ストレッチフィルム・PPバンド・OPPテープ
供給危機と価格急騰の全貌レポート
ナフサは5/16$1,043→6月中旬700ドル台半ばへ約26%急落も、現場のアロケーション継続。「価格軟化と現物逼迫の二重構造」が定着し、下落は需要破壊が主因で供給回復ではない。エチレン4月稼働率67.3%(44ヶ月損益分岐割れ)、グンゼOPP6/22から9%再値上げ、日本食糧新聞は「2〜5割高」と報道。中国産ルート整備と既存枠死守、高値在庫リスク警戒の同時管理が要。
危機の全体像 ── 2026年ナフサ・ショックとは何か
2026年4月18日以降も梱包資材市場は過去に類を見ない複合危機の真っ只中にある。ストレッチフィルム・PPバンド・OPPテープという物流・製造現場の3基幹資材が、供給逼迫と価格急騰に同時に見舞われている。なかでもストレッチフィルムとPPバンドは「完全な供給不足」状態であり、輸入品が事実上途絶する中でわずかな国内生産分のみのアロケーション(割当供給)が続く極めて深刻な局面だ。
最大のトリガーは2026年2月28日に始まった中東の軍事衝突とホルムズ海峡の事実上の封鎖だ。ナフサショックの全体像と他産業への波及については「2026年ナフサショック|ホルムズ海峡封鎖が引き起こす供給網危機の全貌」で詳述している。
(2/27比・3月末時点)
(44ヶ月連続損益分岐割れ)
石化協5/21発表
ドル/MT(5/16$1,043比-26%)
大景化学業界整理
/kg(プライムポリマー)
5月1日納入分
危機の経緯タイムライン
🆕 価格軟化と現物逼迫の二重構造 ── 6月24日時点の局面分析
2026年6月時点の最大の特徴は、市場価格指標が下がっても、製造現場で必要な「現物」が思うように手に入らない状態が続いていることだ。これは2026年5月までの「価格上昇+現物逼迫」のシンプルな構造から「価格軟化+現物逼迫」というより複雑な構造への移行を意味し、「危機の収束」ではなく「市場参加者が値上げに耐えられず取引そのものから離脱し始めた」という、別種の深刻さを示す局面である。
なぜナフサ価格は急落したのか
シンガポールのナフサスポット価格は2026年5月16日に$1,043/MTのピークを記録した後、6月3日には$767/MTまで急落(約3週間で-26%)。さらに6月中旬には輸入ナフサ価格(東京オープンスペック)が1トン700ドル台半ばで定着し、5月下旬から約250ドル下落した。クラックスプレッド(ナフサと原油の価格差)はピークの4分の1に縮小している。
背景には3つの要因がある:
- 調達難への懸念の後退:3月以降、米国などからの輸入や、サウジアラビアの紅海側といったホルムズ海峡を迂回した調達が進行。米国産ナフサの日本向け輸入は通常の5倍水準に達した(Kpler海事データ)。経産省5月発表で代替ナフサ調達率は5月需要60%、6月需要70%カバーの見通しに。
- ホルムズ海峡通過量の増加:過去2週間で増加(TradingEconomics 6/4)。
- 需要破壊(demand destruction)と買い控えの広がり:価格が高すぎて「買えない人」「買い控える人」が増え、結果として需要そのものが消えていく現象。
価格が高すぎて、「買えない人」「買い控える人」が増え、結果として需要そのものが消えてしまう現象。市場では「もう買い手がいないから」値段が下がる。これは「危機の収束」ではなく、「みんなが諦め始めた」という、もっと深刻な状態でもある。
具体例:山崎製パンが7月から一部のパン・菓子を値上げ/オタフクソースが一部の業務用商品の販売を一時休止/ドンキホーテが包装を白黒印刷化してコストを抑えた低価格PB商品を発売(水500ml=40円など)── これらはすべて「値上げに耐えられない需要を切る/簡素化で対応する」という現場の選択。
それでも現場では何が起きているのか
価格は下がっても、現場の調達難は続いている。その理由は以下の通り:
① エチレン4月稼働率67.3%(石化協5/21発表)。3月の68.6%からさらに低下し44ヶ月連続損益分岐90%割れ。「作れないから稼働率が下がっている」のではなく「作っても売れないから稼働率が下がっている」面が大きくなってきている。
② 「ワニの口」現象(日経5/30):本来「ガソリンよりナフサが安い」のが石油精製の常識だが、5月時点ではガソリン市況109.8に対しナフサ128.3と価格逆転が継続。製造業の購買抑制が顕在化。
③ 添加剤・容器・印刷インクなど隣接資材のタイトネスは継続。ナフサだけ確保できても、副資材が揃わなければ製造ラインは動かない。
④ 高値在庫リスク(日経5/21「ナフサはお金を出せば確保できる、化学大手が悩む高値在庫リスク」)。代替調達ができるようになったものの、「割高な原料を抱え込むと、後で価格が下がったときに『高値で買った在庫』が経営を圧迫する」というジレンマが、企業を慎重にさせている。
⑤ 米国産ナフサの組成適合性。日本の石油化学プラント(ナフサクラッカー)は長年中東産ナフサの組成を前提に設計されてきた。配管・熱交換器・分離塔・副生物処理設備のすべてが中東産特有の性質に最適化されており、組成の異なる代替ナフサで同じ収率は得られない。
ホルムズ海峡情勢の最新状況(6月24日時点)
ホルムズ海峡は依然として「停戦の建前は続くものの、軍事的応酬・海上封鎖・制裁・凍結資産・イスラエル=レバノン戦線が一体化し、交渉が再び不安定化している」局面にある(global-scm.com 6/8更新)。
6月7日にはイランがイスラエルへ弾道ミサイルを発射(4月停戦以降初の対イスラエル直接攻撃)。一方6月8日にはトランプ氏が「イラン・イスラエルが即時停戦を目指している」と発言。6月20日にはNHKが「米特使とイラン外相がスイスへ」と報じ、協議実現が焦点となっている。
制裁面では、米財務省OFACが2026年4月28日にFAQ 1249を発出、ホルムズ海峡の安全通航を目的としたイラン政府・IRGCへの直接・間接の支払いは米国制裁上認められないと確認。5月1日にはイランによるホルムズ海峡通航要求の制裁リスクに関するアラートを公表。イランが2026年5月に新設したとされるPGSA(Persian Gulf Strait Authority)への通航料支払い(報道では1航海約200万ドル中国人民元決済の事例)が制裁審査の論点となっている。
調達担当者にとって最も難しいのは、この「二重構造」局面での意思決定だ。価格軟化を見て「危機は終わった」と判断すれば、現物逼迫の継続を見落とす。逆に現物逼迫に過度に反応して「高値在庫」を抱え込めば、価格軟化局面で資金繰りを圧迫する。
業界では「停戦合意=正常化ではない、物理的タイトネスは封鎖解除後も少なくとも3ヶ月以上継続」との見方が共有されており、価格と現物のタイミングがずれた局面と捉えて対応する必要がある。
根本問題:国内代替生産能力の喪失と「政府の目詰まり論」との乖離
今回の梱包資材危機を理解する上で、最も重要で、かつ見落とされがちな論点がある。それは「仮に日本国内にナフサが十分あったとしても、ストレッチフィルム・PPバンドを国内で代替生産することは、現時点では実質的に不可能だ」という事実だ。
政府は代替ナフサ調達率が5月需要60%、6月需要70%カバーの見通しと表明した(経産省5月発表)。しかし梱包資材の現場が直面している問題は、それとは全く別の次元にある。「上流の樹脂が確保できても下流の製品は作れない」という断絶が存在する。
2026年4月時点でストレッチフィルムの国内生産量No.1は大化工業株式会社(ダイカラップブランド)であるが、その生産規模は流通全体の10%未満に過ぎない(旭産業株式会社調査)。日本国内に流通するストレッチフィルムの90%以上が海外生産品であり、フィルムを成形するための「設備・工場」そのものが日本に極めて少ない。
2000年代以降、マレーシア・タイ・中国・韓国が石化産業に大規模投資を行い、安価なLLDPE・PPを大量生産する体制を整えた。日本の消費者・企業はより安価な輸入品を選択し続け、国内製造業者は設備維持・更新のための利益を確保できず、相次いで生産縮小・撤退を余儀なくされた。コスト合理化という正当な経済行動の積み重ねが、有事に一切の自給力を持てない脆弱な産業構造を形成した。
ストレッチフィルム:国内外シェア・各産地の現状・見通し
日本食糧新聞は「輸入減で2〜5割高」と報道。日倉協アンケートでも中東情勢前と比べ5割上昇の現場報告。Nano薄膜・特殊グレードはアロケーション継続、製造リードタイムが4〜5週間に延伸。ナフサ価格軟化の効果が製品レベルに波及するには3ヶ月以上のラグが業界共通認識。
日本倉庫協会(日倉協)が2026年3月30日〜4月10日に会員企業を対象に実施したアンケート調査(498社から回答)によると、約7割が中東情勢の影響を「受けている」と回答。複数回答で「燃料費(軽油、重油、ガソリン)の上昇」が最多だったが、「資材費の上昇」「資材の調達困難」も多く挙げられた(カーゴニュースオンライン)。
4月下旬時点では中東情勢前と比べて5割上昇との報告もあり、ECサイト上でも一部で発注制限が設けられている。日倉協は4月21日に経産省「石油由来の化学品、製品等に関する情報提供フォーム」へ倉庫現場でのストレッチフィルム不足を報告。同日、物流倉庫振興推進議員連盟向け打ち合わせで現状と対応の必要性を説明した。5月には自民党の物流倉庫振興推進議員連盟に要望を提出することも決定(海事プレス社)。
日本食糧新聞は「ストレッチフィルム、品不足深刻に 輸入減で2〜5割高 食品物流の負荷増大」と報道し、食品物流への波及が顕在化している。
日本市場の調達構造(平時)
日本国内に流通するストレッチフィルムの90%以上が海外生産品であり、そのうち輸入シェアの約7割をマレーシア産が占めていた(旭産業株式会社調査)。マレーシアの石化産業構造の二層性については「マレーシアのストレッチフィルム供給は本当に「安定」なのか」で詳細に解説している。
各産地の現在の供給状況(6月24日時点)
輸入シェア約7割を担ってきた最大産地。Kertih(国産天然ガスベース)の汎用厚物は安定供給継続、一方Pengerang(ナフサベース)は停止中で35万トン/年のmLLDPEプラントが事実上ゼロ稼働。シンガポールのExxonMobil・Prime Polymerも減産下にあり住友化学TPC(シンガポール)のフォースマジュールは5月後半も継続中。Nano薄膜(15μm未満)はアジア全体でアロケーション状態。主要メーカーの製造リードタイムは4〜5週間に延伸、日本到着までの全工程合計で54〜82日に達している(EB Packaging担当者直接情報)。
2026年3月20日、韓国政府がナフサ含む石油製品の国内転用(実質的な輸出制限)を要請。ロッテ・LG等の主要クラッカーは採算悪化により稼働率を6割台に低下。日本市場への安定供給能力を喪失している。
中国の石化大手(Sinopec・PetroChina)は、石炭由来ポリエチレン生産設備(CTO)フル稼働とロシア産原油活用で増産継続。2026年下半期に約700万トンのPE新規生産能力が稼働予定。ただし品質特性(伸び率)の違いに注意が必要。経産省5月発表で代替ナフサ調達率は5月需要60%、6月需要70%カバーの見通しに達したが、製品レベルでの代替はなお品質確認が必要な段階。
プラスチックパレット株式会社では、ナフサ高騰・国内アロケーション継続を受けて中国産ストレッチフィルム・PPバンドの調達ルートを確保しています。ストレッチフィルムは18μ×500mm×300m・1本1,500円(税別)・10箱単位で関東近県は運賃元払い(詳細:中国製ストレッチフィルム販売ページ)。PPバンドも中国産輸入品をお取扱い中(詳細:中国産PPバンド販売ページ)。中国産の品質特性(ストレッチフィルムは伸び率、PPバンドは引張強度・機械適性)を事前に確認の上、導入をご検討ください。
PPバンド:完全供給不足の実態と見通し
原料PP樹脂自体がアロケーション下。日本ポリプロが5月25日納入分より値上げ実施、プライムポリマーPP全製品が累計+120円/kg超。司化成工業(サイクロンバンド・リサイクロンバンド)や積水樹脂など国内生産メーカーは生産を続けているが、原料PP樹脂自体がアロケーション下に置かれており、過去の実績の70〜80%水準での供給制限が継続している。
PPバンド(ポリプロピレンバンド)は、ポリプロピレン(PP)を原料とする結束・梱包用バンドだ。原料のPPはナフサ→プロピレン→PPという連鎖で生産される。
日本ポリプロ株式会社(プレスリリース2026年5月18日)は、国産ナフサ価格を125千円/kL超と想定し、2026年5月25日納入分よりポリプロピレン全製品の価格改定を実施。プライムポリマーもPP全製品について3月17日付公表分から追加+30円/kg以上の改定を5月1日納入分から実施し、累計+120円/kg以上となっている。これは国内PPバンドメーカーの原料コスト構造に直撃しており、アロケーション下での供給制限がさらに厳しくなっている。
新規発注や既存取引先以外からの追加注文への対応は、原料メーカー・成形メーカーとも事実上停止しているケースが多い。2〜3ヶ月分の買い増しはアロケーションの関係で不可能な状況だ。もし在庫の積み増しを図るなら、比較的調達可能性のある中国産PPバンドの輸入を検討することが現実的な選択肢となる。
価格動向(6月24日時点)
PPバンドの流通価格は前年比20〜35%程度の値上がりが発生している。PP樹脂の取引価格は3月比で3割上昇という構造的な上昇圧力を受けており、日本ポリプロ・プライムポリマーの5月値上げがさらなる上昇圧力となっている。スポット調達では契約価格以上の水準での取引が続いている。
ナフサ価格は5月下旬から急落しているが、PPバンドの製品価格はまだ下がっていない。これはフォーミュラ方式での価格反映に四半期単位のラグがあること、すでに値上げ済みの高値原料在庫が消化されるまでに時間がかかること、アロケーション体制下では値下げ交渉力が弱いことが背景にある。業界では「停戦合意=正常化ではない、物理的タイトネスは封鎖解除後も少なくとも3ヶ月以上継続」との見方が共有されている。価格反落への期待でスポット調達を控えるか、現物確保を優先するかの判断が現場で問われている。
OPPテープ:主要ブランド別の最新動向と価格・見通し
グンゼが4/21出荷分に続き、6/22出荷分より2次価格改定(1連あたり500円・約9%)が正式発効。主要国内メーカーが生産を継続しており物理的な入手困難には至っていないが、価格上昇が加速している。
グンゼ株式会社(プレスリリース2026年5月28日)は、プラスチックカンパニーが販売する包装用OPP(二軸延伸ポリプロピレン)フィルムについて、2026年6月22日出荷分より価格改定を実施。1連(500mm幅×1000m=500㎡)あたり500円引き上げ、値上げ率は約9%程度となる(日経新聞5/28)。「原材料の値上げがあれば、今後も価格転嫁していく方針だ」とコメントしており、今後の追加値上げも示唆されている。
グンゼグループでは4月、連結子会社のグンゼ包装システムも、収縮製品とロールラベル製品について5月1日出荷分から価格改定を実施。あわせて、安定供給維持に向けて取引先に早期引き取りや必要最小限の発注、納期・数量調整への協力を求めている(LOGISTICS TODAY)。
OPPフィルムはOPPテープの主要基材であり、グンゼの値上げはOPPテープメーカー各社のコスト構造に直接影響する。
主要ブランド別 最新動向(6月24日時点)
2026年1月1日付で一部テープ・接着剤製品の価格改定を実施。さらに2026年4月にも「市況変化とサプライチェーンコスト増大」を明示した2次の価格改定通知を代理店向けに発出(3〜6%程度)。「通常需要を超える数量での先行発注はお断りする場合がある」と明示しており、需要急増への対応に慎重姿勢を示している。
2026年4月、中東情勢不安による石油・ナフサ由来の原料調達環境の急速な悪化を理由に塩化ビニル管・ポリエチレン管について2026年5月7日出荷分からの値上げを発表(積水化学工業プレスリリース・2026年4月)。OPPテープについても同様のコスト上昇圧力を受けており、製品ラインナップ全般での価格見直しが進行中。
2026年4月6日発表で4月21日出荷分より1次価格改定を実施済み。さらに2026年5月28日付のプレスリリースで、6月22日出荷分より2次価格改定(1連あたり500円・約9%)が正式発効。「2026年4月の価格改定以降も、中東情勢の長期化によるナフサ価格の高騰や、原料・副資材の値上げが相次いでおり、現在のコスト上昇は自社努力で吸収できる限界を超えている」と背景を明示し、「原材料の値上げがあれば、今後も価格転嫁していく方針だ」と追加値上げを示唆。
グループ連動:グンゼ本体に加え、連結子会社のグンゼ包装システムが収縮製品・ロールラベル製品を5月1日出荷分から価格改定を実施。あわせて取引先に早期引き取りや必要最小限の発注、納期・数量調整への協力を要請している(LOGISTICS TODAY)。OPPフィルムはOPPテープの主要基材であり、グンゼグループの一連の値上げは、OPPテープ・収縮包装・ラベル印刷を含む包装資材全体のコスト構造に直接波及する。
ゴム系粘着剤タイプはDICがスチレン系原料を値上げ(100円/kg以上)したことで粘着剤コストが上昇。製品価格は前年比20〜30%程度の値上がりが想定される。国内生産比率が高く、PP基材フィルムの安定調達が継続できるかどうかが今後の供給量に影響する。
「ラミレス」ブランドのOPPテープが流通業界で広く使われている。PP樹脂コスト上昇とアクリル酸系モノマーの価格上昇の影響を受けており、OPPテープカテゴリで前年比15〜30%程度の価格上昇が生じている。現時点では生産・供給は継続されており、アロケーション体制には至っていない。
OPPテープ市場全体の価格動向(6月24日時点)
グンゼの2次値上げ(6/22出荷分から)が正式発効し、追加コスト上昇を引き起こす局面に入った。前年比20〜40%程度の値上がりが想定される水準になりつつある。ゴム系粘着剤タイプはアクリル系よりもさらに上昇率が大きい傾向にある。旭化成・プライムポリマー・三菱ケミカル・カネカ・住友化学・三井化学・東ソーが一斉にPP・PE・塩ビ・スチレン系樹脂の大幅値上げを発表し(1kg当たり90〜165円規模)、この上流コスト上昇がOPPテープ各社の調達難を連鎖させている。建材・物流資材を含む2026年5月1日出荷分からの値上げ動向については「建設・物流・包装資材30社一覧」で網羅的に整理している。
5月下旬以降のナフサ価格軟化は、OPPフィルム・OPPテープの製品価格にすぐには反映されない。グンゼ9%値上げが6/22発効した直後であること、四半期ベースのフォーミュラ価格反映に通常3ヶ月ラグが生じること、すでに高値で確保した原料在庫の消化期間が必要であることを踏まえると、軟化分の製品価格への反映は早くて2026年9〜10月以降と推定される。それまではグンゼの「原材料値上げあれば今後も価格転嫁」方針通り、追加値上げのリスクが残存する局面と捉える必要がある。
OPPテープは厚さ(ミクロン数)と用途の見直しが有効なコスト対応策となる。グンゼ6/22値上げが正式発効した今、まとめ買いによるロット価格の固定交渉も有効だ。3品目の中では相対的に余裕があるため、ストレッチフィルム・PPバンドの調達対応を優先した後に取り組む順序感が現実的だ。
3品目横断比較:供給逼迫度・価格上昇率・緊急度
| 品目 | 主原料 | 供給逼迫度 | 価格上昇率(前年比) | 入手困難リスク | 国内代替生産の可否 | 調達緊急度 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ストレッチフィルム | L-LDPE(直鎖状低密度PE) | ● 最高(完全供給不足) | +30〜50%(日本食糧新聞「2〜5割高」) | 非常に高い(アロケーション中) | 実質不可(設備が存在しない) | ★★★ 即時・最優先 |
| PPバンド | ポリプロピレン(PP) | ● 最高(完全供給不足) | +20〜35% | 非常に高い(アロケーション中) | 実質不可(生産能力が不足) | ★★★ 即時・最優先 |
| OPPテープ | OPPフィルム + アクリル系粘着剤 | ● 高(深刻) | +20〜40%(グンゼ6/22 2次値上げ9%発効後) | 中程度(価格高騰して調達継続可) | 限定的に可能(主要国内メーカーあり) | ★★☆ 早急対応 |
※ 2026年6月24日時点の各種報道・業界情報・流通相場を総合した編集部評価。実際の調達状況は地域・取引先・品番により異なる。ナフサ価格軟化が製品レベルに反映されるには3ヶ月以上のラグがある業界共通認識。
今後の見通しと価格シナリオ
「価格軟化と現物逼迫の二重構造」が継続。ナフサスポット価格は700ドル台で推移するも、エチレン稼働率は67〜70%台、ストレッチフィルム・PPバンドのアロケーションは継続。グンゼ6/22出荷分の2次値上げ9%がOPPテープ価格に波及。中国産代替品の品質確認・取引立ち上げが業界全体で進行中。山崎製パン7月値上げなど下流での需要破壊が表面化。
中国での2026年下半期に700万トンのPE新規生産能力稼働の見通し。三菱ケミカル鹿島の定期修理(5〜7月)明け後の再稼働が上流供給量に影響。代替ナフサの品質安定化と取引立ち上げが本格化すれば、製品レベルでも段階的に緩和方向へ。ただし価格水準は前年比+20〜35%の高値圏を維持見込み。ホルムズ海峡情勢の交渉膠着リスク(凍結資産・賠償・PGSA運用)が残存。
構造的な調達多様化が進展。空洞化した国内生産基盤の再構築を求める声が業界・政府双方で高まる。ただし製膜設備の新設には数年〜十年単位の投資と時間が必要。「価格はコロナ前に戻らない」との認識が定着。長期購買契約・価格フォーミュラの見直しが業界標準に。
🆕 価格シナリオ(6月24日更新版)
| 品目 | 6月24日現在 | 2026年7〜9月予測 | 2026年末予測 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| ストレッチフィルム | 前年比+30〜50%(日本食糧新聞) | +30〜45% | +25〜40%(高止まり) | ナフサ軟化の波及は3ヶ月以上のラグ。アロケーション中のため価格以前に入手困難 |
| PPバンド | 前年比+20〜35% | +25〜40% | +20〜35%(高止まり) | PP累計+120円/kg超が定着。中国産代替が唯一の増量手段 |
| OPPテープ | 前年比+20〜40%(グンゼ6/22 2次9%発効) | +25〜45% | +20〜40% | グンゼ2次値上げが波及。「原材料値上げあれば今後も価格転嫁」方針 |
※ 予測値は現時点の情報に基づく参考試算。中東情勢の急変・政府介入・為替変動・需要破壊の深化等により大幅に変化する場合がある。
🆕 価格反落シナリオ vs 高値定着シナリオ ── 6月24日時点の最大の不確実性
2026年6月24日時点で最大の論点は「ナフサ価格の軟化が定着するか、再上昇に転じるか」だ。この分岐により、ストレッチフィルム・PPバンド・OPPテープの価格動向は大きく異なる。
| 分岐 | 🟢 楽観シナリオ(価格反落定着) | 🔴 悲観シナリオ(再エスカレーション) |
|---|---|---|
| 前提条件 | 米・イラン協議が進展、ホルムズ通航の段階的正常化、需要破壊継続、米国産・サウジ紅海側の代替調達定着 | 6/7のような対イスラエル直接攻撃の再発、OFAC制裁強化によるPGSA関連決済停止、中国景気回復による世界的需要復活 |
| ナフサ価格 | $700〜800/MTで安定、年末には$600〜700へ | $900〜1,100/MTへ再上昇、$1,200超の可能性も |
| ストレッチフィルム | 9〜10月以降、前年比+25〜30%まで段階的に低下 | 前年比+50%超を維持、Nano薄膜は完全途絶リスク |
| PPバンド | 9月以降+20〜25%まで低下、アロケーション緩和の可能性 | アロケーション体制長期化、+35〜45%へ再上昇 |
| OPPテープ | グンゼ追加値上げ回避、+15〜25%で安定 | グンゼ3次値上げ実施、+30〜50%へ |
| 実務対応 | 反落待ちでの段階発注が有効、長期契約見直しの好機 | 現物確保が最優先、中国産代替ルートを本格運用 |
※ どちらのシナリオも単独で実現する保証はなく、両者の混在(地域や品目により異なる動き)が現実的な可能性として最も高い。
調達担当者・企業が今すぐすべき対応
2026年6月は「価格軟化と現物逼迫の二重構造」局面。①現物確保(アロケーション枠死守)、②高値在庫リスク管理、③価格反落待ちの誘惑への警戒を同時に行う必要がある。「価格が下がったから様子見」では、現物が消える。「現物確保のため高値で買い込む」と、後で価格下落で痛む。どちらにも極端に振れず、必要最小限の現物確保と短期回転を両立する管理が求められる。
既存取引先に対して現在の割当供給枠を緊急確認する。アロケーション体制下では取引実績のない新規顧客・増量発注は後回しにされるリスクがある。取引継続の意思表示と実績確認を急ぐこと。
「2〜3ヶ月分の買い増し」はアロケーション制約から不可能だ。在庫積み増しを目指す場合は、比較的調達可能性のある中国産の輸入ルート開拓を並行して進める以外に現実的な手段はない。
ストレッチフィルム:品質特性の違い(伸び率)を事前に検証し、現場でのテンション調整を行うことが必須。当社では18μ×500mm×300mを1本1,500円(税別)・10箱単位でご提供中。
PPバンド:引張強度・機械適性の確認と、自社梱包機・手締め機での動作確認を先行して実施する。当社の中国産PPバンドもあわせてご検討ください。
OPPテープ:グンゼ6/22出荷分の2次値上げ9%が発効した今、まとめ買いによるロット価格の固定交渉を実施する。
2026年6月の「価格軟化と現物逼迫の二重構造」局面で「待つべきか・買うべきか」の判断軸:
① 現物在庫日数:自社在庫が30日分未満なら反落待ちは禁物。アロケーション継続下では現物確保を優先。30〜60日分あれば価格動向を見極めながら段階発注。60日以上あれば反落待ちも選択肢。
② 取引先のアロケーション状況:取引先メーカーが「枠内供給は確保」と明言しているなら現物リスクは低く、価格軟化メリット享受待ちが妥当。「枠そのものが縮小傾向」なら反落待ちより現物確保。
③ ナフサ反落の持続性リスク:6/7イラン弾道ミサイルのような再エスカレーション・OPEC+減産再開・中国景気回復のいずれかが起これば、ナフサは再び上昇局面に転じる。価格軟化を「定着」と見るか「一時的」と見るかで判断が真逆になる。
現在の価格上昇は少なくとも6ヶ月〜1年続く構造的な上昇と捉え、自社製品・サービスのコストへの転嫁(価格改定)交渉を顧客と実施する。中東情勢・ナフサ危機を根拠とした説明資料の整備が実務上も重要だ。
同時に、ナフサ価格の軟化に伴う「高値在庫リスク」も警戒が必要。日経5/21報道のとおり「割高な原料を抱え込むと、後で価格が下がったときに高値で買った在庫が経営を圧迫する」というジレンマがある。スポット調達と契約調達のバランス、在庫回転の最適化が四半期管理のポイントとなる。
今回の危機が示した最大の教訓は、安価な輸入品への過度の依存が「有事の無防備」を生む、という事実だ。購買価格をナフサ・原油連動型にするサーチャージ条項の導入、在庫基準値の見直し(JIT偏重からの脱却)、そして国内生産能力の再構築を求める業界・政策への働きかけを進めることが求められる。
参照エビデンス一覧(6月24日更新版)
- 日本経済新聞「ナフサ急騰でプラ3割高 食品包装など値上げ」(2026年4月15〜16日)
- 時事通信「続くナフサ混乱、値上げや目詰まり 食品包装や塗料、ごみ袋など裾野広く」(2026年4月11日)
- 時事通信「ナフサ調達、6月までめど 値上げ不可避 ─ 旭化成社長」(2026年4月15日)
- 日本食糧新聞「ナフサ急騰、食品界に圧力 樹脂・フィルム値上げ続々」(2026年4月13日)
- 積水化学工業株式会社プレスリリース「塩化ビニル管・ポリエチレン管および関連製品の価格改定について」(2026年4月)
- スリーエム ジャパン株式会社「2026年1月1日 価格改定のお知らせ」── テープ・接着剤製品のサプライチェーン・エネルギーコスト増大による価格改定
- スリーエム ジャパン株式会社「2026年4月 価格改定のお知らせ」(代理店向け通知)
- 野村総合研究所木内登英「日用品の価格上昇はもう始まっている:家計負担の試算値は年間1.8万円〜2.6万円程度」(2026年3月31日)
- 経済産業省「中東情勢を踏まえた燃料油・石油製品の安定供給確保」(2026年3月24日)
- 旭産業株式会社(ジャンブレ)「ストレッチフィルムの市場構造解説」── 日本市場の90%以上が海外生産品
- 南出株式会社(包装資材業)「ストレッチフィルムの歴史と市場変遷」── 2000〜2002年に国内生産から輸入品主体へ移行した経緯の業界記録
- Metoree「OPPテープ139製品 価格データ」(2026年3月18日時点)
- Metoree「PPバンド272製品 価格データ」(2026年3月28日時点)
- 包装資材専門商社(複数社)顧客向け価格改定通知(2022年以降複数回)
- Global Market Insights「Stretch and Shrink Films Market Size」(2026年1月)── 市場規模200億ドル超、CAGR 6.9%(2026〜2035年)
- 司化成工業株式会社製品一覧ページ(tksc.com)── 国産PPバンド(サイクロンバンド・リサイクロンバンド)
- 海事プレス社 Daily Cargo「ストレッチフィルム・PPバンド等の在庫不足が物流現場に波及」(2026年4月27日)
物流会社関係者の「コロナ禍にもなかった"在庫危機"だ」という証言を掲載。ストレッチフィルムが既に3割以上値上がりしていることを報告。LLDPEを原料とする「ストレッチフィルム」、PPを原料とする「PPバンド」「PPテープ」、ULDを覆うビニールシート等の在庫不足や価格高騰が物流業界の各所で指摘され、メーカーや卸業者の新規受注・出荷停止が相次いでいることを詳報。 - 日本倉庫協会(日倉協)会員企業アンケート(2026年3月30日〜4月10日実施・498社回答)
約7割が中東情勢の影響を「受けている」と回答。「資材費の上昇」「資材の調達困難」が多く挙げられた。4月21日に経産省「石油由来の化学品、製品等に関する情報提供フォーム」へストレッチフィルム不足を報告。5月、自民党の物流倉庫振興推進議員連盟に要望提出。 - 東ソー株式会社「ポリエチレン樹脂全製品の価格改定について」(ゴム報知新聞NEXT掲載・2026年3月23日)
ポリエチレン樹脂全製品を2026年4月から値上げ。ナフサ由来の原料コスト上昇が背景。 - プライムポリマー株式会社「PE・PP追加価格改定について」(ゴムタイムス2026年4月22日掲載・2026年4月21日発表)
3月17日付公表のPE・PP価格改定について追加+30円/kg以上の改定を発表。2026年5月1日納入分から実施。対象はHDPE、LLDPE、PP全製品。累計+120円/kg以上。これによりストレッチフィルム・PPバンド・OPPテープ各原料の調達コストが大幅上昇。 - 日本ポリエチレン株式会社「ポリエチレンの価格改定について」(プレスリリース・2026年5月18日)
2026年5月25日納入分よりポリエチレン全製品を値上げ。「中東情勢緊迫化による原油価格の高止まり、更なるナフサ価格上昇により国産ナフサ価格は125千円/kL超の水準に上昇する事が見込まれる」と明示。 - 日本ポリプロ株式会社「ポリプロピレンの価格改定について」(プレスリリース・2026年5月18日)
2026年5月25日納入分よりPP価格改定実施。日本ポリエチレンと同様に国産ナフサ125千円/kL超の水準を想定。これによりPPバンド・OPPテープの原料コスト上昇がさらに加速。 - グンゼ株式会社「包装用OPPフィルムの価格改定について(2次)」(プレスリリース・2026年5月28日)
「2026年4月の価格改定以降も、中東情勢の長期化によるナフサ価格の高騰や、原料・副資材の値上げが相次いでおり、現在のコスト上昇は自社努力で吸収できる限界を超えている」として2026年6月22日出荷分より2次価格改定を実施。1連あたり500円・値上げ率9%程度。OPPフィルムはOPPテープの主要基材であり、この値上げはOPPテープ価格に波及することが見込まれる。 - 経済産業省5月発表資料(2026年5月)
米国・オーストラリア・インド・アルジェリアからの代替ナフサ調達率は5月需要60%、6月需要70%カバーの見通しと表明。ただし樹脂・包装材・建材レベルでの代替供給確立には数か月の品質確認・取引立ち上げ期間が必要としている。 - 石油化学工業協会統計発表(2026年5月21日)🆕 6/24追加
日本のエチレン4月稼働率は67.3%と過去最低水準まで落ち込み、業界の損益分岐ライン90%を44ヶ月連続(約3年8ヶ月)で下回る。工藤幸四郎会長(旭化成社長)「中期的には価格が非常に大きな問題」「価格高騰による需要減退に懸念」と発言。 - 日本経済新聞「ガソリン109.8 vs ナフサ128.3 ワニの口」(2026年5月30日)🆕 6/24追加
本来「ガソリンよりナフサが安い」のが石油精製の常識だが、5月時点でガソリン市況109.8に対しナフサ128.3と価格逆転が継続。製造業の購買抑制が顕在化。 - 日本経済新聞「ナフサはお金を出せば確保できる、化学大手が悩む高値在庫リスク」(2026年5月21日)🆕 6/24追加
代替調達ができるようになったものの、「割高な原料を抱え込むと、後で価格が下がったときに高値で買った在庫が経営を圧迫する」というジレンマが企業を慎重にさせている。 - 日本経済新聞「グンゼ、野菜などの包装用フィルムを再値上げ 6月22日出荷分から9%」(2026年5月28日)🆕 6/24追加
1連(500平方メートル、20マイクロメートル換算)あたり500円引き上げ、値上げ率は9%程度。グンゼは「原材料の値上げがあれば、今後も価格転嫁していく方針だ」とコメント。 - 日本食糧新聞「ストレッチフィルム、品不足深刻に 輸入減で2〜5割高 食品物流の負荷増大」(2026年4月下旬)🆕 6/24追加
食品物流の負荷増大を報道。中東情勢前と比べて最大5割上昇との現場報告。 - カーゴニュースオンライン「中東情勢が影響、倉庫でストレッチフィルム不足」(2026年4月)🆕 6/24追加
日倉協のアンケート結果と物流現場の影響を詳報。発注制限、価格は中東情勢前の5割増との報告。 - 大景化学株式会社「ナフサ価格5/16 $1,043→6/3 $767の急落」業界整理(2026年6月)🆕 6/24追加
シンガポールナフサスポット価格が5月16日の$1,043/MTピークから6月3日には$767/MTまで約3週間で26%急落。背景にKplerデータ・ホルムズ通過量増加・需要破壊・買い控え。 - ごりお【化学業界解説】「ナフサ価格が急落【6/8~12週間振り返り】」note記事(2026年6月14日)🆕 6/24追加
指標となる輸入ナフサ価格(東京オープンスペック)は1トン700ドル台半ばと、5月下旬から約250ドル下落。下げ幅は2割を超え、原油価格の下落よりも大きい。クラックスプレッド(ナフサと原油の価格差)はピークの4分の1に縮小。 - global-scm.com「ホルムズ海峡危機:情勢と実務リスク(2026年6月8日更新)」🆕 6/24追加
「停戦の建前は続くものの、軍事的応酬・海上封鎖・制裁・凍結資産・イスラエル=レバノン戦線が一体化し、交渉が再び不安定化している」局面。6/7のイラン対イスラエル弾道ミサイル発射、米財務省の凍結資産湾岸復興転用案、イラン側拒否を整理。 - 米財務省OFAC「FAQ 1249」(2026年4月28日発出)および「イランによるホルムズ海峡通航要求の制裁リスク」アラート(2026年5月1日)🆕 6/24追加
ホルムズ海峡の安全通航を目的としたイラン政府・IRGCへの直接・間接の支払いは米国制裁上認められないと確認。非米国人にも重大な制裁エクスポージャーが生じ得るとされる。 - NHKニュース「"米特使とイラン外相がスイスへ"報道 協議の実現が焦点」(2026年6月20日)🆕 6/24追加
ホルムズ海峡の封鎖について、いつ安全に航行できるようになるのか、国際部解説。封鎖解消の見通しは依然立たず。 - 内閣官房「第8回・第9回中東情勢関係閣僚会議」(2026年5月21日・6月2日)🆕 6/24追加
5月25日には高市総理が3兆円補正予算編成と「中東情勢等対応予備費」創設を正式表明。 - LOGISTICS TODAY「グンゼ、包装用OPPフィルムを追加値上げ」(2026年5月)🆕 6/24追加
グンゼグループでは4月、連結子会社のグンゼ包装システムも、収縮製品とロールラベル製品について5月1日出荷分から価格改定を実施。安定供給維持に向けて取引先に早期引き取りや必要最小限の発注、納期・数量調整への協力を求める。 - 株式会社セイノー商事 マテハンDX部「ストレッチフィルムの受注・出荷制限に関するお知らせ」(東日本物流事業協同組合2026年4月13日経由)🆕 6/24追加
「昨今の中東情勢の緊迫化に伴い、原材料調達および物流面に影響が生じており、メーカー各社において出荷制限等が発生、ストレッチフィルムの安定供給が困難な状況」「通常数量を超えるご注文(既存のお取引先様):ご対応が難しい場合がございます」と明示。アロケーション体制の現場運用を示す具体ソース。
免責事項・編集方針
本記事は2026年4月18日初回公開・2026年6月24日最終更新時点で公開されている公的機関・業界各社の公式情報・報道を独自に収集・整理したものです。価格・供給状況は日々変動しており、実際の調達条件は取引先・数量・地域・契約内容等により異なります。本記事の情報に基づく調達判断・投資判断等については、必ず最新情報・専門家の助言を得た上で行ってください。