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YASASHIKU KAISETSU / 暮らしと税

紙巻たばこ18銘柄が9月1日に一律20円値上げ、パーラメントは600円、今の値段で買えるのはいつまでか

フィリップ モリス ジャパンが2026年9月1日から紙巻たばこ18銘柄を一律20円値上げします。パーラメントは580円から600円、フィリップモリスは450円から470円です。10月1日の加熱式たばこの改定が報じられていますが、その前に紙巻が上がります。8月31日までは今の価格です。どの銘柄がいくらになるのかを、公表資料の数字でご説明します。

公開日: 最終更新: カテゴリ:暮らしと税
この記事のポイント
  • フィリップ モリス ジャパンが2026年9月1日から紙巻たばこ18銘柄を一律20円値上げします。8月31日までは今の価格です。
  • パーラメントは580円から600円、100ミリの各銘柄は620円から640円、フィリップモリスは450円から470円、バージニア・エスは570円から590円になります。
  • 2026年に紙巻が上がるのはこれで2回目です。7月1日にはJTが25銘柄を改定しています。10月1日に上がるのは加熱式だけで、紙巻の改定はありません。
かんたんに言うと

紙巻たばこ18銘柄が2026年9月1日から一律20円上がります。パーラメントは580円→600円、100ミリ各銘柄は620円→640円、フィリップモリスは450円→470円、バージニア・エスは570円→590円。8月31日までは今の価格です。1カートン(10箱)でみると200円の差になります。

実施日
9月1日
8月31日までは今の価格
パーラメント
600
580円から20円上がります
上げ幅
+20
18銘柄すべて一律
1カートン(10箱)
+200
まとめ買いでの差

CHAPTER 01どの銘柄が、いくらになるのでしょうか

フィリップ モリス ジャパンは2026年7月3日に紙巻たばこの小売定価の改定を申請し、7月29日に財務省の認可を受けたと発表しました。実施は2026年9月1日(火)です。

対象は18銘柄で、すべて一律20円の引き上げです。

銘柄銘柄数8月31日まで9月1日から
フィリップモリス(KSボックス・100sボックス各種)9450円470円+20円
パーラメント KSボックス/ライトKSボックス2580円600円+20円
パーラメント 100ボックス系(ライト・エクストラライト・ワンを含む)4620円640円+20円
バージニア・エス ソフィア6/ソフィア1/ロゼ・メンソール3570円590円+20円

出典:フィリップ モリス ジャパン「小売定価改定の認可申請について」(2026年7月3日)の別紙および同社「紙巻たばこ製品の小売定価改定の認可について」(2026年7月29日)。価格は1箱あたり・税込です。9+2+4+3で、同社が公表した18銘柄と一致します。別紙PDFを直接参照しました。

金額はどの銘柄も同じ20円ですが、もとの価格が違うので率にすると差が出ます。

銘柄上げ幅
フィリップモリス(450円→470円)+20円4.4%
バージニア・エス(570円→590円)+20円3.5%
パーラメント KS(580円→600円)+20円3.4%
パーラメント 100(620円→640円)+20円3.2%

率は当社で計算し、小数第2位を四捨五入したものです。

値上げの理由について。同社の発表資料に改定の理由の記載はありません。財務省の認可を受けた手続きの説明にとどまっています。したがって当社では、この改定が何を理由とするものかを申し上げられません。

CHAPTER 028月中に買うと、いくら違うのでしょうか

実際に計算してみます。全銘柄が一律20円なので、どの銘柄でも差額は同じです。

買う量差額
1箱20円
10箱(1カートン)200円
20箱(2カートン)400円
30箱(3カートン)600円

当社で計算しました。紙巻たばこの1カートンは10箱入りです。実際に購入できる数量は店舗によって制限される場合があります。

銘柄ごとのカートン単位の金額は次のとおりです。

銘柄1カートン(8月31日まで)1カートン(9月1日から)
フィリップモリス4,500円4,700円
バージニア・エス5,700円5,900円
パーラメント KS5,800円6,000円
パーラメント 1006,200円6,400円

1箱の価格を10倍して当社で計算しました。

1日1箱の方は、年間でどれくらいでしょうか

20円を365日ぶんで計算すると7,300円になります。1回の買い物では20円ですが、続けて吸う方にとっては年単位でこの金額になります。

ここだけ押さえておけば大丈夫、という3点

① 実施は9月1日(火)です。8月31日までは今の価格です。
② 上げ幅は18銘柄すべて一律20円です。銘柄を変えても避けられません。
③ 1カートン(10箱)まとめて買っても、差は200円です。

買い置きには実務的な制約もあります。たばこは湿気と高温を嫌うため、長期の保管には向きません。店舗によっては1人あたりの購入数に制限が設けられることもあります。また9月1日をまたいで在庫が入れ替わるため、8月31日の時点で店頭にどれだけあるかは店によって異なります。

CHAPTER 032026年、紙巻は2回上がっています

報道では加熱式たばこの10月1日改定が大きく取り上げられています。そのため紙巻は動いていないように見えますが、そうではありません。

実施日会社内容
2026年7月1日JTキャメル・クラフト18銘柄が450円→470円、ナチュラル・アメリカン・スピリット7銘柄(14本入)が420円→440円。計25銘柄
2026年9月1日フィリップモリス紙巻18銘柄が一律20円。本記事で扱っている改定です
2026年10月1日JT・フィリップモリス・BAT加熱式たばこのみ。紙巻の改定はありません

JTの分は同社「たばこの小売定価改定の認可について」(2026年5月29日認可)により確認しました。ページを直接参照しました。

つまり2026年は、紙巻と加熱式が別々のタイミングで動いた年です。加熱式は課税方式の見直しに合わせて4月と10月、紙巻は各社の判断で7月と9月でした。

紙巻をお吸いの方にとっては、7月にJTの銘柄が上がり、9月にフィリップモリスの銘柄が上がるという順番になります。

CHAPTER 0410月1日に上がるのは加熱式だけです

10月1日には、JT・フィリップモリス・BATの3社が加熱式たばこを改定します。紙巻は対象外です。

加熱式のほうは上げ幅がそろっていません。JTのプルームは全31銘柄が一律40円ですが、アイコスは20円から30円、グローは20円から40円と銘柄によって違います。

銘柄ごとの新価格はアイコスはいくら上がるのか、テリア640円・センティア590円とグローの銘柄別価格にまとめました。JTのプルームについては加熱式たばこが10月1日から全31銘柄40円値上げでご説明しています。9月に何が上がるかは2026年9月 値上げ一覧、10月分は2026年10月 値上げ一覧にまとめました。

紙巻から加熱式に切り替えれば安くなるか、という点について。本記事では比較していません。1箱あたりの本数、機器の購入費用、吸い方によって条件が変わるため、単純な価格の比較では判断できないと考えています。

CHAPTER 05たばこ税が上がるのは2027年からです

ここは誤解されやすいところです。今回の9月1日の改定は、増税によるものではありません。少なくとも同社の発表資料に、税を理由とする記載はありません。

たばこ税の税率そのものが上がるのは2027年4月からです。しかも1回では終わりません。

時期税率(1,000本あたり)1本あたりの引き上げ
2027年4月1日(令和9年)7,302円+0.5円
2028年4月1日(令和10年)7,802円+0.5円
2029年4月1日(令和11年)8,302円+0.5円

出典:財務省「令和7年度税制改正の大綱」(2024年12月27日閣議決定)。本則税率は1,000本につき6,802円で、上表は激変緩和のための経過措置にあたります。ページを直接参照しました。

財務省の資料には「税率引上げは国税のみ」と明記されています。道府県たばこ税と市町村たばこ税は据え置かれます。

1箱に直すと、どれくらいでしょうか

1本あたり0.5円は、20本入り1箱なら10円にあたります。3段階で1箱あたり30円ぶんの増税になる計算です。これは当社の計算です。財務省の資料に1箱あたりの記載はありません。また、税額の増分がそのまま小売価格に反映されるとは限りません。実際の価格は各社が申請し、財務大臣の認可を受けて決まります。

大綱には「手持品課税を実施する」とも書かれています。引き上げの時点で一定量以上の在庫を持つ小売店などに、差額分の税が課される仕組みです。

CHAPTER 06この記事に出てきた言葉の意味

小売定価の認可
たばこの値段は会社が自由に決められるわけではありません。たばこ事業法により、財務大臣の認可が必要です。メーカーが申請し、認可されて初めて新しい価格になります。今回は2026年7月3日に申請、7月29日に認可という順序でした。
紙巻たばこと加熱式たばこ
紙巻は葉を紙で巻いて火をつけて吸うもので、いわゆる従来のたばこです。加熱式は葉を燃やさずに専用の機器で温めて使うもので、アイコス・プルーム・グローなどがあります。税の計算のしかたが違うため、値上げの時期も別々になります。
カートン
たばこのまとめ売りの単位です。紙巻たばこの1カートンは10箱入りです。1箱20円の値上げなら、1カートンでは200円の差になります。
手持品課税
税率が上がる時点で、すでに仕入れて在庫として持っている商品に対し、差額分の税を課す仕組みです。値上げ前の税額で仕入れた在庫が値上げ後に売られると差が生じるため、それをそろえる目的で行われます。

CHAPTER 07主な情報源

会社の公式発表

  1. 一次フィリップ モリス ジャパン「小売定価改定の認可申請について」(2026年7月3日)|実施予定日が9月1日(火)であること、対象が18銘柄であること、全18銘柄の銘柄名と改定前後の価格。別紙PDFを直接参照しました
  2. 一次フィリップ モリス ジャパン「紙巻たばこ製品の小売定価改定の認可について」(2026年7月29日)|財務省より認可を受けたこと、実施日が2026年9月1日(火)であること、対象が18銘柄であること。ページを直接参照しました
  3. 一次JT「たばこの小売定価改定の認可について」(2026年5月29日認可・同年7月1日実施)|紙巻25銘柄。キャメル・クラフト18銘柄450円→470円、ナチュラル・アメリカン・スピリット7銘柄(14本入)420円→440円。ページを直接参照しました
  4. 一次JT「加熱式たばこに係る課税方式の見直しに伴うたばこの小売定価改定の認可について」(2026年8月5日)|10月1日に改定されるのがプルーム用たばこスティックであること。ページを直接参照しました

公的機関の資料

  1. 一次財務省「令和7年度税制改正の大綱」(2024年12月27日閣議決定)|国のたばこ税率を令和9年4月1日に1,000本につき7,302円、令和10年4月1日に7,802円、令和11年4月1日に8,302円へ3段階で引き上げること(本則税率6,802円)。各段階で手持品課税を実施すること。ページを直接参照しました
  2. 一次財務省「たばこ税等に関する資料」|国のたばこ税の税率を令和9年4月、令和10年4月、令和11年4月にそれぞれ1本あたり0.5円ずつ3段階で引き上げること。「税率引上げは国税のみ」と明記されています。ページを直接参照しました

販売単位の確認

  1. 二次紙巻たばこの1カートンが10箱入りであること|販売サイトの商品ページにより確認しました。各社の発表資料にカートンの入数の記載はないため、当社は一次資料で確認できていません

率(3.2%〜4.4%)、カートン単位の金額、1日1箱あたりの年間差(7,300円)、1箱あたりの増税額(30円)は、上記の公表価格および税率をもとに当社で計算したものです。実際の販売価格は店舗によって異なる場合があります。

FAQよくあるご質問

紙巻たばこの値上げはいつからですか。

2026年9月1日(火)からです。フィリップ モリス ジャパンが2026年7月3日に申請し、7月29日に財務省の認可を受けたと発表しています。対象は紙巻たばこ18銘柄で、上げ幅は一律20円です。8月31日までは現在の価格です。

パーラメントはいくらになりますか。

パーラメントKSボックスとパーラメント・ライトKSボックスは580円から600円になります。パーラメント100ボックス、ライト100ボックス、エクストラライト100ボックス、ワン100ボックスは620円から640円です。いずれも20円の値上げで、1カートン(10箱)では200円の差になります。

8月中に買っておくと、どのくらい違いますか。

1箱で20円、1カートン(10箱)で200円、2カートン(20箱)で400円、3カートン(30箱)で600円の差になります。18銘柄すべてが一律20円の値上げなので、銘柄によって差額は変わりません。当社で計算した金額です。なお、たばこは湿気と高温を嫌うため長期の保管には向かず、店舗によっては1人あたりの購入数に制限が設けられることもあります。

JTの紙巻たばこも上がりますか。

JTの紙巻たばこは2026年7月1日にすでに改定されています。キャメル・クラフト18銘柄が450円から470円、ナチュラル・アメリカン・スピリット7銘柄(14本入)が420円から440円で、計25銘柄でした。2026年9月1日に上がるのはフィリップ モリス ジャパンの18銘柄です。

10月1日にも紙巻は上がりますか。

上がりません。2026年10月1日に改定されるのは加熱式たばこだけです。JTのプルームが全31銘柄で一律40円、フィリップモリスのアイコスが20円から30円、BATのグローが20円から40円の値上げとなります。紙巻たばこの改定はありません。

この先も値上げは続きますか。

たばこ税の税率は2027年4月、2028年4月、2029年4月に1本あたり0.5円ずつ3段階で引き上げられることが、財務省の令和7年度税制改正の大綱で定められています。1,000本あたり7,302円、7,802円、8,302円へと上がります。20本入り1箱に直すと1回あたり10円、3回で30円にあたる計算です。ただし税額の増分がそのまま小売価格になるとは限らず、実際の価格は各社の申請と財務大臣の認可で決まります。

なぜプラスチックパレット株式会社がこの記事を書いているのですか。

当社は物流資材の商社で、原料価格の変動が製品の値段にどう届くのかを日々の仕入れで追いかけています。値上げには、原料が上がって起きるものと、税や制度が変わって起きるものがあります。今回の紙巻たばこの改定は、報道が加熱式に集中しているぶん見落とされやすい例です。値上げのニュースを読み分ける材料としてお伝えできると考えています。

NOTICE / 本記事についての注意事項
  • 本記事の内容は2026年8月28日時点で公表されている情報に基づいています。価格は1箱あたり・税込です。実際の販売価格や購入できる数量は店舗によって異なる場合があります。
  • 率、カートン単位の金額、1日1箱あたりの年間差、1箱あたりの増税額は、各社が公表した価格および財務省が公表した税率をもとに当社で計算したものです。
  • 紙巻たばこの1カートンが10箱入りであることは、販売サイトの商品ページにより確認したものです。各社の発表資料にカートンの入数の記載はないため、一次資料では確認できていません。
  • フィリップ モリス ジャパンの発表資料に、今回の改定の理由の記載はありません。本記事でも理由については述べていません。
  • 本記事は情報提供を目的としたもので、特定の判断を推奨するものではありません。喫煙は健康に影響を及ぼすおそれがあります。引用に際しては出典として本記事URLを明記してください。記載内容に事実誤認がありましたら、お問い合わせフォームよりご連絡ください。
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