、最初に押さえておいてください。

02

まず材質で分かれます

8種類はPPが4つ、PEが4つです。使用環境の温度が、いちばん大きな判断材料になります。

材質品番性質
PPMB-20F、MB-20B、収穫コンテナーB、収穫コンテナーF剛性が高く、圧縮荷重の値が大きい品番が多くなります。
PEMB-20FX、MB-20FXⅢ②、MB-20FXⅣ、MB-20FXⅥ柔軟性があり、低温下でも割れにくい性質があります。

冬場の屋外収穫や冷蔵倉庫内での使用が中心であれば、PE製をご検討ください。PPは低温下で硬くなり、落としたときに割れやすくなります。零下になる環境で出し入れを繰り返す現場では、この差が破損率に表れます。

一方で、常温の選果場や倉庫内で段積みして使うのであれば、PPのほうが向きます。45L帯で最も圧縮荷重が高いのはPE製のMB-20FXⅥ(19310N)ですが、PP製のMB-20F(16950N)も同じ帯の平均を上回ります。

MB-20BXという選択肢もあります。MB-20Bとほぼ同じ外寸をPE製にした品番で、容量は46Lです。本ページの8種類は容量45Lちょうどのものに限っていますが、PP製のMB-20Bをお使いで低温下の破損にお困りであれば、MB-20BX が置き換えの候補になります。

03

次に嵌合の系統で分かれます

嵌合商品は、空コンテナを返すときに組み合わせて積める相手のことです。45L帯は4つの系統に分かれ、系統をまたいだ組み合わせはできません。

系統45L帯の品番嵌合する相手
F系MB-20FMB-210F(22L)、MB-215F(30L)
B系MB-20BMB-210BX(23L)、MB-215B(30L)
FX系MB-20FX、MB-20FXⅢ②、MB-20FXⅣ、MB-20FXⅥFX系どうし(4種類が相互に嵌合)
設定なし収穫コンテナーB、収穫コンテナーF同一品番どうしの積み重ねのみ

これがMB-20FとMB-20Bの実質的な違いです。外寸は高さ1mm(308mmと309mm)しか違わず、材質もどちらもPPです。分かれるのは嵌合の相手と圧縮荷重で、MB-20FはF系のMB-210F・MB-215Fと、MB-20BはB系のMB-210BX・MB-215Bと組み合わせます。

すでにどちらかの系統をお使いであれば、その系統に揃えるのが原則です。新規に導入される場合は、浅型を併用する予定があるかどうかで決まります。浅型を使わないのであれば、嵌合の系統は判断材料になりません。

FX系は4種類が相互に嵌合します。45L帯のなかで最も選択肢が多く、深さ違いの浅型を持たない代わりに、同じ帯のなかで使い分けができる構成です。

04

圧縮荷重の差は1.4倍あります

同じ45Lでも、圧縮荷重は13419Nから19310Nまで開きがあります。段積みして保管する現場では、この差が段数に効きます。

品番圧縮荷重材質最小との比
MB-20FXⅥ19310N(1968kgf)PE1.44倍
MB-20F16950N(1730kgf)PP1.26倍
MB-20FXⅣ15870N(1620kgf)PE1.18倍
収穫コンテナーF15057N(1534kgf)PP1.12倍
MB-20FX14990N(1530kgf)PE1.12倍
MB-20FXⅢ②14990N(1530kgf)PE1.12倍
MB-20B14640N(1490kgf)PP1.09倍
収穫コンテナーB13419N(1369kgf)PP1.00倍

最小との比は当社が算出したものです。圧縮荷重はメーカーの試験条件下での値で、実際の段積み可能段数を保証するものではありません。

最も高いのはMB-20FXⅥの19310N(1968kgf)で、最も低い収穫コンテナーBの13419N(1369kgf)の1.44倍です。重量のある根菜を入れて高く積む現場であれば、この差は無視できません。

逆に、段積みを2段程度に留める運用であれば、圧縮荷重よりも材質や嵌合の系統を優先して選ぶほうが実務に合います。

05

東日本仕様と西日本仕様があります

FX系のうち2種類には、仕向地の指定があります。外寸は同一で、圧縮荷重だけが違います。

品番仕様外寸(mm)圧縮荷重
MB-20FXⅢ②西日本仕様523×365×30314990N(1530kgf)
MB-20FXⅣ東日本仕様523×365×30315870N(1620kgf)

仕様の表記は総合カタログ2026の備考欄によります。仕向地を分ける理由についてはカタログに記載がありません。

外寸523×365×303mmは完全に同じで、違うのは圧縮荷重の880Nだけです。内寸には差があり、MB-20FXⅢ②が488×329×296mm、MB-20FXⅣが487×329×298mmです。

産地から市場へコンテナが移動する運用では、回収先の地域で使われている仕様に揃えておくと、空コンテナが混ざったときの取り違えを避けられます。どちらを選ぶべきかは納入先の地域によりますので、ご相談ください。

06

目的別の早見表

ここまでの3つの判断材料を、現場の条件から逆引きできる形にまとめました。

現場の条件候補理由
冬場の屋外収穫が中心MB-20FX、MB-20FXⅢ②、MB-20FXⅣ、MB-20FXⅥPE製で低温下でも割れにくいためです。
冷蔵倉庫内での使用が中心MB-20FX、MB-20FXⅢ②、MB-20FXⅣ、MB-20FXⅥ同上です。
高く段積みして保管するMB-20FXⅥ、MB-20F圧縮荷重が19310N・16950Nと高い部類です。
MB-210F・MB-215Fを使っているMB-20F同じF系で嵌合します。
MB-210BX・MB-215Bを使っているMB-20B同じB系で嵌合します。
浅型を併用しない8種類いずれも可嵌合の系統が判断材料になりません。材質と圧縮荷重で選べます。
収穫作業でそのまま使いたい収穫コンテナーB、収穫コンテナーF収穫用として設定された品番です。ただしPL適合対象外です。

上表は本ページで整理した材質・嵌合・圧縮荷重の3点から当社が作成したものです。メーカーが示す推奨ではありません。

45L帯以外の容量もあわせてご覧になる場合は、農業用コンテナ一覧 に全48種類をまとめています。

07

よくある質問

MB-20FとMB-20Bはどちらを選べばよいですか
外寸は高さ1mm(308mmと309mm)しか違わず、材質もどちらもPPです。違うのは嵌合の系統と圧縮荷重で、MB-20FはMB-210F・MB-215Fと、MB-20BはMB-210BX・MB-215Bと組み合わせます。圧縮荷重はMB-20Fが16950N(1730kgf)、MB-20Bが14640N(1490kgf)です。すでにどちらかの系統をお使いであれば、その系統に揃えるのが原則です。
PPとPEはどう使い分けますか
PE(ポリエチレン)はPP(ポリプロピレン)に比べて柔軟性があり、低温下でも割れにくい性質があります。冬場の屋外収穫や冷蔵倉庫内での使用が中心であればPE製が向きます。一方でPPは剛性が高く、常温の選果場や倉庫内で段積みして使う場合に向きます。45L帯ではPPが4種類、PEが4種類です。
東日本仕様と西日本仕様は何が違いますか
MB-20FXⅢ②が西日本仕様、MB-20FXⅣが東日本仕様です。外寸523×365×303mmは完全に同一で、違うのは圧縮荷重(14990Nと15870N)と内寸です。仕向地を分ける理由については総合カタログ2026に記載がありません。産地から市場へコンテナが移動する運用では、回収先の地域で使われている仕様に揃えておくと取り違えを避けられます。
8種類のうち圧縮荷重が最も高いのはどれですか
MB-20FXⅥの19310N(1968kgf)です。最も低い収穫コンテナーBの13419N(1369kgf)と比べて1.44倍の差があります。ただし圧縮荷重はメーカーの試験条件下での値で、実際の使用環境における段積み可能段数を保証するものではありません。内容物の重量とあわせてご検討ください。
なぜプラスチックパレット株式会社がこの記事を書いているのですか
当社は千葉県我孫子市でプラスチックパレット、再生樹脂原料、PPバンド、ストレッチフィルム、工業用尿素を取り扱う物流資材の商社です。農業用コンテナも取扱品目のひとつで、同じ容量で複数の品番があることについてお問い合わせをいただく機会が多いため、一次資料にあたって整理したものを公開しています。

45L帯の品番選び、ご相談ください。

お使いの品番や現場の条件をうかがえれば、合う品番をご案内します。お電話の際は「45Lのコンテナの件」とお伝えください。

お見積り・仕様のご相談→お電話でも承ります 050-3470-4265(受付 9:00-20:00/日・祝休)

お知らせいただきたいこと

  1. いまお使いの品番ある場合
  2. 使う場所と季節屋外・倉庫内・冷蔵庫内
  3. 段積みの段数と重さ入れる作物のおおよその重量
  4. 浅型の併用22L・30L帯を使う予定の有無
  5. 数量と納入先ご希望の数量と住所

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