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【2026年7月版】雨仕舞い三層が同時に上がった屋根工事、ルーフィング・野地板・屋根材の改定が重なる構造と受注再開後の実務
Construction Material Report / Roofing & Waterproofing

【2026年7月版】雨仕舞い三層が同時に上がった屋根工事、ルーフィング・野地板・屋根材の改定が重なる構造と受注再開後の実務

屋根は下葺材・野地板・屋根材の三層で雨を防ぐ。2026年はこの三層すべてに価格改定が及び、加えて下葺材では約3ヶ月にわたる受注停止が発生した。層ごとの改定率と供給の推移を一次情報で整理し、7月1日の受注全面再開後に残る実務上の論点を、屋根・板金・防水業者の判断に即して示す。基準日の違いと副資材の制約もあわせて扱う。

MONITORING 対象 屋根・防水材 最終更新 次回更新目安 2026年8月中旬
TL;DR / 3行要約
  • 屋根を構成する三層すべてが上昇した。下葺材が田島ルーフィング40〜50%・日新工業40%、野地板の合板が住宅1棟あたり10〜20%、屋根材が旭ファイバーグラス約30%・ニチハ15%程度である。
  • 下葺材は4月10日から約3ヶ月にわたり新規受注が停止した。田島ルーフィングは7月1日付で全面再開し、供給面の制約は解消したが、価格改定はそのまま残り、床材は7月21日納品分から追加改定された。
  • 次の分岐点は8月1日のデンカアステックによるガルバリウム雨どい20%以上である。ケイミューの屋根副資材の受注制限とニチハの透湿防水シート供給制限は7月時点も継続し、改修工事に影響している。
Answer / この記事の結論

2026年7月19日時点、屋根工事は三層同時上昇の局面にある。下葺材40〜50%、野地板の合板10〜20%、屋根材15〜30%。田島ルーフィングは7月1日に約3ヶ月ぶりの受注全面再開を果たしたが価格は据え置かれず、次の改定は8月1日の雨どい20%以上である。

下葺材の改定率
40
〜50%(田島ルーフィング)
受注停止が続いた期間
3
ヶ月(4/10〜7/1)
同時に上昇した層
3
層+副資材・雨どい
次の改定発効日
8/1
雨どい 20%以上
Chapter 01

2026年7月19日時点の現在地

屋根工事の資材は、2026年に他の建材と異なる経過をたどった。価格改定だけでなく、下葺材で約3ヶ月にわたる新規受注の全面停止が発生したためである。7月1日に田島ルーフィングが受注を全面再開したことで供給面の制約は解消したが、価格は据え置かれていない。局面は「材料が入らない」から「価格が戻らない」へ移った。

供給は3ヶ月かけて正常化した

発端は2026年4月10日である。田島ルーフィングが同日17時30分をもって防水材・住宅建材の新規受注を全面停止し、日新工業も同日からアスファルトルーフィング・フェルト類の出荷を停止した。日新工業は4月13日に防水材料全般へ出荷停止を拡大している。下葺材が止まると屋根の防水層を施工できないため、着工済みの現場でも工程が進められなくなる。

再開は段階的だった。日新工業が5月1日13時から、ウレタン塗膜防水材と塩ビシート防水材を除く防水材料、および屋根下葺材・壁下葺材となるアスファルトルーフィング・フェルト類の新規受注を再開。ただし注文の集中が見込まれるため、当面は納期回答を行わずに受注のみ受け付ける方針をとった。田島ルーフィングは5月21日に再開見込みを公表し、ウレタン系防水材は6月上旬から、アスファルト系防水材・塩ビシート系防水材・屋根下葺材・その他材料は6月中旬から下旬にかけて段階再開した。

2026年7月19日時点で押さえるべき3点

第1に、田島ルーフィングは2026年7月1日付で「防水営業部・住建営業部 新規受注全面再開のお知らせ」を発表し、約3ヶ月ぶりに正常化した。ただし価格改定は継続しており、床材については7月21日納品分から20〜30%の追加改定が実施されている。

第2に、供給が戻っても三層すべての改定は残る。下葺材が40〜50%、野地板となる構造用合板が住宅1棟あたり10〜20%、屋根材が15%から約30%である。屋根工事の見積は、どれか1つの層だけを見ても実勢に届かない。

第3に、ニチハが7月1日出荷分からの改定と同時に透湿防水シートの供給制限を通知している。カバー工法と外装改修では下葺材と透湿防水シートの両方が必要になるため、この制限は新築より改修工事に強く効く。

上流は7月に再び上昇に転じた

原料側の状況も7月に変わった。アジアナフサは2026年5月16日に1トン1,043ドルのピークをつけたのち、6月25日には627ドルまで下落し、衝突前水準の632ドルを一時下回った。しかし7月12日にイラン革命防衛隊がホルムズ海峡を再閉鎖したことを受けて反発し、7月16日時点では842ドルとなっている。6月25日比で34%の上昇である。同日の為替は1ドル162.28円、国産ナフサ価格指標は96,965円/キロリットルであった。

建設資材全体の改定状況と情勢の推移は【建設資材・養生テープ完全まとめ】2026年イラン情勢下の建設資材調達で統括している。本記事では屋根・防水材に絞り、三層構造の観点から整理する。
Chapter 02

4月1日から8月1日までの時系列

屋根・防水材の推移は、副資材の出荷制限が先行し、そこから下葺材の出荷停止、価格改定、段階再開、全面再開という順に進んだ。副資材が先に動いた点は、他の建材分野では見られない特徴である。

2026-04-01
日新工業が、トップコートシンナー・キシレン・NSソルベントなど副資材の出荷制限・停止を開始。田島ルーフィングがRBボードを約40%改定。副資材の制約が本体材料に先行して現れた。
2026-04-10
田島ルーフィングが17時30分をもって防水材・住宅建材の新規受注を全面停止。同時にアスファルト系防水材料類とポリスチレン・ウレタンフォーム系断熱材について、6月1日納品分から40〜50%程度の価格改定を発表。日新工業もアスファルトルーフィング・フェルト類の出荷を停止した。
2026-04-13
日新工業が防水材料全般へ出荷停止を拡大。屋根の下葺材が主要2社とも入手できない状態となった。
2026-04-15
ケイミューが屋根副資材について受注制限を開始。7月時点でも継続している。
2026-04-21
日新工業が4月21日出荷分より、アスファルトルーフィング・防水材料等を40%改定。
2026-05-01
日新工業が13時から、防水材料(ウレタン塗膜防水材・塩ビシート防水材を除く)と屋根下葺材・壁下葺材となるアスファルトルーフィング・フェルト類の新規受注を段階的に再開。注文集中を見込み、当面は納期回答を行わずに受注を受け付ける方針をとった。
2026-05-11
アイジー工業が、6月1日から金属サイディング・金属屋根の全製品を18%以上改定すると発表。金属外装材へ改定が広がった。
2026-05-21
田島ルーフィングが受注再開見込みを公表。ウレタン系防水材は6月上旬から、アスファルト系防水材・塩ビシート系防水材・屋根下葺材・その他材料は6月中旬から下旬にかけて段階再開とした。
2026-05-26
ケイミューが「シビルスケア」「グランスケア」ほかで減産・供給制限を開始。当面継続とされた。
2026-06-01
田島ルーフィングが4月10日に告知した40〜50%の改定が納品分より発効(適用日を5月1日納品分とする資料もある。Chapter 04の注記を参照)。アイジー工業の金属サイディング・金属屋根18%以上、タキロンシーアイの住設建材製品全般20%以上、三菱ケミカルインフラテックの樹脂波板「ヒシ波」・ポリカ平板「ヒシカーボ」10%以上、ニップコーポレーションのNプライマーが同日発効した。
2026-06-10
アイジー工業が専用シーリング材の受注制限を実施。屋根・外装材の取合い部に使う副資材にも制約が及んだ。
2026-07-01
田島ルーフィングが「防水営業部・住建営業部 新規受注全面再開のお知らせ」を発表し、約3ヶ月ぶりに正常化。同日、旭ファイバーグラスがアスファルトシングル屋根材「リッジウェイ」「オークリッジ」本体および専用部材を約30%改定、ニチハが金属製屋根材「センタールーフ」・金属製外壁材「センターサイディング」を15%程度改定し、あわせて透湿防水シートの供給制限を通知した。
2026-07-12〜16
イラン革命防衛隊がホルムズ海峡を再閉鎖。7月12日の通航確認は6隻と過去5週間で最少。7月16日のアジアナフサは842ドルとなり、6月25日比で34%上昇した。
2026-07-21
田島ルーフィングの床材が納品分より20〜30%の追加改定。受注は再開したが価格は上昇が続いている。
2026-08-01
デンカアステックがガルバリウム雨どいを20%以上改定する予定。現時点で確定している次の改定である。
Chapter 03

雨仕舞い三層の構造と原料経路

屋根は1種類の材料でできているわけではない。雨水の侵入を防ぐ機能は、上から屋根材・下葺材・野地板という三層が分担しており、それぞれ原料も供給元も異なる。2026年に起きたのは、この三層が別々の理由で同時に上昇したという事象である。

役割主な材料ナフサからの経路2026年の改定
第1層
屋根材
直接雨風を受け、意匠を決める アスファルトシングル、金属屋根(ガルバリウム鋼板)、スレート、瓦 アスファルトシングルは石油由来のアスファルトとガラス繊維。金属屋根は鋼板に加え、裏打ちの断熱材(発泡ウレタン・ポリスチレン)・接着層・化粧塗料がナフサ由来 旭ファイバーグラス約30%、ニチハ15%程度、アイジー工業18%以上
第2層
下葺材
(ルーフィング)
屋根材を抜けた雨水を実際に止める防水層 アスファルトルーフィング、改質アスファルトルーフィング、フェルト類 アスファルトそのものが石油精製の残渣。改質剤・接着層・トップコートの溶剤もナフサ由来 田島ルーフィング40〜50%、日新工業40%
第3層
野地板
下葺材と屋根材を留め付ける下地 構造用合板(特類) 木材そのものではなく、耐水性が要求されるフェノール樹脂系接着剤がナフサ由来。輸入時の燃料サーチャージも影響 住宅1棟分の合板コストで従来比10〜20%

三層を支える副資材と排水部材

三層に加えて、屋根工事には副資材と排水部材が必要になる。取合い部を止水するシーリング材、下葺材を接着するプライマー、トップコートの溶剤、そして雨水を地上へ導く雨どいである。2026年はこれらにも制約が及んだ。ケイミューは4月15日受注分から屋根副資材の受注制限を開始し、7月時点でも継続している。アイジー工業は6月10日から専用シーリング材の受注制限を実施した。ニップコーポレーションはNプライマー・NプライマーGKを6月1日出荷分から改定している。

雨どいでは、タキロンシーアイが住設建材製品全般を6月1日出荷分から20%以上改定し、雨どい・デッキ材・エクステリア製品などが対象となった。デンカアステックのガルバリウム雨どいは8月1日から20%以上の改定が予定されている。雨どいは屋根本体と異なる時期に改定されるため、見積の作成時期によっては旧価格のまま残っているケースがある。

アスファルトが特殊な位置にある理由

下葺材の主原料であるアスファルトは、他の建材とは原料の位置づけが異なる。ナフサが原油を蒸留した比較的軽い留分であるのに対し、アスファルトは蒸留後に残る最も重い残渣である。同じ原油から得られるため原油価格の影響は受けるが、ナフサの需給とは必ずしも同じ動きをしない。下葺材の製造には、アスファルト本体のほかに改質剤・接着層・トップコートの溶剤といったナフサ由来の材料が用いられる。ただし各社の発表では改定率の内訳は示されておらず、40〜50%という水準がどの材料に起因するかは公表資料からは確認できない。事実として確認できるのは、日新工業が2026年4月1日にトップコートシンナー・キシレン・NSソルベントなど副資材の出荷制限を開始し、本体材料の出荷停止(4月10日)はその9日後であったという順序である。

Chapter 04

層別・メーカー別の改定マップ

2026年4月から8月にかけて発表された屋根・防水材および関連部材の改定を、層別に整理した。改定率は各社発表ベースである。基準日が出荷分・納品分・受注分に分かれている点は、発注設計に直結するため特に注意が必要である。

第2層|下葺材・防水材

メーカー対象改定率基準日
田島ルーフィングRBボード約40%2026年4月1日
日新工業アスファルトルーフィング・防水材料等40%2026年4月21日 出荷分
田島ルーフィングアスファルト系防水材料類・ウレタン防水材「オルタック」を含む防水材料全般・ポリスチレン/ウレタンフォーム系断熱材40〜50%2026年6月1日 納品分(※)
田島ルーフィング床材20〜30%(追加)2026年7月21日 納品分

※ 田島ルーフィングの40〜50%の改定は、2026年4月10日の発表時点では「6月1日納品分から」と告知されている。一方で「5月1日納品分から」と記載する資料もあり、実際の適用日について記録が一致していない。当社として2026年7月時点で確認できる範囲では、どちらが最終的な適用日であったかを断定できる公表資料は見当たらない。いずれにせよ40〜50%の改定は1回であり、5月と6月に二重に実施されたものではない。適用日については取引先へご確認いただきたい。

第1層|屋根材・外装材

メーカー対象改定率基準日
アイジー工業金属サイディング・金属屋根 全製品18%以上2026年6月1日(5月11日発表)
旭ファイバーグラスアスファルトシングル「リッジウェイ」「オークリッジ」本体・専用部材約30%+数量制限2026年7月1日 出荷分
ニチハ金属製屋根材「センタールーフ」・金属製外壁材「センターサイディング」(本体・付属部材)15%程度2026年7月1日 出荷分
ケイミュー「シビルスケア」「グランスケア」ほか減産・供給制限2026年5月26日〜当面
日鉄鋼板建築用鋼材10〜15%2026年5月 契約分

第3層|野地板

野地板に使われる構造用合板は、単一メーカーの改定ではなく市況全体として上昇している。屋根下地には耐水性の要求から特類の構造用合板が用いられ、フェノール樹脂系接着剤が使われる。このフェノール樹脂がナフサ由来であるため、木材価格とは別の経路でコストが上がった。輸入合板の98%は東南アジアと中国から運ばれるため、燃料サーチャージと保険料率の上昇もCIF価格を押し上げている。住宅1棟分の合板コストは従来比で10〜20%程度の上昇が見込まれる。

合板の詳細な分析はナフサショックと合板2026|構造材・床材への影響と住宅建築への波及を徹底解説で扱っている。本記事では屋根下地としての位置づけに限定して記載する。

副資材・雨どい・関連部材

メーカー対象改定率・措置基準日
日新工業トップコートシンナー・キシレン・NSソルベント等の副資材出荷制限・停止2026年4月1日〜
ケイミュー屋根副資材受注制限(7月時点も継続)2026年4月15日 受注分
タキロンシーアイ住設建材製品全般(雨どい・デッキ材・エクステリア等)20%以上2026年6月1日 出荷分
三菱ケミカルインフラテック樹脂波板「ヒシ波」、ポリカ平板「ヒシカーボ」10%以上2026年6月1日 出荷分
ニップコーポレーションNプライマー、NプライマーGK個別案内2026年6月1日 出荷分
アイジー工業専用シーリング材受注制限2026年6月10日〜
ニチハ透湿防水シート供給制限2026年7月1日〜
デンカアステックガルバリウム雨どい20%以上2026年8月1日(予定)
Chapter 05

受注停止から全面再開までの3ヶ月

屋根・防水材で起きた供給停止は、2026年の建設資材のなかでも期間が長い部類に入る。住宅設備のTOTOが4月13日の受注見合わせから6月9日の全面再開まで約2ヶ月だったのに対し、田島ルーフィングは4月10日から7月1日まで約3ヶ月を要した。その経過を追う。

田島ルーフィングの4段階

第1段階は停止である。2026年4月10日17時30分をもって、防水材・住宅建材の新規受注を全面停止した。同時に、アスファルト系防水材料類とポリスチレン・ウレタンフォーム系断熱材について、6月1日納品分から40〜50%程度の価格改定を発表している。停止と改定を同日に告知した点が特徴で、供給と価格の両方が同時に動いたことを示している。

第2段階は再開見込みの公表である。5月21日、ウレタン系防水材は6月上旬から、アスファルト系防水材・塩ビシート系防水材・屋根下葺材・その他材料は6月中旬から下旬にかけて段階再開するとの見込みを示した。第3段階が実際の段階再開、そして第4段階が7月1日付の「防水営業部・住建営業部 新規受注全面再開のお知らせ」である。停止から約3ヶ月での正常化となった。

全面再開の意味と限界について。7月1日の全面再開により、下葺材が入手できないことを理由に着工日を確定できない状態は解消した。ただし価格改定は継続しており、床材については7月21日納品分から20〜30%の追加改定が実施されている。供給の正常化と価格の正常化は別であるという点は、屋根・防水材でも他の建材と共通している。

日新工業の対応と「納期回答なしの受注」

日新工業は2026年4月10日にアスファルトルーフィング・フェルト類の出荷を停止し、4月13日には防水材料全般へ拡大した。ただし副資材については本体より早く、4月1日からトップコートシンナー・キシレン・NSソルベントなどの出荷制限・停止を開始している。

再開は5月1日13時からで、防水材料(ウレタン塗膜防水材・塩ビシート防水材を除く)と屋根下葺材・壁下葺材となるアスファルトルーフィング・フェルト類が対象となった。このとき同社は、再開直後は注文の集中が見込まれるため、当面の間は納期回答を行わずに受注を受け付ける方針を示している。受注は通るが納期は答えられないという状態であり、工程管理の観点では受注停止と再開の中間にあたる。

供給制限が7月時点も残る品目

下葺材の供給は解消したが、屋根工事全体では制限が残っている品目がある。ケイミューの屋根副資材は4月15日受注分から受注制限が始まり、7月時点でも継続している。同社は5月26日から「シビルスケア」「グランスケア」ほかで減産・供給制限も行っている。アイジー工業の専用シーリング材は6月10日から受注制限、ニチハの透湿防水シートは7月1日から供給制限が通知された。旭ファイバーグラスはアスファルトシングルについて当面の数量制限と新規案件の受注見合わせの可能性を示している。

本体材料が入手できても、取合い部のシーリング材やプライマーが揃わなければ施工は完了しない。屋根工事は工程が直列に並ぶため、副資材1点の欠品が全体を止める性質がある。7月時点で確認すべきは下葺材の在庫ではなく、副資材の数量回答である。
Chapter 06

三層同時上昇が工期に効く理由

屋根工事の資材上昇は、単純な原価増としてだけでは把握しきれない。三層が同時に、しかも別々の時期に上がったことで、見積の作り方と工程の組み方の両方に影響が及んでいる。本章では、他の建材分野には見られない屋根固有の3つの論点を扱う。

論点1|改定時期がずれるため見積が層ごとに古くなる

三層の改定は同時ではない。下葺材は4月から6月、屋根材は6月から7月、野地板は市況として継続的に、雨どいは8月1日である。この時間差により、1件の屋根工事の見積のなかで、層ごとに価格の基準時点が異なる状態が生じる。4月に作成した見積であれば下葺材は改定を織り込んでいても、7月1日発効の屋根材と8月1日発効の雨どいは旧価格のまま残る。

他の工事では、主要材料が1つか2つに集約されるため、この問題は起きにくい。屋根工事は三層に加えて副資材と雨どいという複数系統を同時に扱うため、見積の再確認が層単位で必要になる。

論点2|性能上、層を省略できない

コスト調整の手段として、材料のグレードを下げるか使用範囲を絞るという選択肢が一般に存在する。屋根では、この調整が使いにくい。下葺材は屋根材を抜けた雨水を実際に止める層であり、省略すれば防水機能が失われる。野地板も屋根材の留め付けと構造上の役割を担うため、厚みを落とすには構造計算の見直しが必要になる。

屋根材については意匠と価格の幅があるため代替の余地があるが、金属屋根はニチハが15%程度・アイジー工業が18%以上、アスファルトシングルは旭ファイバーグラスが約30%と、いずれも2026年に改定の対象となった。層を変えても、あるいは製品を変えても、改定の影響から外れる選択肢が限られているのが2026年の状況である。

論点3|下葺材が止まると工程全体が止まる

屋根工事の工程は直列である。野地板を張り、下葺材を敷き、屋根材を葺くという順序は入れ替えられない。このうち下葺材が入手できない場合、野地板まで施工した状態で工程が停止する。屋根が仕上がらない建物は雨水の侵入を防げないため、内装工事にも着手できない。

2026年4月から6月にかけて生じたのは、まさにこの状態である。下葺材はそれ自体の単価が屋根工事全体に占める比率は大きくないが、止まったときの影響は他のどの材料よりも広い。改定率40〜50%という数字よりも、約3ヶ月の受注停止という事実のほうが、工期への影響としては重い。

2026年の経験から確認できたこと。単価の大きさと、供給が止まったときの影響の大きさは一致しない。屋根工事において最も監視すべきは、金額の大きい屋根材ではなく、金額は小さいが代替が効かない下葺材と副資材である。7月時点で下葺材の供給は正常化したが、ケイミューの屋根副資材とアイジー工業の専用シーリング材では制限が続いている。
Chapter 07

カバー工法と改修工事への影響

2026年の屋根・防水材の制約は、新築よりも改修工事に強く効いた。カバー工法をはじめとする改修は、下葺材と副資材の比重が新築より高いためである。ニチハの透湿防水シート供給制限は、この領域に直接影響する。

カバー工法で必要になる材料

カバー工法は、既存の屋根材を撤去せずにその上から新しい屋根材を施工する工法である。撤去費用と廃棄物処分費を抑えられるため、スレート屋根の改修で広く採用されている。施工にあたっては既存屋根の上に下葺材を敷き直し、その上に金属屋根材を葺く。つまり屋根材と下葺材の両方を新たに必要とする

2026年はこの2つが同時に制約を受けた。下葺材は4月から6月にかけて受注停止、屋根材はニチハが7月1日出荷分から15%程度の改定、アイジー工業が6月1日から18%以上の改定である。加えてニチハは透湿防水シートの供給制限を7月1日から通知しており、外壁のカバー工法や外装改修にも影響が及んでいる。

改修工事が新築より影響を受けやすい理由

観点新築工事改修・カバー工法
野地板新規に必要既存を流用する場合が多く、影響は限定的
下葺材必要必要。既存屋根の上に敷き直すため省略できない
屋根材必要必要。金属屋根が主流のため改定の影響を受ける
副資材必要必要。ケイミューの屋根副資材とアイジー工業の専用シーリング材は7月時点も受注制限が継続
工期の柔軟性工程全体のなかで調整余地がある足場の設置期間に制約され、材料待ちの影響が直接コストになる

改修工事では足場を組んだ状態で材料を待つことになるため、供給の遅れがそのまま足場の設置期間の延長につながる。新築であれば他の工程を先に進める余地があるが、改修は工事範囲が屋根に限定されるためその調整が効かない。2026年4月から6月にかけて下葺材が止まった期間、この影響が最も強く出たのは改修工事の領域である。

7月時点での改修工事の状況

下葺材の供給は7月1日の田島ルーフィングの全面再開により正常化した。一方で、ケイミューの屋根副資材の受注制限は4月15日から7月時点まで継続しており、アイジー工業の専用シーリング材も6月10日から制限が続いている。ニチハの透湿防水シートは7月1日からの供給制限である。改修工事で必要になる副資材については、7月時点でも数量の事前確認が必要な状況にある。

Chapter 08

コスト構造の見方

屋根工事1件あたりの負担増を1つの金額で示したいところだが、2026年7月時点で公表資料上その試算は確認できていない。断熱材における「木造住宅1棟で約250枚使用、約50万円増」のような、屋根工事に対応する試算が見当たらないためである。ここでは金額を推定せず、層別の改定率から負担を組み立てる方法を示す。

数値の扱いについて

層別の改定率から屋根工事全体の上昇額を逆算することは、原価に占める各層の構成比が案件ごとに大きく異なるため適切ではありません。屋根面積、勾配、屋根材の種類、新築か改修かによって構成比は変わります。当社として2026年7月時点で確認できる範囲では、屋根工事1件あたりの負担増を示した公表資料は見当たりません。見積の根拠とされる場合は、自社の実際の使用数量と仕入価格から個別に算出することを推奨します。

層別に確認できる改定率

層・区分改定率根拠
下葺材(ルーフィング)40〜50%田島ルーフィング。日新工業は40%
野地板(構造用合板)住宅1棟あたり10〜20%合板市況。屋根単体ではなく1棟分の合板コスト
屋根材(アスファルトシングル)約30%旭ファイバーグラス
屋根材(金属屋根)15%程度〜18%以上ニチハ15%程度、アイジー工業18%以上
雨どい20%以上タキロンシーアイ6月1日、デンカアステック8月1日
副資材個別案内・供給制限ニップコーポレーション、ケイミュー、アイジー工業

建材全体との関係

新築住宅1棟あたりのコスト増を建材全体で56万円超、全体コストの3〜5%とする試算は公表されている。ただしこれは屋根に限定した数値ではなく、断熱材・塗料・樹脂サッシなども含んだものである。屋根工事の負担を建材全体の試算から切り出すことはできない。

実務上は、自社の過去の見積から層別の原価構成比を確認し、そこに本記事の改定率を当てはめる方法が現実的である。屋根材が原価の大部分を占める案件と、下葺材と副資材の比重が高い改修案件とでは、同じ改定率でも総額への影響が異なる。

Chapter 09

8月1日改定前の発注設計

2026年7月19日時点で確定している次の改定は、8月1日のデンカアステックによるガルバリウム雨どい20%以上である。それ以降の屋根・防水材の改定予定は現時点で公表されていない。確定情報だけを前提に、発注設計の考え方を整理する。

基準日の違いを層ごとに整理する

屋根・防水材の改定は基準日が3種類に分かれている。田島ルーフィングは「納品分」基準、日新工業・旭ファイバーグラス・ニチハ・タキロンシーアイは「出荷分」基準、ケイミューの受注制限は「受注分」基準である。納品分基準は3種のなかで最も後ろにずれるため、猶予が短い。

基準該当メーカーの例価格が確定するタイミング実務上の留意点
納品分田島ルーフィング現場または倉庫に納品された日3種のなかで最も猶予が短い。工程遅延がそのまま価格上昇に転化する
出荷分日新工業、旭ファイバーグラス、ニチハ、タキロンシーアイ、デンカアステックメーカーが出荷した日発注済みでも出荷が改定日以降なら新価格
受注分ケイミュー(受注制限の運用)メーカーが受注を確定した日受注確定さえ間に合えば旧価格。3種のなかでは最も猶予がある

7月から8月にかけて確認すべき4点

第1に、8月1日以降に出荷予定のガルバリウム雨どいがある案件を洗い出し、出荷日を前倒しできるかを確認する。雨どいは屋根本体と別のタイミングで改定されるため、見積上の見落としが起きやすい箇所である。第2に、供給制限が継続しているケイミューの屋根副資材、アイジー工業の専用シーリング材、ニチハの透湿防水シートについて、価格だけでなく数量回答が得られるかを事前に確認する。

第3に、層ごとに見積の基準時点を洗い直す。4月から6月に作成した見積は、7月1日発効の旭ファイバーグラス・ニチハの改定と、8月1日発効の雨どいを織り込んでいない可能性がある。第4に、発注者・施主への説明である。公共工事では単品スライド条項が特定資材の価格変動を契約金額に反映する仕組みとして用意されており、民間工事では公正取引委員会の価格交渉に関する指針が交渉の根拠となる。

供給が正常化した局面での判断

4月から6月は、下葺材が入手できるかどうかが判断の中心にあった。7月1日の全面再開により、この制約は解消している。現在必要なのは、材料の確保を急ぐ判断ではなく、改定日と基準日を層ごとに整理したうえで受注確定日を管理する作業である。ただし副資材については制限が残っているため、本体材料と副資材で異なる管理が必要になる。

情報の変化について

本記事は2026年7月19日時点で確認できるエビデンスに基づいている。ホルムズ海峡の情勢と各社の改定発表は数日単位で動くため、8月中旬のイスラマバード覚書の交渉期限前後には内容が変わる可能性がある。7月16日にアジアナフサが842ドルへ反発したことを踏まえると、追加改定の可能性は7月時点で高まる方向にある。次回更新は2026年8月中旬を予定している。

Chapter 10

用語集

雨仕舞い

雨水を建物内部に侵入させず、適切に排水するための納まりの総称。屋根では屋根材・下葺材・野地板の三層に加え、谷・棟・けらばなどの取合い部の処理を含む。防水と異なり、水を完全に遮断するのではなく流して逃がすという考え方に立つ。

下葺材(ルーフィング)

野地板の上、屋根材の下に敷く防水シート。屋根材を抜けた雨水を実際に止める層であり、屋根の防水性能を最終的に担保する。アスファルトルーフィング、改質アスファルトルーフィングなどがある。これが入手できないと工程が停止する。

野地板

屋根の下地となる板材で、下葺材と屋根材を留め付ける。耐水性が要求されるため特類の構造用合板が用いられ、フェノール樹脂系接着剤が使われる。木材そのものではなく接着剤を通じてナフサの影響を受ける。

アスファルトシングル

ガラス繊維の基材にアスファルトを含浸させ、表面に着色砂粒を施した屋根材。軽量で曲面にも施工できる。旭ファイバーグラスの「リッジウェイ」「オークリッジ」が代表製品で、2026年7月1日出荷分から約30%の改定が実施された。

カバー工法

既存の屋根材を撤去せず、その上から下葺材を敷き直して新しい屋根材を施工する改修工法。撤去費用と廃棄物処分費を抑えられる。屋根材と下葺材の両方を新たに必要とするため、2026年は双方の制約を同時に受けた。

透湿防水シート

水は通さず水蒸気は通す性質を持つシート。外壁の下地に用いられ、壁体内の湿気を排出しながら雨水の侵入を防ぐ。ニチハが2026年7月1日から供給制限を通知しており、外壁のカバー工法や外装改修に影響が出ている。

ガルバリウム鋼板

アルミニウム・亜鉛合金でめっきした鋼板。金属屋根材・雨どい・金属サイディングの主材料として広く使われる。鋼板そのものは石油化学製品ではないが、裏打ちの断熱材・接着層・化粧塗料にナフサ由来材料が使われるため改定の影響を受ける。

プライマー

下地と防水材の接着性を確保するために事前に塗布する下塗り材。溶剤を含むため、シンナー類の供給制約の影響を直接受けた。ニップコーポレーションのNプライマーが2026年6月1日出荷分から改定されている。

トップコート

ウレタン塗膜防水などの仕上げに塗る保護層。紫外線から防水層を守る。溶剤を使用するため、日新工業は2026年4月1日からトップコートシンナー等の副資材の出荷制限を本体材料に先行して開始した。

出荷分・納品分・受注分

価格改定の適用を判定する基準日の3類型。出荷分はメーカーが出荷した日、納品分は現場等に納品された日、受注分はメーカーが受注を確定した日を基準とする。屋根・防水材では3類型が混在しており、同じ発注でも適用価格が変わる。

実績レベルの受注制限

過去の出荷実績を基準に顧客ごとの数量を割り当てる供給方式。新規顧客や増量注文への回答が事実上停止する。ケイミューの屋根副資材で2026年4月15日受注分から継続している。

単品スライド条項

工事請負契約書第26条第5項に定める仕組みで、特定資材の価格変動を契約金額に反映できる。国土交通省は2026年4〜5月に、中東情勢に伴う建設産業分野の対応として同条項の適用を含む通知を整理した。

Chapter 11

出典・エビデンス一覧

メーカー一次情報

  • 防水材・住宅建材の新規受注停止および価格改定に関する通知/田島ルーフィング株式会社/2026年4月10日
  • 受注再開見込みに関する通知/田島ルーフィング株式会社/2026年5月21日
  • 「防水営業部・住建営業部 新規受注全面再開のお知らせ」/田島ルーフィング株式会社/2026年7月1日
  • アスファルトルーフィング・フェルト類の出荷停止および防水材料全般への拡大/日新工業株式会社/2026年4月10日・4月13日
  • 防水材料等の価格改定/日新工業株式会社/2026年4月21日出荷分
  • アスファルトシングル屋根材「リッジウェイ」「オークリッジ」の価格改定/旭ファイバーグラス株式会社/2026年7月1日出荷分
  • 金属製屋根材「センタールーフ」・金属製外壁材「センターサイディング」の価格改定および透湿防水シートの供給制限/ニチハ株式会社/2026年7月1日出荷分
  • 金属サイディング・金属屋根 全製品の価格改定/アイジー工業株式会社/2026年5月11日発表・6月1日実施
  • 専用シーリング材の受注制限/アイジー工業株式会社/2026年6月10日
  • 屋根副資材の受注制限、および「シビルスケア」「グランスケア」ほかの減産・供給制限/ケイミュー株式会社/2026年4月15日・5月26日
  • ガルバリウム雨どいの価格改定/デンカアステック株式会社/2026年8月1日(予定)
  • 住設建材製品全般の価格改定/タキロンシーアイ株式会社/2026年6月1日出荷分
  • 樹脂波板「ヒシ波」・ポリカ平板「ヒシカーボ」の価格改定/三菱ケミカルインフラテック株式会社/2026年6月1日出荷分
  • Nプライマー、NプライマーGKの価格改定/株式会社ニップコーポレーション/2026年6月1日出荷分
  • 建築用鋼材の価格改定/日鉄鋼板株式会社/2026年5月契約分

報道・業界媒体

  • 日新工業の防水材料等の受注再開に関する報道/新建ハウジング/2026年5月
  • 「建材資材の値上げと受注停止の影響|塗料・屋根材・シンナー・断熱材・ルーフィングの値上げと材料入手困難・出荷停止へ」/テイガク(屋根修理)/2026年6月25日更新・7月9日更新
  • 「日本の原油タンカー、全てホルムズ海峡通過」/日本経済新聞/2026年7月13日
  • ナフサ価格推移表/大景化学/2026年7月16日時点
  • アジアナフサ価格に関する報道/日本経済新聞/2026年6月25日

官庁・制度

  • 中東情勢に伴う建設産業分野の対応に関する通知(単品スライド条項の適用等)/国土交通省/2026年4〜5月
  • 建設工事費デフレーター(2015年度基準・建設総合)/国土交通省/2026年1月分
  • 「労務費の適切な転嫁のための価格交渉に関する指針」/公正取引委員会

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  • 「ナフサショックと合板2026|構造材・床材への影響と住宅建築への波及を徹底解説」/2026年5月2日
  • 「【7月更新】建設・物流・包装資材 値上げ40社超完全マップ 2026年6-7月|再閉鎖後の第2波」/2026年7月12日更新
Chapter 12

よくあるご質問

ルーフィングはもう普通に入手できますか

本体材料については入手できます。田島ルーフィングは2026年7月1日付で「防水営業部・住建営業部 新規受注全面再開のお知らせ」を発表し、4月10日の受注停止から約3ヶ月ぶりに正常化しました。日新工業も5月1日から段階的に受注を再開しています。ただし副資材では制限が残っており、ケイミューの屋根副資材は4月15日受注分からの受注制限が7月時点でも継続し、アイジー工業の専用シーリング材は6月10日から制限が続いています。本体の在庫よりも副資材の数量回答をご確認ください。

屋根工事の見積はどのくらい上がりますか

1件あたりの金額を示した公表資料は、2026年7月時点で確認できていません。層別の改定率は、下葺材が田島ルーフィング40〜50%・日新工業40%、野地板の構造用合板が住宅1棟あたり10〜20%、屋根材が旭ファイバーグラス約30%・ニチハ15%程度・アイジー工業18%以上、雨どいが20%以上です。ただし屋根面積・勾配・屋根材の種類・新築か改修かによって原価構成比が大きく変わるため、これらの改定率から総額を逆算することは適切ではありません。自社の過去の見積から層別の原価構成比を確認し、そこに改定率を当てはめる方法をおすすめします。

4月に作成した見積はそのまま使えますか

層ごとの確認が必要です。屋根工事は三層に加えて副資材と雨どいという複数系統を扱い、改定時期がそれぞれ異なります。4月時点の見積であれば、7月1日発効の旭ファイバーグラス約30%とニチハ15%程度、7月21日納品分からの田島ルーフィング床材20〜30%、8月1日発効のデンカアステックの雨どい20%以上が織り込まれていない可能性があります。1件の見積のなかで層ごとに価格の基準時点が異なる状態が生じやすいため、層単位での洗い直しをおすすめします。

改修工事のほうが影響が大きいのはなぜですか

3つの理由があります。第1に、カバー工法では既存屋根の上に下葺材を敷き直すため、下葺材を省略できません。第2に、副資材の制約が続いています。ケイミューの屋根副資材は2026年4月15日受注分から、アイジー工業の専用シーリング材は6月10日から受注制限が継続しています。第3に、足場を組んだ状態で材料を待つことになるため、供給の遅れがそのまま足場の設置期間の延長につながります。新築であれば他の工程を先に進める余地がありますが、改修は工事範囲が屋根に限定されるためその調整が効きません。

なぜプラスチックパレット株式会社がこの記事を書いているのですか

当社は千葉県我孫子市に本社を置き、プラスチックパレット・再生樹脂材料・PPバンド・ストレッチフィルム等の物流資材を全国のお客様にお届けする専門商社です。屋根・防水材の改質剤や副資材、金属屋根の裏打ち断熱材は、当社が扱う物流資材と同じくナフサを起点とする石油化学製品であり、価格と供給の変動要因を共有しています。日々の調達業務で確認している一次情報を、同じ構造の影響を受ける建設業のみなさまにも活用いただけるよう、記事として整理して公開しています。

免責事項 / Disclaimer
  1. 本記事の内容は2026年7月19日時点で確認できる情報に基づいています。ホルムズ海峡の情勢および各社の価格改定発表は短期間で変動するため、記載内容が現時点の状況と異なる場合があります。
  2. 掲載した改定率・基準日・数量は各社の公式発表および報道に基づく参考値です。実際の適用価格は製品仕様・取引条件・出荷日・販売ルートにより異なります。ご発注の際は必ず各社の最新情報をご確認ください。
  3. 本記事は情報提供を目的としたものであり、特定の投資判断・取引判断を推奨するものではありません。調達・発注の判断は読者ご自身の責任において行ってください。
  4. 海外報道および英語資料を参照した箇所については、要約および翻訳の過程で原文のニュアンスが完全には再現されない可能性があります。正確な内容は各出典元の原資料をご参照ください。
  5. 引用にあたっては出典元を明記し、必要最小限の範囲にとどめています。本記事の内容を転載・引用される場合は、出典として本記事のURLを明記してください。
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