ニュースで聞くイラン情勢が招く「2026年原油調達の異変」をやさしく解説、日本が買わない中東の石油を中国・インド・ロシアが吸収する本当の理由
日本が中東から原油を買わなくなった分を、中国・インド・ロシアが「ラッキー!」と吸収していく——このニュースの裏側では、私たちの暮らしに直接関わる大きな変化が静かに進んでいます。今回は12の質問で、身近な例を交えながらやさしく解説します。
この記事は、中東情勢と日本のエネルギー調達に関する最新の動きを、Q&A形式で12のステップに分けてやさしく解説します。
2026年3月にイランを巡る中東情勢が悪化して、原油の一大輸送路である「ホルムズ海峡」がしばらく通れなくなりました。日本はそれまで原油の95%を中東から輸入していたので大慌てで、代わりの調達先を必死で探しました。
危機発生から現在までの流れを整理すると、こんな感じです。
3月26日:国家備蓄原油の放出を開始(約1カ月分)
3月28日:ホルムズ海峡を通らない最初の原油タンカーが愛媛県に到着
4月15日:高市首相が「パワー・アジア」構想を発表(100億ドル規模のアジア協力)
4月26日:米国産原油タンカーがパナマ運河経由で千葉沖に到着
6月11日:代替調達が前年比8割程度に回復と首相が発表
6月26日:「原油安の今こそ好機」と多角化恒久化を指示
7月現在:ほぼ元通りの量(前年比約10割)を確保できる見通し
その結果、わずか4カ月で米国・カナダ・ブラジル・オーストラリアなど中東以外の国からの調達を大きく増やし、7月には「ほぼ元通りの量」を確保できる見通しになりました。ここまでは前回の記事でお伝えしたとおりです。
そして政府は6月末に「原油価格が落ち着いた今こそチャンス」と考え、この多角化を一時的な対応ではなくずっと続ける政策にすることを決めました。ここが、過去の中東危機との大きな違いです。1973年の第一次オイルクライシスも、1990年の湾岸クライシスも、日本は結局中東への依存を続けてきましたが、今回は明確に「戻らない」方針を打ち出しています。
とてもよくわかります。ニュースで「原油調達の多角化」と聞いても、なかなかピンと来ませんよね。身近な例で考えてみましょう。
喫茶店は困りますが、コーヒー豆を焙煎する量を減らすわけにもいきません。契約している農園にもすでに大量注文をしていますし、雇っているスタッフの給料も払わなければなりません。そこで、新しく増えてきた別のお客さん(たとえば近くの大学の学生さんたち)に、少し値下げをしてでも来てもらおうと考えます。
結果的に、その学生さんたちはお得にコーヒーが飲めるようになり、喫茶店との仲もどんどん深まっていきます。気がつけば、喫茶店の一番大切なお客さんは、あの大企業ではなく学生さんたちに変わっているかもしれません。
いま起きているのは、これと同じことです。日本と中東の関係は1965年(昭和40年)以降ずっと続いてきた、60年以上の長い付き合いです。その日本という「20年来の大口常連客」が中東の喫茶店から距離を置き始めた——では、その空いた席にどんなお客さんが座るのか。それが実は、私たちの暮らしにじわじわ跳ね返ってくるのです。
特に日本は世界第4位の原油輸入国。この規模の顧客が方針転換すると、中東の産油国にとっては大きな衝撃であり、彼らも生き残るために別の顧客との関係を必死で築こうとします。それが今、私たちが目にしている光景です。
主な受け皿になっているのは、中国・インド・ロシアの3カ国です。それぞれの立場はこんな感じです。
インド:世界第3位の原油消費国。中東と割引価格のロシア原油を上手に組み合わせて調達しています。
ロシア:買い手ではなく売り手ですが、中東が値下げすると、ロシアも「じゃあ、うちも値下げしよう」と対抗し、結果としてアジアの買い手に安く売る流れが加速します。
この3カ国は、経済的にも外交的にも「BRICS(ブリックス)」というグループでつながっています。もともとブラジル・ロシア・インド・中国・南アフリカの5カ国だったこの集まりに、2024年からサウジアラビア・UAE・イランなども加わって「BRICS+」に拡大しました。つまり、原油を売る側の中東の主要国と、原油を買う側の中国・インドが、同じ経済圏として結びつきを深めているということです。
「産油国はなぜ売り続けなければいけないの?減らせばいいのでは?」と思うかもしれませんが、実は多くの産油国は原油輸出が国家収入の大半を占めていて、輸出を減らせない構造にあります。この点はあとのQ7で詳しく説明します。
驚くほどたくさん買っています。米コロンビア大学の分析によれば、中国の2025年の原油輸入は1日あたり1,160万バレルという過去最高の水準に達しました。日本の1日あたりの輸入量が約236万バレルなので、実に日本の約5倍もの量です。
どこから買っているかというと、2025年の首位はロシア(17.4%)、次いでサウジアラビア(14%)、そしてマレーシアやイラク、ブラジルと続きます。特定の国に頼りすぎない「多角化」を、中国もしっかり進めているのです。
さらに、中国は米国が制裁している国(イラン・ロシア・ベネズエラなど)からも遠慮なく買っていて、その量は1日260万バレル以上・全体の22%超にのぼるとされています。日本にとっては手を出しづらい取引先も、中国は堂々と顧客にしているわけです。
特に、中国とイランは2021年に「25年間で最大4,000億ドル(約60兆円)の投資を行う代わりに、割引価格で原油を買い続ける」という長期の約束を結んでいて、両国はもはや簡単には切れない関係になっています。イランは原油輸出の9割以上を中国に売っており、1バレルあたり8〜10ドルの割引がついています。
つまり中東の産油国にとって、もはや一番大切なお客様は米国でも欧州でも日本でもなく、中国なのです。日本が中東から離れると、この構造がさらに強まっていきます。
はい、本当です。しかも驚くべきスピードで増えています。2025年12月にはロシア原油はインドの輸入の21.4%でしたが、2026年3月にはなんと約50%——たった3カ月で倍以上になりました。
数字で見ると、2026年3月時点でインドはロシアから1日225万バレルもの原油を仕入れています。これは日本の1日の輸入量(約236万バレル)とほぼ同じ規模を、たった1カ国から買っているということです。
理由はシンプルです。ロシア原油は世界の指標価格より1バレルあたり12〜15ドルも安く売られているため、財政に余裕のないインドにとっては家計を助ける大切な調達先なのです。インドの原油バスケット価格は危機の影響で2月の1バレル69ドルから3月には85.43ドルまで、わずか5日で24%も跳ね上がりました。この局面で「割引価格のロシア原油」を選ぶのは、経済合理性としては当然の判断です。
米国も「今はホルムズ海峡が混乱しているから、しばらく黙認しよう」という判断で、2026年3月に一時的にインドがロシア原油を買うことを容認する「ウェイバー」(免除措置)を出しました。インドはこのウェイバー期間中に、4月分だけで約6,000万バレルのロシア産原油を追加確保したと分析されています。
日本の選択:中東を離れて西側(米国・オーストラリア・ブラジル・カナダなど)へ調達を分散
インドの選択:中東を離れる代わりに、より強くロシアへ接近
同じ「中東からの脱却」でも、行き先が正反対——日本は西側との協調を保ち、インドはロシア・BRICS+側との資源接続を深めています。アジアの大きな需要が、真っ二つの方向に分かれ始めているのです。
ご指摘のとおり、サウジアラビアはアジア向け原油の値段を2カ月連続で下げています。具体的な数字で見てみましょう。
2026年4月積み:+2.50ドル(危機直後)
5月積み:+19.50ドル(過去最高。混乱ピーク)
6月積み:+15.50ドル(少し引き下げ)
7月積み:+9.50ドル(さらに引き下げ)
5月には過去最高の上乗せ価格でしたが、7月には約半分の水準まで引き下げられました。サウジ側は「引き合いが弱まった」と説明していますが、要するに「日本のような大口顧客を失いつつあるので、値段を下げてでも中国・インドを引き留めたい」ということです。
ところが、この値下げの恩恵をいちばん受けるのは、実は日本ではありません。理由は簡単で、日本は「もう中東には戻らない」と決めたからです。安くなっても、政策として多角化を続けるので、以前のようにたくさんは買いません。
その代わりに、値下げされたサウジ原油を「ラッキー!」と大量に買うのが中国とインドです。ブルームバーグの報道によれば、インドは2026年3月にサウジから追加で1日100万バレル以上を仕入れる予定でした。サウジの値下げは、結果として中国・インドの家計と産業を潤す結果になっているのです。
とても良い質問です。理屈で考えれば、価格が下がるなら売る量を減らして値段を戻せばいい、と思いますよね。ところが実際は、産油国の多くはそれができない事情を抱えているのです。
産油国の国家予算は、原油輸出の収入で回っています。「1バレル○○ドル以上で売らないと、国の予算が赤字になる」という損益分岐点があり、これを「財政均衡油価」といいます。この水準は国によって大きく違います。
クウェート:約55ドル/バレル
UAE:約60ドル/バレル
イラク:約84ドル/バレル
サウジアラビア:約92ドル/バレル
バーレーン:約100ドル超/バレル
2026年7月現在の原油価格はおよそ70ドル前後。サウジやイラクは、いまの価格ではすでに赤字が出ている状態なのです。
だから彼らは「価格が下がるなら、その分売る量を増やして総額を稼ぐしかない」という状況に追い込まれています。特にイラクは輸出パイプラインの代替ルートがなく、量を減らせないという物理的な制約もあります。
結果として、OPEC+(主要産油国の集まり)は2026年8月分についても増産を続ける見通しで、市場には原油があふれ続けています。この構造的な「量で稼ぐ圧力」があるからこそ、サウジも中国・インドという大口顧客を必死につなぎとめようと値下げに動いているのです。
「ペトロユアン」とは、原油の売買を米ドルではなく中国の通貨・人民元(元)で決済するという新しい流れのことです。これまで世界の原油取引はほぼ全てドルで行われてきました(これを「ペトロダラー」と呼びます)。
そもそも、なぜ世界中が原油をドルで決済してきたのでしょうか。その始まりは1974年、ニクソン米大統領がサウジアラビアのファイサル国王と結んだ密約にさかのぼります。「サウジは原油を必ずドルで売る、その代わり米国はサウジを軍事的に守る」という取り決めでした。この合意が長年にわたってドルの世界的な地位を支えてきたのです。
ところが最近、中国は「うちで買い物してくれるなら、人民元で払ってもらってもいいですよ」と誘い始めました。中国は世界最大の原油の買い手なので、この誘いは大きな力を持ちます。
いまのところ、原油取引の人民元決済は世界全体の5%未満と小さな割合ですが、方向性は着実に人民元寄りに動いています。具体的にどんな動きがあるかというと:
2023年:サウジと中国が70億ドル規模の通貨スワップ協定を締結
2024年6月:サウジが中国主導の「mBridge」(多国間デジタル通貨基盤)に正式参加
2024年:サウジが1974年の「ペトロダラー協定」を静かに更新しなかったとされる(※Fortune誌等の分析。両国政府による公式発表ではありません)
さらに、中国は「CIPS(人民元国際決済システム)」という、米国主導の「SWIFT」の代わりになる仕組みもすでに動かしています。SWIFTは世界のお金の流れの「送金ネットワーク」で、これに繋がっていないと国際的な取引ができません。ロシアが2022年にSWIFTから排除されたとき、代わりに使ったのがこのCIPSです。
つまり、通貨面でも決済インフラ面でも、「ドル中心の世界」に対する「人民元中心の世界」がじわじわ姿を現しつつあるのです。
単なる「原油を売買する関係」を、はるかに超えた深いつながりになりつつあります。数字で見てみましょう。
中国 ⇔ サウジアラビア:1,080億ドル(約16兆円)
中国 ⇔ UAE:1,080億ドル(約16兆円)
中国 ⇔ イラン:412億ドル(約6兆円)
いずれも、米国と湾岸諸国との貿易額を上回っています。中国はすでに湾岸諸国にとって「最大の顧客であり、最大の投資家」なのです。
具体的な事例もたくさんあります。中国宝武鋼鉄集団はサウジの政府投資基金(PIF)と共同で8億7,500万ドルのグリーン鉄鋼プラントを建設中。中国系のEVメーカーはサウジで56億ドル規模の合弁を設立。サウジアラムコは中国遼寧省の石油化学コンプレックスに118億ドルを投資。もはや「原油を輸出して外貨を得る」だけの関係ではなく、経済・技術・産業のあらゆる面で結びつき始めているのです。
これは日本にとって重要な意味を持ちます。かつて中東は「米国が守り、日本が原油を買う」という関係の中にありましたが、いまその構造が明らかに揺らいでいます。中東の経済的重心が中国側に傾けば傾くほど、日本が困った時に中東に頼れる度合いも下がっていく——という長期的なリスクが、静かに大きくなっているのです。
大きく4つの面で、じわじわ影響してくると考えられます。
②円の為替リスク:これまではドルの動きだけを気にしていれば良かったのが、人民元の動きも私たちの暮らしに影響するかもしれません。ドル基軸秩序が揺らぐと、円の相対的な地位も影響を受けます。長期的には、円で買える海外商品の量(購買力)が変わる可能性があります。
③物価全般への波及:石油は化学製品・プラスチック・肥料など、私たちの生活のあらゆる商品の原料です。調達コストが上がると、幅広い商品の値上げにつながります。たとえば:
・食品の袋や容器(ポリ袋・ペットボトル)
・洗剤・化粧品・医薬品の原料
・農作物を育てる肥料(尿素・アンモニア)
・冬の暖房用灯油、プロパンガス
・宅配便の燃料コスト(→送料)
④日本の外交力の変化:中東での米国の影響力が弱まり、中国の影響力が強まると、日本が国際会議で発言する重みも変わってきます。これは長期的に、経済安全保障の交渉での日本の立場に影響します。日米同盟の前提そのものが揺らぐ可能性もあります。
いずれも「明日すぐに」の話ではありませんが、5年・10年という時間軸で確実に効いてくる変化です。目に見えないところで進む変化ほど、後から手を打ちにくい——だからこそ、いま知っておくことに意味があるのです。
「多角化を続ける」だけでは足りません。多角化は片方の翼で、もう一方の翼として、次のような備えが必要だと考えられます。
日本政府はすでに「パワー・アジア」という100億ドル(約1.6兆円)規模のアジア協力の枠組みを立ち上げています。原油換算で最大約12億バレル、ASEAN約1年分の輸入に相当する規模です。これをフィリピン・ベトナム・タイ・インドネシアなどとしっかり作り込み、備蓄・調達・精製の共通基盤を築くことです。
②日米豪印(QUAD)で助け合う
インドがロシア原油に頼るのを批判するだけでなく、QUADの枠組みで代わりのエネルギー源(米国の天然ガス、豪州の石炭、日本の精製技術)を融通できる仕組みを作ることです。インドを「東方軸」から少しでも引き戻す現実的な選択肢になります。
③国内の製油所を柔軟にする
これまで中東産の原油に合わせて作られてきた日本の製油所を、米国の軽い原油、南米の重い原油、アフリカの中程度の原油にも幅広く対応できるように投資することです。この設備の柔軟性こそが、「価格が下がったから中東に戻ろう」という誘惑への構造的な抵抗力になります。
④石油備蓄を大切にする
日本の石油備蓄は2025年12月末時点で254日分(製品換算約7,157万kl・約4.6億バレル)で、内訳は国家備蓄146日分・民間備蓄101日分・産油国共同備蓄7日分です。ただ、専門家は「ランニングストック(普段の稼働に必要な在庫)を差し引いた実際に使える量はもっと少ない」と指摘しています。段階的にしっかり積み増していく必要があります。
⑤円決済・多通貨契約の検討
Q10で触れた「為替リスク」に備えて、米国とのドル基軸協力を維持しつつも、アジア域内で円建て契約も含む多通貨契約を段階的に検討する余地があります。
いずれも一朝一夕にはできませんが、8月末に政府がまとめる「エネルギー需給構造強靱化パッケージ」の中身が、その方向を決める大きな一歩になります。ここで示される内容によって、日本の10年後のエネルギー安全保障の姿が大きく変わります。
一言でまとめると、どういうことですか?
日本が中東多角化を進めるのは、経済安全保障として正しい判断です。ただし、その「空いた席」を誰が埋めるかを日本は選べません。そして今、その席には中国・インド・ロシアの「BRICS+軸」が座りつつあります。
この構造は、日本にとってガソリン代・為替・物価・外交力の4つの面でじわじわ効いてくる大きな変化です。そしてもう一つ大事なのは、この変化は「日本が中東多角化をやめれば元に戻る」性質のものではないということ。中国・インドの需要拡大も、ペトロユアン加速も、中東の東方外交も、日本の政策とは無関係に進行しています。多角化を後戻りさせるのではなく、多角化と並行してアジアの仲間との協力、国内の備え、通貨・外交面での柔軟な準備を重ねていくことが、これからの日本のエネルギー安全保障の要になります。
「多角化」という一枚のカードだけでは、日本の暮らしを守るのは難しい——これが今回のニュースが本当に私たちに伝えていることです。
よくある質問
日本の中東多角化はもう決まっていて、変えられないのですか?
政府は「恒久化する」方針を明言していますが、8月末に策定される総合パッケージの具体的な中身が確定するのはこれからです。多角化の程度や優先順位は今後も調整の余地があります。
中国が原油をたくさん買うと、なぜ日本の暮らしに影響するのですか?
中国が中東の主要顧客になると、中東の産油国は中国の意向を優先するようになります。日本が困った時に中東から原油を分けてもらいたくても、以前のようには融通してもらえない場面が増える可能性があるためです。
ペトロユアンが広がると、円は弱くなるのですか?
直接「円が弱くなる」わけではありませんが、これまで頼ってきたドル建て決済の仕組みが揺らぐと、日本の外貨準備や貿易決済の前提が変わります。円建てや多通貨の契約を進めていく必要性が高まると考えられます。
BRICSやBRICS+って何ですか?よく聞くけどよくわかりません。
もともとブラジル・ロシア・インド・中国・南アフリカの新興5カ国の集まりが「BRICS」です。2024年からサウジアラビア・UAE・イラン・エジプト・エチオピアなども加わって「BRICS+」に拡大しました。米国主導のG7に対する、新興国主導の経済・外交グループです。
日本の石油備蓄は本当に足りているのですか?
2025年12月末時点で254日分(約7,157万kl・約4.6億バレル)と、国際的に見ても高い水準です。ただ、危機下で放出した分の減少や、実際の稼働に必要な「ランニングストック」を差し引くと、専門家は「使える量はもっと少ない」と指摘しています。段階的な積み増しが求められます。
私たち一人ひとりに、できることはありますか?
エネルギーは政府が主に対応する分野ですが、省エネや電気自動車、再生可能エネルギーの選択など、暮らしの中でエネルギーの使い方を見直すことが、結果的に日本全体のエネルギー安全保障につながります。
なぜプラスチックパレット株式会社がこの記事を書いているのですか?
当社は千葉県我孫子市に本社を置くプラスチックパレットの専門商社で、物流資材を全国のメーカー・物流企業様にお届けしています。プラスチックパレットの原料は原油から作られる樹脂であり、原油価格・中東情勢・エネルギー地政学は、私たちのお客様の物流コストに直結する重要なテーマです。だからこそ、専門的な分析を「やさしく解説」の形でお伝えし、事業活動にお役立ていただきたいと考えています。
主な情報源
- 資源エネルギー庁「中東情勢を踏まえた石油及び関連製品等に関する対応」(随時更新)— 日本の中東依存度・原油輸入量データに使用
- 経済産業省「中東情勢を踏まえた燃料油・石油製品の安定供給確保及び重要物資の安定的な供給確保の対応状況」(令和8年6月11日資料)— 代替調達率10割見通しデータに使用
- 資源エネルギー庁「石油備蓄の現況」(令和8年2月公表、令和7年12月末時点)— 日本の石油備蓄254日分データに使用
- Center on Global Energy Policy at Columbia University, "Where China Gets Its Oil"(2026年1月29日)— 中国の2025年原油輸入日量11.6百万バレルデータに使用
- U.S.-China Economic and Security Review Commission (USCC), "China-Iran Fact Sheet"(2026年3月更新)— 中国・イラン25年協定、対中東貿易額データに使用
- ET EnergyWorld / Kpler, "India crude oil imports March 2026"(2026年4月26日)— インドのロシア原油シェア50%データに使用
- CSIS, "Russian Crude and India: Here to Stay Amid Middle East Tensions?"(2026年3月6日)— インドのロシア原油シェア推移データに使用
- Bloomberg, "Saudi Oil Sales to China Up After Price Cut to Five-Year Low"(2026年2月16日)— インドの追加購入100万バレルデータに使用
- Fortune, "2 years ago, Saudi Arabia quietly canceled the 'petrodollar' deal with America"(2026年4月7日)— ペトロダラー・ペトロユアン論に使用(※メディア分析であり両国政府公式発表ではありません)
- Asia Society Policy Institute, "Petroyuan and Renminbi Internationalization"(2026年1月分析)— ペトロユアンの評価に使用
- 外務省「エネルギー強靱化に関するAZEC+オンライン首脳会合の開催」(2026年4月15日)— パワー・アジア構想の詳細に使用
- 日本経済新聞(2026年6月6日)「サウジ原油の調整金、7月積み9.5ドルに下げ 引き合い弱まる」— サウジ7月積みOSPデータに使用
※ 本記事の数値は執筆時点(2026年7月3日)の複数の独立した一次情報源に基づきます。情勢は日々変化しているため、最新情報は各一次ソースをご確認ください。より詳しい専門的な検証はこちらの記事をご覧ください。