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Supply Chain Report / CHINA POLYOLEFIN INVENTORY

中国のPE・PP在庫はいくら減ったのか|2025年からの全記録と、PP生産企業在庫55.4%減の中身

中国のPP生産企業在庫は2026年3月3日の73.99万トンから8月5日には33.02万トンへ、55.4%減りました。同じ期間にPP貿易商在庫は75.4%減。中国石油と中国石化の在庫も8月11日で68万トンと、前年同期の81.5万トンを下回ります。2025年からの実数を、出典のPDFごとに並べました。

初版公開: / 最終更新: / プラスチックパレット株式会社

ANSWER

中国の樹脂在庫は2026年3月に山をつけ、そこから8月まで一貫して減り続けました。PP生産企業在庫は73.99万トンから33.02万トンへ55.4%減、問屋の在庫は75.4%減です。2025年のPPは53万トンから70万トンの間で動いていました。いまの水準はその下限をさらに20万トン下回ります。

PP生産企業在庫(2026年8月5日)

33.02万トン

3月3日は73.99万トン

同 3月3日からの減少率

55.4%減

問屋の在庫は75.4%減

主要生産者在庫(8月11日)

68万トン

前年同期は81.5万トン

この記事の要点

  • 中国の樹脂在庫には4つの系列があります。生産企業在庫、貿易商在庫、港口在庫、そして中国石油と中国石化の主要生産者在庫です。数字を比べるときは、まず系列をそろえる必要があります。
  • PP生産企業在庫は2026年3月3日の73.99万トンから8月5日には33.02万トンへ、40.97万トン減りました。率にして55.4%です。PEは57.97万トンから42.13万トンへ27.3%減りました。
  • 減り方がいちばん急なのは問屋です。PP貿易商在庫は24.97万トンから6.13万トンへ75.4%減。2025年12月末の18.72万トンと比べると3分の1です。
  • 2025年のPP生産企業在庫は52.03万トンから70.07万トンの間で動いていました。2026年8月の33.02万トンは、その下限をさらに20万トン下回る水準です。
  • この在庫が向かった先は東南アジアと南アジアで、2026年4月のホモPP輸出の上位10か国に日本は入っていません。それでも日本の6月の輸入単価は、中国が1kg264円で輸入全体の278円より安くなりました。
  • 3月の山は封鎖だけの結果ではありません。2026年の春節は2月17日で、中国の樹脂在庫は毎年ここで積み上がります。2025年も春節明けにPEが21.94万トン、PPが27.42万トン増えていました。

在庫の全記録(2025年1月〜2026年8月)

中国の樹脂在庫は政府が公表していない。期貨会社が調査会社のサンプル調査をもとに、日報・週報・月報の形で出している数字が実質的な公開データである。本稿は五鉱期貨と建信期貨のPDFを1本ずつ開き、原文の数値を書き写した。推計値は含まない。取れなかった月は空けてある。

使う系列は五鉱期貨「能源化工日報/聚烯烃月報」の生産企業在庫・貿易商在庫・港口在庫である。同じ会社が同じ集計を続けているため、時系列で比較できる。原データは卓創資訊と隆衆資訊のサンプル調査による。

2026年の推移

ホルムズ海峡の封鎖は2026年2月28日である。その直後の3月3日に、すべての系列が同時に跳ね上がった。そこから8月まで、一貫して減り続けている。

網掛けは、封鎖直後に在庫が山をつけた週。

時点PE 生産企業PP 生産企業PP 貿易商PP 港口
2026年1月7日37.0749.0717.726.63
2026年2月12日37.9741.5818.326.37
2026年3月3日57.9773.9924.978.86
2026年4月22日61.3358.9315.376.31
2026年5月12日57.8555.5813.136.58
2026年6月2日49.7947.429.676.32
2026年7月8日36.3541.758.096.25
2026年8月5日42.1333.026.135.94

単位は万トン。五鉱期貨「能源化工日報」の各号を当社が直接読み、原文の数値を書き写した。日付は日報の発行日であり、在庫の調査日そのものではない。日報は同じ週次値を数営業日にわたって掲載するため、値が変わった号を選んでいる。

PPは3月3日の73.99万トンから8月5日の33.02万トンへ40.97万トン減った。率にして55.4%である。PEは57.97万トンから42.13万トンへ15.84万トン、27.3%減った。減り方がいちばん急なのは問屋で、PP貿易商在庫は24.97万トンから6.13万トンへ75.4%減っている。港口在庫も8.86万トンから5.94万トンへ33.0%減った。

2025年の推移と、前年との比較

2025年の実数

同じ五鉱期貨の同じ系列で、2025年は次のとおりだった。2025年1月・4月・5月・11月はPDFを取得できておらず、空けてある。

時点PE 生産企業PP 生産企業PP 貿易商PP 港口
2025年2月12日54.4462.5921.566.77
2025年3月24日54.0870.0715.877.19
2025年6月5日48.2055.3313.616.49
2025年6月末43.8457.0114.976.53
2025年7月末51.5458.7118.736.11
2025年8月末45.0858.1919.305.85
2025年9月26日45.8352.0318.726.65
2025年10月末49.0259.9922.866.46
2025年12月31日45.8653.3318.726.87

単位は万トン。網掛けは春節明けの週。6月末・7月末・8月末・10月末は五鉱期貨「聚烯烃月報」の月末値、それ以外は「能源化工日報」の週次値。いずれも当社がPDFを直接読んだ。

2025年のPP生産企業在庫は、52.03万トンから70.07万トンの間で動いていた。2026年8月5日の33.02万トンは、その下限をさらに20万トン下回る。2025年12月31日の53.33万トンと比べると38.1%低い

春節の山は毎年ある

2026年3月の山を封鎖だけの結果と読むことはできない。2026年の春節は2月17日で、中国の樹脂在庫は毎年ここで積み上がる。前年の同じ時期を見ると、2025年2月12日の週にPEが21.94万トン、PPが27.42万トン増えていた。2026年3月3日の週はPEが23.60万トン、PPが34.87万トン増えている。積み上がり方の大きさは2025年と同じ桁である。

季節要因と封鎖要因は分けられない

春節(2月17日)とホルムズ海峡の封鎖(2月28日)は11日しか離れていない。当社では、3月の山のうちどこまでが季節要因でどこからが封鎖要因かを分けられない。この記事で申し上げられるのは、山の高さではなく、そのあと8月まで一貫して減り続け、前年の同じ時期を大きく下回る水準まで落ちたということである。

2025年9月26日と10月10日の日報は、PPの3系列がまったく同じ値(52.03/18.72/6.65)を掲載していた。日報は週次値を更新まで繰り返し掲載するためと考えられる。表には9月26日のみを載せた。同様に、2025年10月末の月末値と11月12日の日報の値も一致していたため、11月は取得できなかった月として扱っている。

この章の結論

2026年の中国の樹脂在庫は、3月に前年並みの季節的な山をつけたあと、8月まで一貫して減り続けた。PP生産企業在庫33.02万トンは2025年の変動幅の下限を20万トン下回る水準である。

在庫の系列は4つある

中国の樹脂在庫は「在庫」という一つの数字ではない。誰の手元にあるものを数えているかで4つに分かれ、集計している会社も頻度も違う。出典の異なる数字をそのまま比べると水準がずれるため、まず系列をそろえる必要がある。

系列何を数えているか主に出している会社頻度
生産企業在庫(生产企业库存)樹脂メーカーの手元にある在庫。サンプル企業の集計五鉱期貨(原データは卓創資訊・隆衆資訊)週次
貿易商在庫(贸易商库存)問屋の手元にある在庫。相場観がいちばん出る五鉱期貨(同上)週次
港口在庫(港口库存)港の倉庫にある在庫。PPのみ公表されている五鉱期貨(同上)週次
主要生産者在庫(主要生产商库存)中国石油と中国石化のポリオレフィン在庫の合計建信期貨日次
社会在庫(社会库存)上の合計に近い概念。ただし定義が会社ごとに違う英大期貨、建信期貨、瑞達期貨ほか週次

当社が各社のPDFを読んで整理した。「主要生産者在庫」は建信期貨の本文の表記で、同社の図表では「两油库存」と題されている。中国石油と中国石化の2社を指すと判断したのは図表の題によるもので、本文に社名の明記はない。

日次で最も頻繁に引かれるのが主要生産者在庫である。建信期貨の日報によれば、次のように動いた。

時点在庫前年同期
2025年3月6日82
2025年4月1日80
2025年10月末67.5
2026年 春節明け94
2026年3月6日82
2026年4月22日8672.5
2026年5月19日8881.5
2026年6月8日8087
2026年8月10日7083.5
2026年8月11日6881.5

単位は万トン。建信期貨「聚烯烃日報/能源化工日報」の各号を当社が直接読んだ。前年同期の欄は同社が日報に併記している値で、記載のない号は「—」とした。春節明けの値は同社が「連休前より48万トン多い」と注記している。

2026年4月から6月にかけては前年を上回っていた在庫が、8月には前年を下回った。8月11日の68万トンは前年同期の81.5万トンより13.5万トン、16.6%低い。逆転したのは6月である。

集計しているのは政府ではなく民間の調査会社である。サンプル企業の範囲は公開されていない。そのため、同じ2026年5月末のPE社会在庫が48.08万トン(英大期貨)と51.48万トン(建信期貨)という2つの値で流通している。当社ではどちらが正しいかを判定できない。本稿で時系列の比較に使っているのは、五鉱期貨の同一系列だけである。

この章の結論

中国の樹脂在庫には5つの呼び名があり、集計会社によってサンプルの範囲が違う。異なる出典の数字を並べる前に、系列と集計会社をそろえる必要がある。

この在庫が示していること

在庫の数字そのものは、値段でも需要でもない。ただし、公表されている別の数字と突き合わせると、そちらの信頼性を確かめる材料になる。2026年の中国について、在庫が果たしている役割はここにある。

2026年の中国は、原油の輸入を1〜7月で前年同期比13.2%減らし、ナフサの輸入を4〜6月に前年同期の35%まで削った。それにもかかわらず、4月のポリエチレン輸出は54.51万トンで前年同月比484.12%増、ポリプロピレン輸出は63.94万トンで123.52%増だった。この輸出の数字は、いずれも第三者が中国海関の統計を引用したものである。当社は海関の原表を読めていない。

在庫は、この輸出の数字に対する独立した検証になる。もし4月のPE輸出54.51万トンが集計の誤りなら、そのぶんは在庫として国内に残っていたはずである。残っていない。五鉱期貨と建信期貨という別々の会社が、生産企業・貿易商・主要生産者という別々の系列で集めた在庫が、そろって同じ向きを指している。

2026年8月11日,主要生产商库存水平在68万吨,较前一工作日去库2万吨,降幅在2.86%,去年同期库存在81.5万吨。 建信期貨「聚烯烃日報」2026年8月12日

在庫が減るのは、需要が強いときと、外に売ってしまったときの両方で起こる。2026年の中国は後者である。国内のポリエチレン純輸入は2026年2月の98.8万トンから5月には3.5万トンまで落ちた。買っていた国が、売る国に変わりつつある途中の数字である。

ただし、出ていった先は日本ではない

在庫が減った分がどこへ向かったかは、はっきりしている。東南アジアと南アジアである。CCFGroupが中国海関の統計をもとにまとめた2026年4月のホモPP輸出の仕向地は、インド9.11万トン(16.43%)、インドネシア8.91万トン(16.08%)、ベトナム7.89万トン(14.23%)、タイ3.99万トン、パキスタン3.06万トンの順で、上位10か国が77.18%を占める。この表に日本はない。

網掛けは、日本向けの上限を確定させる行。

2026年4月 ホモPP輸出数量シェア
インド9.11万トン16.43%
インドネシア8.91万トン16.08%
ベトナム7.89万トン14.23%
10位 ブラジル1.55万トン2.79%
上位10か国の合計42.79万トン77.18%

CCFGroup「China's April PP exports hit records amid tight domestic supply」(2026年5月26日、中国海関統計による)。上位10か国が77.18%を占めるため、日本向けは10位のブラジル1.55万トンを下回ることが確定する。「載っていない」ではなく上限が押さえられている。ポリエチレンも同じで、2026年4月の内訳はベトナム18%、インドネシア9%、マレーシア9%、タイ7%、ブラジル5%(ChemOrbis)で日本はない。

日本に効いたのは、量ではなく単価である

それでも日本への輸入は増えた。財務省貿易統計をもとにしたプラサーチの集計で、中国からのPP・PPブロック・HDPE・LDPEは1〜6月累計で19,883トンから41,308トンへ2.08倍、HDPEだけで9.71倍である。ただしこの4つを合わせても半年で41,308トンにすぎない。中国のPP輸出は4月の1か月だけで63.94万トンある。日本向けはその桁に入らない。

効いたのは単価のほうである。2026年に、中国は「高い調達先」から「安い調達先」に変わった。

日本の輸入単価(1kg)1〜3月累計6月単月
PP 中国から279円264円
PP 輸入全体の平均178円278円
HDPE 中国から322円240円
HDPE 輸入全体の平均157円283円

プラサーチ「樹脂別国別輸入実績」(財務省貿易統計による)の数量と金額から当社が計算した。6月単月は1〜6月累計から1〜5月累計を差し引いたもの。

年の初めは中国から買うと1kgあたり101円高かった。6月には14円安い。HDPEは165円高い状態から43円安い状態へ振れている。中国が値下げしたのではなく、タイが150円から292円、シンガポールが198円から360円へ上がる中で、中国だけが279円から264円とほとんど動かなかった結果である。中国のPP輸出単価そのものは1〜2月の935〜948米ドルから3月の1,022.87米ドルへ上がっている。

この記事の在庫が減ったという事実と、日本の輸入単価が逆転したという事実は、同じ一つのことの別の面である。中国の国内相場が海外より安く、その安い玉が外へ流れた。CFR中国とCFR東南アジアの価格差は2026年2月末の20〜100米ドルから3月には400米ドルへ開いた。日本が安く買えたのは値引きを受けたからではなく、中国国内の安い相場につながったからである。そして価格差が縮むと輸出は止まり、PP輸出は4月の63.94万トンから5月の47.49万トンへ14.35%減った。

買い手にとっての意味は一つに定まらない。在庫が薄いところに新しい設備が動けば、値段は下がる方向に働く。2026年下半期には、中国でポリエチレンとポリプロピレン合わせて1,000万トンを超える能力が稼働する見通しがある。逆に、在庫が薄いまま稼働が遅れれば、値段は上がりやすくなる。当社はどちらになるかを予想しない。

この章の結論

在庫の減少は、中国の樹脂輸出が急増したという第三者集計の数字を、別の経路から裏づけている。出ていった先は東南アジアと南アジアで日本ではないが、日本の輸入単価では2026年6月に中国が最も安くなった。ただし在庫の水準そのものから、今後の値段の方向は決まらない。

最新値を自分で確認する手順

本稿の数字は2026年8月11日までである。以降の値は同じ経路で取得できる。当社が使った手順をそのまま書く。買うか買わないかの判断は、この数字だけでは決まらない。判断そのものは読者に委ねる。

ACTION 01

五鉱期貨の日報で週次在庫を確認する

五鉱期貨の「能源化工日報」に、PEとPPの生産企業在庫・貿易商在庫・港口在庫が毎営業日掲載される。PDFは www.wkjyqh.comwww.minfutures.com の両方から同じファイルが配信される。ファイル名はミリ秒のタイムスタンプと乱数の組み合わせで推測できないため、検索窓に「能源化工日报」と日付を入れて直リンクを探す。月末値だけでよい場合は、翌月初に出る「聚烯烃月報」を1本読めば足りる。

ACTION 02

建信期貨の日報で主要生産者在庫を確認する

建信期貨の「聚烯烃日報」に、中国石油と中国石化の合計在庫が前日比と前年同期の値つきで載る。URLは www.ccbfutures.com/upload/ に日付を含む形式である。本文の語は「主要生产商库存水平」で、前年同期の値が同じ文に併記されているため、1本で前年比較まで取れる。

ACTION 03

数字を比べる前に、系列と集計会社をそろえる

同じ「在庫」でも、生産企業在庫と社会在庫と主要生産者在庫は水準が違う。集計会社が変わるとサンプル範囲も変わる。前月と比べるときは、必ず同じ会社の同じ系列の数字を使う。異なる出典を並べた表を社内資料に載せる場合は、出典と系列を列として持たせる。

  1. 五鉱期貨の日報を検索し、PEとPPの生産企業在庫・貿易商在庫・港口在庫を書き写す。日報は同じ週次値を数営業日繰り返すため、前回と同じ値なら更新されていないと判断する。
  2. 建信期貨の日報を検索し、主要生産者在庫と前年同期の値を書き写す。
  3. 本稿の表に追記し、系列ごとに前年同期と比べる。水準ではなく、前年との差の向きを見る。

よくある質問

中国のPE・PP在庫はいまどれくらいですか
五鉱期貨の集計では、2026年8月5日時点でPEの生産企業在庫が42.13万トン、PPが33.02万トンです。PPの貿易商在庫は6.13万トン、港口在庫は5.94万トンでした。中国石油と中国石化の合計在庫は、建信期貨の集計で2026年8月11日に68万トンです。同社は前年同期を81.5万トンとしています。
在庫はどれくらい減ったのですか
PPの生産企業在庫は2026年3月3日の73.99万トンから8月5日の33.02万トンへ、40.97万トン減りました。率にして55.4%です。PEは57.97万トンから42.13万トンへ27.3%減りました。減り方がいちばん急なのは問屋で、PPの貿易商在庫は24.97万トンから6.13万トンへ75.4%減っています。
2025年と比べて在庫は少ないのですか
少ない水準です。2025年のPP生産企業在庫は、当社が確認できた範囲で52.03万トンから70.07万トンの間で動いていました。2026年8月5日の33.02万トンは、その下限をさらに20万トン下回ります。2025年12月31日の53.33万トンと比べると38.1%低い水準です。
3月に在庫が増えたのはホルムズ海峡の封鎖のせいですか
そう言い切ることはできません。2026年の春節は2月17日で、中国の樹脂在庫は毎年ここで積み上がります。2025年も春節明けの週にPEが21.94万トン、PPが27.42万トン増えていました。2026年3月3日の週はPEが23.60万トン、PPが34.87万トン増えており、積み上がりの大きさは前年と同じ桁です。封鎖は2月28日で春節の11日後にあたり、当社では季節要因と封鎖要因を分けられていません。
この在庫は日本に流れてきたのですか
主要な行き先は日本ではありません。CCFGroupが中国海関の統計をもとにまとめた2026年4月のホモPP輸出の仕向地はインド16.43%、インドネシア16.08%、ベトナム14.23%などで、上位10か国が77.18%を占め、日本は入っていません。日本向けは10位のブラジル1.55万トンを下回ります。ただし日本への輸入自体は増えており、財務省貿易統計をもとにしたプラサーチの集計で、中国からのPP・PPブロック・HDPE・LDPEは1〜6月累計で19,883トンから41,308トンへ2.08倍になりました。量は小さいものの、輸入単価は2026年6月にPPで中国264円と輸入全体の278円を下回り、順位が入れ替わっています。
なぜプラスチックパレット株式会社がこの記事を書いているのですか
当社は物流資材の商社で、プラスチックパレット、再生樹脂原料、PPバンド、ストレッチフィルムを取り扱っています。これらはすべてポリエチレンとポリプロピレンからできており、原料の需給は日々の仕入れの値段そのものです。中国の在庫は日本語で連続してまとめられている場所がなく、自社の仕入れのために毎週追いかけている数字を、そのまま公開しています。

出典・エビデンス一覧

在庫データ(当社がPDFを直接読んだもの)

輸出の仕向地と日本の輸入

当社の関連記事

  • 本稿の在庫の数値は2026年8月11日を最終時点とする。いずれも各社が公表した確定値だが、週次・日次の速報値であり後日改定される可能性がある。
  • 減少額・減少率・前年比は当社が原数値から計算した。計算の対象と式は本文に明記している。
  • 2025年1月・4月・5月・11月の在庫は、PDFを取得できず空欄とした。2026年8月12日以降の値も本稿には含まれない。PEの港口在庫は、当社が確認した各社のいずれも単独では公表していない。
  • 在庫を集計しているのは政府ではなく民間の調査会社であり、サンプル企業の範囲は公開されていない。同一時点でも出典によって水準が異なる。
  • 中国の輸出の仕向地別内訳は、ホモPPの2026年4月分についてのみ上位10か国まで確認したものである。共重合PPや通年の内訳、日本向けの実数は中国側の統計で確認できていない。日本の輸入量と単価はプラサーチが財務省貿易統計をもとにまとめた集計によるもので、当社は財務省の原表を確認していない。単価は通関金額を数量で割ったもので、実際の商談価格そのものではない。
  • 本稿は情報提供を目的としたもので、特定の判断を推奨するものではありません。

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