Price Revision / Baby Goods

哺乳びん・粉ミルク・ベビーフードはいつから高くなるのか、ピジョン・和光堂・雪印の改定時期

ベビー用品の値上げが、2026年10月から11月にかけて続きます。10月1日に雪印の粉ミルク、11月2日にピジョンの哺乳びんなど289品目と和光堂のベビーフードです。粉ミルクのぴゅあ(缶)は税別2,618円から3,010円になります。メーカーごとの改定日と上げ幅、改定日の基準の違いを、各社の発表資料で確認しました。

初版公開: / 最終更新: / プラスチックパレット株式会社

ANSWER

ベビー用品は2026年10月1日から11月2日にかけて値上げされます。雪印メグミルクの粉ミルクは10月1日からで、ぴゅあ(缶)820gは税別2,618円→3,010円。ピジョンは11月2日受注分から289品目を2〜36%、和光堂のベビーフードは11月2日納品分から約15〜24%上がります。

ピジョン(11月2日受注分から)

289品目

ベビー243・介護46。改定率は2〜36%

雪印 ぴゅあ(缶)820g

3,010円

希望小売価格・税別。改定前は2,618円

和光堂 グーグーキッチン

15〜24%

想定小売価格(税込)の引き上げ幅

この記事の要点

  • ベビー用品の改定は、10月1日に雪印メグミルクの粉ミルクと雪印ビーンスタークのベビー用品、11月2日にピジョンと和光堂です。9月1日には森永乳業の粉ミルクもすでに改定されています。
  • ピジョンは11月2日受注分から、ベビー用品243品目と介護用品46品目の計289品目の出荷価格を引き上げます。母乳実感の哺乳びん・乳首は3〜9%、パーツ・キャップ・おしゃぶりは3〜36%です。
  • 雪印メグミルクの粉ミルク4品は10月1日納品分からで、ぴゅあ(缶)820gは税別2,618円から3,010円(15.0%)、たっち(缶)830gは2,153円から2,226円(3.4%)になります。
  • 和光堂のベビーフード「グーグーキッチン」は11月2日納品分から、想定小売価格(税込)を約15〜24%引き上げます。対象の品目数と商品ごとの新価格は、発表文に示されていません。
  • 改定日の基準は会社で違い、ピジョンは受注分、和光堂と雪印は納品分です。ピジョンの改定率は出荷価格のもので、店頭の価格がいつ変わるかは売り場ごとに異なります。早めの買い置きは期限の確認を。

ベビー用品の改定はいつからか

2026年秋のベビー用品の値上げは、10月1日と11月2日の2つの日に集まっています。9月1日には森永乳業の粉ミルクがすでに改定されました。

実施日会社対象改定の幅
9月1日(実施済み)森永乳業育児用ミルク(はぐくみなど)約5%(はぐくみ小缶300g 税別1,156円→1,214円。率は当社の計算)
10月1日 納品分雪印メグミルク育児用粉ミルク4品(ぴゅあ・たっち)2.2〜15.0%
10月1日 納品分雪印ビーンスターク哺乳器・ベビーおやつなど16品4.0〜30.6%
11月2日 受注分ピジョン/ピジョンタヒラ哺乳びん・乳首・スキンケア・介護用品など289品目2〜36%(出荷価格)
11月2日 納品分和光堂(アサヒグループ食品)ベビーフード「グーグーキッチン」約15〜24%(想定小売価格・税込)

出典:各社の発表資料。雪印ビーンスタークの品目数と改定率は日本食糧新聞(2026年8月14日)によります。

「受注分」と「納品分」は意味が違います

ピジョンは11月2日に受けた注文から、和光堂と雪印は11月2日・10月1日にお店へ届く分から新しい価格になります。どちらもメーカーから小売店への価格の話で、店頭の値札が変わる日はお店の在庫や判断で前後します。

この章の結論

ベビー用品の値上げは10月1日(雪印)と11月2日(ピジョン・和光堂)に集中しています。改定日の基準が受注分と納品分で異なるため、店頭の価格はその前後に切り替わります。

ピジョンは11月2日受注分から289品目

ピジョンとグループ会社のピジョンタヒラは2026年9月1日、11月2日受注分から一部商品の出荷価格を改定すると発表しました。ベビー用品243品目と介護用品46品目、計289品目です。

金色の太字は、改定率の上限がいちばん大きい区分です。

区分品目数改定率(出荷価格)
母乳実感 哺乳びん・乳首663〜9%
スリムタイプ 哺乳びん・乳首146〜15%
母乳実感パーツ・哺乳びんキャップ・おしゃぶり・さく乳器・母乳フリーザーパック・授乳セット903〜36%
洗浄消毒液・哺乳びん洗い・スチーム除菌・乾燥器125〜18%
乳歯ケア・ベビースキンケア・ベビー洗濯用品613〜22%
介護用品(ピジョンタヒラ)462〜23%

出典:ピジョン「一部商品の出荷価格改定に関するお知らせ」(2026年9月1日)。区分名は発表資料の品種名を当社で短くまとめました。

母乳実感の哺乳びんと乳首は3〜9%で、最大の36%はパーツ・キャップ・おしゃぶり・さく乳器などの区分の上限です。どの商品が36%になるのかは、発表資料では示されていません。この区分のうち、電動のさく乳器「hands free」は対象外です。

ピジョンの改定率は、お店に卸す出荷価格のものです。店頭の価格が同じ率で上がるとは限りません。発表資料に商品ごとの新しい希望小売価格は載っていないため、本記事では個別の価格を示していません。

この章の結論

ピジョンは11月2日受注分から289品目の出荷価格を2〜36%引き上げます。哺乳びん・乳首は3〜15%、上限の36%はパーツ・キャップ・おしゃぶり・さく乳器などの区分です。

粉ミルクは10月1日から雪印が改定

雪印メグミルクは2026年8月5日、育児用粉ミルク4品の価格を10月1日特約店納品分から改定すると発表しました。

商品改定前(税別)改定後(税別)改定率
ぴゅあ(缶)820g2,618円3,010円15.0%
ぴゅあ(スティック)13g×10本508円559円10.0%
たっち(缶)830g2,153円2,226円3.4%
たっち(スティック)14g×10本508円519円2.2%

出典:雪印メグミルク「育児用粉ミルク 価格改定のお知らせ」(2026年8月5日)。価格は希望小売価格・税別です。

ぴゅあ(缶)は1缶で392円の値上がりです(当社の計算)。同じ発表で、4品とも賞味期限を545日から730日に延ばすとしています(2026年10月1日製造分から)。

森永乳業は、これより先の9月1日出荷分から育児用ミルクを改定しました。はぐくみ小缶300gは税別1,156円から1,214円、E赤ちゃん大缶800gは3,507円から3,682円で、いずれも約5%の値上がりです(率は当社の計算)。明治が7月28日に発表した9月1日の改定は栄養食品などが対象で、粉ミルクは含まれていません。

この章の結論

雪印メグミルクの粉ミルクは10月1日納品分から2.2〜15.0%上がり、ぴゅあ(缶)820gは税別3,010円になります。森永乳業は9月1日にすでに改定しています。

ベビーフードとベビーおやつの改定

ベビーフードでは和光堂が11月、ベビーおやつでは雪印ビーンスタークが10月に改定します。

会社対象改定率実施日
和光堂(アサヒグループ食品)ベビーフード「グーグーキッチン」想定小売価格(税込)約15〜24%11月2日納品分
雪印ビーンスタークベビーおやつ12品、哺乳器3品、ベビー用サプリ1品4.0〜30.6%10月1日納品分

出典:アサヒグループ食品のニュースリリース(2026年7月7日)、雪印ビーンスタークのお知らせと日本食糧新聞(2026年8月14日)。

和光堂の発表は改定率の幅を示すもので、対象の品目数と商品ごとの新価格は載っていません。グーグーキッチンを使っている場合は、11月以降に店頭で価格を確かめることになります。

この章の結論

和光堂のグーグーキッチンは11月2日納品分から約15〜24%、雪印ビーンスタークのベビーおやつなどは10月1日から4.0〜30.6%上がります。

各社が挙げた値上げの理由

3社とも、原材料と物流のコスト上昇を理由に挙げています。

会社発表文に挙げた理由
ピジョン長引く国際情勢の混乱などを背景にした、原材料価格や資材費、物流費等のコスト上昇
和光堂(アサヒグループ食品)原油価格の高騰や国際情勢の混乱などによる、原材料価格・包装資材・エネルギー価格、陸上・海上輸送の物流費の上昇
雪印メグミルク原材料価格や包装資材価格の上昇に加えた、人件費や物流コスト、エネルギーコストの高騰

各社の発表資料をもとに当社で要約しました。

哺乳びんや乳首は樹脂やシリコーンでできており、包装資材も樹脂が中心です。当社は物流資材の商社として樹脂の値動きを日々追っていますが、各社が材料費のうち何がどれだけ上がったかは、発表資料では示されていません。

この章の結論

3社とも原材料・資材・物流のコスト上昇を理由に挙げ、和光堂は原油価格の高騰にも触れています。

改定前に確かめておくこと

どの商品をいつ買うかは、ご家庭ごとに違います。ここでは確かめる手順だけを並べ、判断は読者に委ねます。

ACTION 01

使っている商品のメーカーと改定日を確かめる

粉ミルクなら雪印は10月1日、森永は9月1日に改定済みです。哺乳びん・乳首がピジョンなら11月2日受注分から、ベビーフードが和光堂のグーグーキッチンなら11月2日納品分から新価格になります。

ACTION 02

粉ミルクは賞味期限を見て量を考える

雪印メグミルクの粉ミルクは、10月1日製造分から賞味期限が545日から730日になります。改定前に買う場合でも、開封後の使用期限は缶の表示に従います。

ACTION 03

消耗品の交換時期を確かめる

乳首やおしゃぶりは、使っているうちに交換が必要になる消耗品です。次に交換する時期が11月以降になるかどうかを見ておくと、値上げ前後のどちらで買うかを判断しやすくなります。

ACTION 04

店頭の価格は売り場で確かめる

ピジョンの改定率は出荷価格のもので、店頭の価格はお店が決めます。ドラッグストアや通販では、在庫が入れ替わる時期によって値札の変わる日が前後します。

よくある質問

ピジョンの値上げはいつからですか
2026年11月2日受注分からです。哺乳びん・乳首・おしゃぶり・スキンケアなどのベビー用品243品目と、介護用品46品目の計289品目の出荷価格が2〜36%引き上げられます。店頭の価格が変わる日はお店によって前後します。
雪印の粉ミルクはいくらになりますか
2026年10月1日納品分から、ぴゅあ(缶)820gは税別2,618円から3,010円、たっち(缶)830gは2,153円から2,226円になります。スティックタイプも、ぴゅあが508円から559円、たっちが508円から519円です。
和光堂のベビーフードはいくら上がりますか
和光堂のグーグーキッチンは、2026年11月2日納品分から想定小売価格(税込)が約15〜24%引き上げられます。対象の品目数と商品ごとの新しい価格は、アサヒグループ食品の発表文には示されていません。
哺乳びんは36%も上がるのですか
母乳実感の哺乳びん・乳首の改定率は3〜9%、スリムタイプは6〜15%です。36%はパーツ・キャップ・おしゃぶり・さく乳器などの区分の上限で、どの商品が36%になるかは発表資料で示されていません。
なぜプラスチックパレット株式会社がこの記事を書いているのですか
当社は物流資材の商社で、樹脂や包装資材、物流費の値動きが製品の価格にどう届くのかを日々の取引で見ています。哺乳びんやベビー用品の包装も樹脂が中心です。身近な値上げを、発表資料の数字で確かめてお伝えしています。

出典・エビデンス一覧

各社の発表資料

報道

当社の関連記事

  • 価格と実施日は、2026年9月28日時点で当社が確認した各社の発表資料によります。
  • ぴゅあ(缶)の値上がり額392円と、森永乳業の育児用ミルクの約5%は、発表資料の価格をもとに当社で計算したものです。
  • ピジョンの商品ごとの新価格、和光堂の対象品目数と新価格は当社で確認できていません。雪印ビーンスタークの品目数と改定率は報道によります。
  • ピジョンの改定率は出荷価格のものです。店頭の価格と、店頭で価格が変わる日はお店によって異なります。
  • 本稿は情報提供を目的としたもので、特定の判断を推奨するものではありません。

文:プラスチックパレット株式会社 編集部

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